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自転車ヘルメットの「あご紐ゆるゆる」はむしろ危険。

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個人的に荒北仮面に興味がないのでどうでもいいのですが、読者様から

読者様
読者様
なぜこの人はヘルメットのあご紐がゆるゆるなのですかね?

と質問を頂きました。

https://youtu.be/0514Gk5EsBg?si=9UCUlp3UFiKiRJvO
管理人
管理人
それは荒北仮面に聞いてもらえば…

としか言えないけど、一見すると何か違うモノをぶら下げているのか疑うほどゆるゆる。
今回はヘルメットのゆるゆるあご紐はむしろ危険という話を。

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ヘルメット脱落事故

オートバイや原付のデータになりますが、事故った時のヘルメット脱落はまあまあありましてね…

https://www.itarda.or.jp/contents/477/info61.pdf

脱落ナシが90.1%(157571人)に対し、脱落ありは6.9%(12142人)。
そして興味深いデータとしては、非着用よりもヘルメット脱落したケースのほうが死亡率は高い。

https://www.itarda.or.jp/contents/477/info61.pdf

財団法人交通事故総合分析センターによると、非着用よりも脱落アリのほうが死亡率が高くなる原因は特定できていないそうな。
そしてもうひとつ興味深いのは、これ。

https://www.itarda.or.jp/contents/477/info61.pdf

原付と自動二輪について、速度とヘルメット脱落率の相関性を示すもの。
速度が速くなるとヘルメット脱落率が上昇してますが、時速30キロ以下は速度に関係なく原付で9%、自動二輪で7%程度の脱落が見られること。
ロードバイクの速度域はせいぜい25~40キロ程度と思われますが、その速度域はもっと遅い場合と比較してもヘルメット脱落率はあまり変わらない。

 

次にかぶり方が正常だった場合と、あご紐がゆるゆるだった場合の脱落件数をみていきます。

https://www.itarda.or.jp/contents/477/info61.pdf

かぶり方が正常だった場合に起きた脱落は6件(2.1%)。
あご紐がゆるゆるだった場合の脱落件数は、57件中47件(82.5%)ときわめて高い数字を叩き出している。
これらからすると、あご紐ゆるゆるヘルメットにするくらいならノーヘルのほうがマシな可能性すらある。
なぜ荒北仮面のヘルメットがあご紐ゆるゆるなのかは知りませんが、原付やオートバイの事故判例では不適切なヘルメット着用方法により脱落した事例について、不適切な着用方法として過失相殺したものが複数あることに注意。

 

あとここまでゆるゆるだと、転倒時に紐が何かに引っ掛かり、ギロチン効果でしんでしまうリスクがありそう。
身体はあっちに投げ出されたのに顔は紐で引っ張られてしまう…という恐ろしい事態が起きそう。

かぶることが目的ではない

ヘルメットの目的は、何らかの事故に遭った際に頭部へのダメージを減らすこと。
要はケガの軽減を目的にする。

 

その目的を達成するためのかぶり方をして意味があるわけで、ゆるゆるヘルメットをかぶっても意味がないどこかかむしろ危険になりうるのよね。

 

サイズが合わないかぶせモノを使ったり、きちんと根元までかぶせないままプレイしたら脱落しかねませんが、それでは意味がない。

 

目的を達成するためには用法用量を守って正しく使わないと、むしろ害なのよね…


コメント

  1. jukka より:

    ゆるゆるではなかったのですが顎の下ではなく、顎の前でヘルメットストラップを止めてる人がいて
    お前は江戸の人かとツッコミそうになったことがあります

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