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いまだに間違いが多い!ティアグラ4700のスプロケには1mmスペーサーなんぞ不要!

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これについては過去に何度も書いていることですが、いまだにスプロケとスペーサーについて間違っている人がいます。
というのも、




メルカリでホイールを買ったときに、スペーサーが付属しないと聞いていたので、ティアグラを使っているのでネットで調べてスペーサーを買いました。
1.85mmと1mmの二つが必要と書いてあるサイトと、1.85mmだけで十分と書いているサイトがあって、わかんないので両方買いました。

どっちが正解なんですか?
とりあえず2枚入れました。

これ、なぜか嘘を平気で書いているサイトもありますし、ネット上では嘘も蔓延しています。

4700ティアグラに1mmスペーサーは不要

結論から言いますと、4700ティアグラには1mmスペーサーは不要です。
4600ティアグラもそうです。
あと古いスプロケですが、アルテグラ6600のジュニアカセットも同じく不要です。

 

ちなみに、次に10速スプロケは1mmスペーサーが必要です。
・デュラエース(7900など)
・アルテグラ(6700など)
・105(5700など)

 

これ、何度も書いていることですが、この1mmスペーサーというのは、そもそもスプロケの一部なんです。
7900デュラエースなどは、1mm分を分離できるような構造にしてあるだけです。

 

1mm分を分離できる構造にしていた理由ですが、過去には10速専用ホイールというクソ仕様がありました。
普通の10速対応ホイールって、8速でも9速でも使えるわけでした。
ところが10速専用ホイールというのは、10速スプロケ、しかも7900、6700、5700などしか使えない仕様になってました。

 

これらが10速専用だった理由ですが、要は1mm分を抜けばスプロケが入るという仕様だったんですね。
8速も9速も10速(スペーサー込み)も、スプロケ幅は同じです。
10速専用ホイールは、8速と9速が入らないようにされたクソ仕様だったわけです。

 

で、今の時代に、10速専用ホイールはありません。
なので1mm分を分離できるようにする必要性がないので、分離せずに最初からくっついているのが今のティアグラです。

なぜか間違っている人が多いのですが

これ、前にも間違った知識で、【このサイトは間違ってますよ】と言ってきた方もいます。
http://roadbike-navi.xyz/archives/2435

 

7900デュラや5700の105時代の10速スプロケは、確かに1mmスペーサーが必要でした。
4700ティアグラでは1mmスペーサーが不要になったのと、4700のリアディレーラーは11速STIと組み合わせても使える(5700などの旧10速STIとは互換性がない)などから、4700のスプロケは今までの10速スプロケと互換性がないと信じている人がなぜかいます。

 

こういうの、シマノのサイトを見れば明らかなのですが、7900デュラでも4700ティアグラでも、スプロケ自体は互換性があります。
完全互換です。

 

4700スプロケでは、単に1mm分分離できる構造をやめたというだけの話で(4600時代からそうなんですが)、

 

(7900スプロケ+1mmスペーサー)=(4700スプロケ)

 

幅は同じです。

 

なので、4700スプロケを使う場合には1mmスペーサーは不要です。

 

こういう間違いですが、特にヤフーの知恵袋などに多いです。
知恵袋は正しい解答を導く場所ではなく、テキトーに集まった回答の中から、質問者が気に入った回答を選ぶだけの場所なので、ベストアンサーが必ず正しいとも限りません。

 

知恵袋を信じると、痛い目に遭うことが多いです。

 

そういうわけで、正しいこととしては

11速対応ホイールに4700ティアグラのスプロケを入れるときは、ホイール付属の1.85mmスペーサーのみを入れる

これが正解です。

 

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