先日から行っていたアンケートですが、
http://roadbike-navi.xyz/archives/8862
アンケート回答数も落ち着いてきたので、ここで結果発表とさせていただきます。
どこの国でフレームが製造されたか、気にしますか?
気にしない | 201票(37%) |
台湾製は気にしないが中国製は気にする* | 159票(29%) |
全く気にしないという訳ではないが、それが購入する時の判断基準にはならない* | 107票(20%) |
気にする | 45票(8%) |
「誰が組んだか」のほうが重要です 信頼できるショップで購入したいです* | 21票(4%) |
むしろ昨今では台湾製の方が品質が高くて安心* | 6票(1%) |
総数 | 539票 |
今回は緩めのアンケートです。
気にしないという方が最も多いですね。
【「誰が組んだか」のほうが重要です 信頼できるショップで購入したいです】というご意見も頂きました。
確かに、組む人の力量で、走りの性能まで変わってしまうのがロードバイクです。
一般的にロードバイクは、メーカーからショップに納品されるときは7部組みといって、70%完成、30%未完成の状態で来ます。
これをショップの店員さんが組み立てて売るわけですが、単に30%組み立てて売る店もあれば、一度全てバラバラにしてからグリスアップして組み立てる店もあります。
ただ、なかなか難しいのは、一度全てバラバラにして組み立てる店でも、作業の不手際により重篤なトラブルがあった事例は聞いています。
全部バラバラにしなくても、触ったり動かした感触でバラすかどうかを決めているショップもあるわけで、結局は自分で信頼できる人を見つけられるか次第ですね。
【むしろ昨今では台湾製の方が品質が高くて安心*】というご意見も頂いています。
これについてですが、実は台湾でも中国でも、レベルが高い工場もあれば、レベルが低い工場もあるそうです。
総じて、台湾の工場はそこそこのレベルにあることが多いようですが、実態としてはそうでもない工場もあるようなので、なかなか難しいのが現状です。
いわゆる中華カーボンホイールでも、リムの精度がよくレベルが高いリムもあれば、ゴミレベルのカーボンリムもあるわけで、中華カーボンという括りだけで見ると実情はちょっと違うわけです。
FFWDのリムだって、中華カーボンリムですし、SACRAのリムだって、中華カーボンリムですしね。
というよりも、品質の高さで言うならば、メイドインジャパンのヨネックスとか、メイドインフランスのTIMEとかは、かなり品質が高いというか、台湾にOEMさせると品質が落ちるでしょう。
ヨネックスが日本製にこだわるのは、OEMではヨネックスが求める品質が確保できないからとも言われています。
ただ、日本だろうとフランスだろうと、中華圏よりも人件費が高いので、その人件費がそのまんまフレームの製品価格に反映されてしまいます。
ヨネックスだって、台湾にOEMで作らせればもっとはるかに安いでしょうけど、それはヨネックスが求める品質にはならないということです。
個人的な予想としては、もうちょっと製造国にこだわる人が多いのかと思ってました。
なので私にとっては、このアンケート結果は意外です。
個人的にはどこで作られようと、品質さえしっかりしていればOK
私自身の考え方としては、品質さえしっかりしていれば、どこで作られようとあまり気にしません。
ただし、TIMEユーザーはやはりフランスで作られてなんぼと思うでしょうし、他社でも、中華圏以外で作られていることに優越感を持つ人もいるのだと思います。
ちょっと前にも、ビアンキでイタリア製じゃないとイヤだ!という話がありましたが、たぶんですがフレーム自体の製造はイタリアでは全部やってないと思います。
オルトレXR4の中には、イタリアで職人さんが塗装したという話も聞くのですが、カーボンフレーム自体はたぶん台湾製だと思いますし。
(詳細は知りませんが)
コルナゴも、フラグシップモデルはイタリア製でしたっけ?
それ以下は台湾だと思いますが。
メリダというと、世界第二位の販売を誇る台湾のメーカーです。
しかしドイツ人は、メリダはドイツの企業だと思ってたりします。
これの理由ですが、メリダの開発拠点はドイツにあり、メリダの自社製自転車がさっぱり売れなかった時代に、ドイツで定評があったセンチュリオンに提携を申し込んで、それ以降はメリダの開発拠点はドイツにあります。
ちなみに、今センチュリオンはメリダの傘下にいます。
ドイツでは、【メリダ IN ジャーマニー】みたいに謳っているそうなので、そういう勘違いも起こるのかも。
メリダの傘下には、アメリカのスペシャライズドもいますしね。
ずいぶん前は、台湾製ってだけで嫌がる人もいたというか、コルナゴの製造が台湾になったときも【コルナゴは終わった】と言っている人もいましたし、トレックの製造が台湾になった際も似たようなことを行っている方がいました。
どう考えようと人それぞれ自由ですが、台湾で作る理由は、製造技術が高く、人件費が安いからです。
自社で工場を構えると、設備費のほかに人件費がかかります。
それよりも、台湾企業に製造を委託したほうが安いという理由ですね。
イタリア製じゃないとイヤだ!とか、フランス製じゃないとイヤだ!と考える人もいるでしょうし、同じ品質なら安いほうがいいと考える人もいるでしょう。
どっちが正しいとかではないので、それは人それぞれ自由です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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