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GP5000の転がり抵抗は最強!しかし、タイヤって転がり抵抗だけでも決まらないですよね。

2019モデル
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タイヤの転がり抵抗を実験して計測している海外のサイトで【Bicycle Rolling Resistance】というサイトがあります。
様々なタイヤの転がり抵抗や耐パンク性能を調べていることで定評があるサイトです。




先日販売開始されたコンチネンタルのGP5000ですが、やはり転がり抵抗はかなりいいようです。

GP5000の転がり抵抗

いろんなサイトでこのデータは転載されているので今更書くまでもないような気もしますが、ちょっと思うところを。


転がり抵抗が低い順に書くとこうなります。

タイヤ名 ワット数 転がり抵抗(CRR)
Vittoria Corsa Speed (open TLR) 7.7w 0.00231
Vittoria  Corsa Speed (tubular) 9.1w 0.00273
Continental Grand Prix TT 9.9w 0.00297
Continental Grand Prix 5000 10.0w 0.00300
Hutchinson Fusion 5 Galactik TL 10.1w 0.00303
Specialized Turbo Cotton 10.1w 0.00303
Pirelli P Zero Velo TT 10.2w 0.00306
Continental Grand Prix SuperSonic 10.2w 0.00306
Continental Grand Prix 4000S II 12.2w                             0.00366

※拘束条件としては空気圧8.3Bar。

 

ヴィットリアのコルサスピードが群を抜いていますが、このタイヤチューブレスタイヤとしては超軽量の225gとなっていて、あくまでもTT用というイメージです。
そのほか、コンチネンタルのグランプリTTとかピレリのTTも転がり抵抗が低いですが、これも超軽量でTT用の一発決戦用というイメージです。
スーパーソニックも同様ですね。

 

まともに常用できるレースタイヤとしては、新型のGP5000の転がり抵抗の低さはなかなかのものといえそうです。



GP5000を使った人いわく。

実は既にGP5000のインプレを頂いています。
GP4000S2に比べると硬さはそれほどでもないそうですが、硬めの傾向については相変わらずという感じのようです。
このあたりは人それぞれ体感が違いますので、何ともいえませんが・・・

 

で、触ってみるとGP4000S2よりもトレッド面が薄いそうで、GP4000S2ほどの耐久性はないのではないかと言ってました。
これについては使い続けて観察しないとわからない要素ですが、GP4000S2が人気の理由としては、転がり抵抗の低さもそうですが、レーススペックのタイヤとしては高寿命だということが挙げられるのではないでしょうか?

タイヤは消耗品ですし、アマチュアサイクリストではタイヤ一本の値段というのもそこそこお財布にダメージを与えます。
なるべくなら安くいいものを買えて、それでいて耐久性が高いほうが嬉しいと思う人が圧倒的だと思いますので。

 

転がり抵抗については確かにいいそうです。
しかし使い古したGP4000S2との比較なので、古タイヤと新品の比較になっているかもしれないとのことで、もうちょっと遣ってみてから結論を出したいとのお話でした。

 

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転がり抵抗が低ければ最強?

レースをする上では、転がり抵抗の低さを気にする人も多いのかもしれませんが、当サイトのようにレースよりもロングライド志向の人にとっては、転がり抵抗が低い=ベストなタイヤ、というほど単純でもない気がします。

 

GP4000S2もいいタイヤですが、私自身はさほど好きではありません。
もうちょっとしなやかなほうがいいな・・・というのが私の好みです。

 

同じような感じで、最近はピレリを選ぶ人が多いような気がします。
GP4000S2よりもしなやかな乗り味になるそうです。

 

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私がヴィットリアのコルサを使うのも同じような理由で、GP4000S2の硬さがどうも気になってしまい、そこだけがマイナス要素です。
いいタイヤなんですけどね。

Vittoria CORSAインプレ。オープンコルサCX3から変えました。
長年使ってきたヴィットリアのオープンコルサCX3がすでに廃版なので、後継タイヤのコルサに変えました。 コルサが登場してからもうだいぶ経っていますが、今更ながらインプレです。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle

 

とりあえず初心者さんが始めてのタイヤ交換で選ぶべきタイヤとしては、GP4000S2(廃盤)やGP5000というのはベターなチョイスであることは間違いありません。
その上で、もうちょっとしなやかなほうがいいなと思うならピレリなんかもいいでしょうし、ヴィットリアのコルサもいい選択肢です。

 

もっとモッチリ感が欲しいなら、ミシュランのほうがいいでしょうけど。

 

転がり抵抗もタイヤにとっては重要な要素です。
GP5000の空力について海外のサイトで比較実験されているのも見ましたが、正直なところタイヤによって空力が違うとしても、それが有意な差、体感できる差になるかは果てしなく微妙です。

 

タイヤの性能としては、あとはグリップ力や振動吸収性があります。

転がり抵抗、グリップ力、振動吸収性、耐パンク性の4つがタイヤの4大要素だと思っていますが、どこに重きを置くかは人それぞれです。
転がり抵抗がよければ常に最高というほど安易な話ではないと思っていたほうがいいと思います。

 

まあ、数値化されたデータに弱いというか、そういうのを信じたくなる気持ちもわからなくはないですが、数値化されない【快適性】という曖昧な言葉こそが、タイヤ選びで重要なんじゃないかと思うわけです。
快適性というのは、人によってはよく転がることを【快適】というかもしれませんし、振動吸収性がいいことを【快適】という人もいるでしょう。
あなたにとっての快適性を実現してくれるタイヤが、どれなのかは数字ではわからないわけです。

 

ニュータイヤを早く試したいという人もいるでしょうし、ウイグルで激安になっているGP4000S2を買う人も多いでしょうし、私のように激安化されたGP4000S2に心が奪われつつも結局ヴィットリア買う人もいるでしょうし。

Continental – Grand Prix (グランプリ) 4000S II フォールディングロードタイヤ 23c (ペア)


Continental – Grand Prix (グランプリ) 4000S II フォールディングロードタイヤ (ツインセット、25c)

このあたりも人それぞれの価値観だと思うわけです。




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