ちょっと前に取り上げたフレームのフロントセンターとトレイルの件ですが、

グストのフレームは、小さいサイズはフロントセンターが短い。
しかし新しく登場するGTRではフロントセンターの短さが改善されていて、フォークは全サイズ共通なので最小サイズのトレイル量が異常に増大している。
ただしトレックなんかも最小サイズのトレイル量が72mmもあるらしい。

ところで、フロントセンターが短いと直進安定性が落ちると思われ、さらにいえばハンドルを切ると爪先に干渉することが考えられますが、ちょっと興味深い話。
ワンバイエスのフレームは、かなりフロントセンターが短いのでして。
一例としてロードリムブレーキモデルのJFF#503は、最小サイズのフレームサイズ460で559.3mm、中間サイズのフレームサイズ520mmでも561.8mmになっている。

ただし、ワンバイエスのカタログでは前輪の曲げ角度によっては爪先にあたり転倒する可能性があるから理解して購入するように注意書きがある。
クロモリフレームだからフロントセンターが短い…というわけではない。
パナソニックのフレームをみると、

最小サイズでフロントセンターは579mmになっている。
ちなみに最小サイズから少し大きくなったサイズ(500~530mm)では、フロントセンターが577~578mmと短くなる点も興味深い。
フロントフォークは全サイズ共通なのかな。
ジオメトリには設計思想が現れますが、ワンバイエスはフロントセンター短めが好きなのだろうか。
むしろ乗ってみたい。
ついでに「!CYCLES」のクロモリロードNEO URBAN SPEEDER「R101!」も見てみたのですが、
— 株式会社マルイ【公式】 (@maruiltd) January 18, 2024
フレームサイズXXSではフロントセンターが538mmしかない。
これはヘッド角が72°になっていて「立っている」ことが原因だと思われますが、全サイズでトレイル量はほぼ同じになっている。
フロントセンター538mmはかなり短い気がしますが、最小サイズのクランク長は160mm採用。
ちなみにフロントセンター非公開のフレームブランドはまあまあある。
そしてこうみると、700cで小さいフレームってどこかムリしてる感があるし、本来なら小さいフレームサイズは650Bとかにすべきなんでしょうね。
グストのGTRにしても、最小サイズのフロントセンターを確保しようとヘッド角を寝かせた点は良かったけど、フォークが全サイズ共通だからトレイル量がおかしくなっている。
ワンバイエスや「!CYCLES」のクロモリロードNEO URBAN SPEEDER「R101!」は、最小サイズのフロントセンターがかなり短い。
そこまでするなら車輪径を下げたほうが乗りやすいように思えるけど、700c以外になるとホイールやタイヤなどのパーツが一気になくなるからややこしい。
ところで、ロードバイクの性能を評価する上では平坦、登り、下りという少なくとも3つのパターンが必要ですが、いわゆる試乗では登りと下りの評価は不可能。
平坦なところをクルクル回っても、ごく一部しかわからないことになる。
サイクルモードみたいなところでの試乗に価値を感じないのはそういうこと。
それと、パーツの互換性を重視して700cに統一したのは本当に正解だったのか疑問がある。
様々なサイズのタイヤやホイールを出せばコストがかなり掛かるから仕方ないにしても、最適解は車輪径を下げることだったのではなかろうか。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


コメント
最適解は車輪径を下げることだったのではなかろうか。
車輪径を拡大されたMTBと言うのがありますね(26インチじゃなかったっけ)
笑。
マウンテンバイクは車輪径がコロコロ変わってますね。