ロードバイク初心者に贈る、事故に巻き込まれないための9つの鉄則。

ロードバイクは公道を走る乗り物ですが、同じ道路を車やオートバイなどと共用するため、どうしても事故というものは残念ながら発生してしまいます。
事故といっても、自分の不注意で落車してしまう事故もあれば、車やオートバイなどに巻き込まれる事故もあります。




ロードバイクを初めて買った人は、その軽快な走りで驚くと思うのですが、事故を起こさない、事故に巻き込まれないためにどうしたらいいのか、その鉄則を挙げていきましょう。

鉄則1 法律は守る

何を当たり前のことを・・・と言われてしまいそうですが、これがまず大きな原則です。
法律を守るというのは、信号は守る、右折するときは右折レーンには入らないで二段階右折する、歩行者優先、などなどです。

法律って、みんなが守ることで安全になるように出来ているわけですので、信号無視とかやはり論外です。

このように、右折レーンに入るのはNGです。

きちんと二段階右折しましょう。

鉄則2 ヘルメット、アイウェア、グローブは必ず着ける

先日も記事で書きましたが、

ヘルメットよりもアイウェアが大切?という意見を頂きまして。

ロードバイク乗りがアイウェアを着ける理由ですが、走行中って目にゴミとかいろいろ入ってくるもんです。
急に虫とか目に入ると、視界がゼロになり大パニックです。
グローブは、転倒したときの擦過傷を軽くする効果もあるのですが、ハンドル持ったときに滑りにくくする効果もあります。

ヘルメットは事故の予防というよりは、事故ってしまったときの怪我の予防ですね。
ただし、前にタクシードライバーの方が言ってましたが、ヘルメットしている人のほうがマナーがいいという認識を持っている人もいるらしく、ドライバーから見ても好印象だそうです。
それがどれだけ事故軽減に繋がっているかはわかりませんが。

鉄則3 オーバースピードにはならないこと

ロードバイクを買って速いし軽快だしで喜んでいることと思いますが、きちんと確認してほしいのはブレーキ性能です。
どれくらいレバーを引けばどのように減速するのか、それをまず確かめます。

その上で、自分がコントロール不能なレベルの速度は出さないことです。
長い下り坂だと、それこそ勝手に速度が50キロ近く上がってしまうこともありますが、制御不能な状態が一番危ないです。

ペダルを全力で回せば、初心者でも時速40キロとかは出てしまう乗り物ですが、スピードを出すことは容易でも、制御できるかは別問題です。
時速40キロからフルブレーキすると、初心者さんは前転して吹っ飛ぶでしょうけど、制御できない速度域は控えたほうがいいでしょう。

サイクリングロードで時速50キロくらいまで出してますが、

そもそもこんな速度域で走るから対応できないわけで。

コーナーリングでの減速が足りてない事例。

結構道路の凹凸がありそうな感じですが、オーバースピードで制御し切れてない事例。

鉄則4 大型車を優先させる

車道を走っているとどうしても車のほうが速いわけなので、追い越しされます。
一番初心者さんがヒヤッとするのは、大型車、例えば長いトレーラーなどに追い越しされるときではないでしょうか?

信号待ちのときに、後から大型車が来ていたら、あえて一度歩道に上がって大型車を先に行かせるなどしたほうが安全です。
信号待ちのときに、無意味にすり抜けて前に出ても、どうせ速度差の問題から車に追い越しされるわけです。
追い越しされるときにヒヤッとするわけなので、それなら無意味に前に出ないことも大切。

鉄則5 ビンディングペダルのリリースは早めに

目の前の信号が赤になりそうなら、早めに片足だけビンディングペダルをリリースしておいたほうがいいでしょう。
基本は左側を外して信号待ちしますが、片足で待っているときにふらついて倒れる人もいるので、不安なら両足をきちっと外しておく。

まあ、初心者さんなら、最初からビンディングペダルを使わないというのもアリでしょう。
ロードバイク自体に慣れるまでは、フラットペダルにしておいたほうが無難です。

最初からビンディングペダルでもいいのですが、ブレーキングやら走り方やらいろいろ気をつけないといけないのに、さらにビンディングを外すことまで入ってくるとパニックになる人もいるので。
プロショップだと最初からビンディングペダルを勧めてくる店が多いようですが、最初の数ヶ月はフラットペダルでもいい気がします。

鉄則6 左折巻き込みに注意せよ

左折できる交差点がある場合、【何かあるな】と危険を察知することも重要です。
この動画では車がウインカー出してないとも見えますが、ノーウインカーで曲がろうとするヤツだって世の中にはいます。
なので交差点ですり抜けなどしようとは思わないことです。

あと盲点なのは、左側にコンビニだったり飲食店だったり、店に入ろうとしていきなり左折してくる車もいます。
左からすり抜けして走っていれば、そういう危険に遭う可能性も高まるわけです。

こういうのもそうですね。
こんなタイミングで追い越し&左折してくる車もいますので、後の車の音を察知することも大切です。

対向車線から右折してくる場合もあります。

路肩が広いとすり抜けして走りたくなるでしょうけど、こんなに危険があります。
車が悪い事故でも、怪我するのはロードバイク側ですからね・・・

特に大型車の場合、左後方、つまりロードバイクの存在は死角に入って見えてないこともあります。
車を信用しないということも大切で、世の中には下手な運転手がいて、無法者がいつどこで左折してくるかわからないということを頭に入れておいたほうがいいでしょう。

鉄則7 音楽聴きながらはNG

法的には一部の都道府県を除き、音楽を聴きながら自転車に乗ることが違反とは限りません。
多くの都道府県では、【音楽などを聴いていて安全に必要な音が聞こえない状態で自転車に乗るのが違反】ですが、ロードバイクに乗っているときって、音って重要です。
後から迫ってくる音で、大型車が来ているなと感じるとか、メカトラブルによる異音とか、音楽聴いていると察知が出来ない、もしくは察知が遅れます。

私が把握している限りでは、京都府についてはイヤホン・ヘッドホンは完全に禁止になってますが、法的な面もそうですが、安全性が落ちるので音楽聴きながらロードバイクに乗るのはやめたほうがいいでしょう。

イヤホンでもヘッドホンでもない、自転車に乗りながら音楽を聴けるものがあるところで紹介されていました。 ケンウッドの【CAX-NS1BT】と...

鉄則8 サイコンとか気にしすぎない

ロードバイクを買ったときに、サイクルコンピューターを買う人は多いでしょう。
速度が出るとか、今登っている坂の勾配がわかるとか、いろんな機能があるわけですが、サイクルコンピューターばかり気にしているとまっすぐ走れずにフラフラする結果に繋がります。

最初のうちは【40キロ出たぜ!】とか面白いとは思うのですが、あまりサイコンの画面ばかり見過ぎないことです。
スマホでナビしているとかも、あまりオススメしません。

こちらはサイコンの角度?が気になったのか、峠の下りで直そうとしてますが、そんなところに気を取られているから落車してます。

ロードバイクを買って半年後くらいが一番危ない

ロードバイクを買って半年も乗れば、かなり慣れてくるでしょう。
いい感じに慣れてきたあたりのほうが、油断から事故に遭いやすい気がします。

買ってすぐはいろいろと慎重に乗っていたものが、慣れてきたあたりだと多少横着してしまったりすることで、事故に遭いやすいもんです。
例えば、ベテラン風のローディーが、信号待ちでビンディングを外さずに、柵などに掴まって信号待ちしていることもありますが、調子乗ってそういうことしてバランス崩して立ちゴケとか。
信号が青になったタイミングでこけると、最悪の場合後続車に轢かれて爆死します。

代表的なポイントだけ挙げましたが

あくまでも代表的なポイントばかりを挙げましたが、ほかにもいろいろ挙げようと思えばあります。
ロードバイク乗りは手信号で後の車やロードバイクに指示を出すこともありますが、初心者のうちは手信号よりもまずは両手でしっかりとハンドル操作やブレーキ操作したほうがいいです。

手信号出すために片手運転になった結果、バランス崩して落車なんてしたら意味がないですから。
こちらの動画では、手信号出した直後に落車してます。
片手ブレーキングで、前ブレーキをガッツリ握ったのがトラブルの元でしょう。

これなら、大声で【止まります!】などと発声して、両手でしっかりとブレーキ操作したほうが安全です。
安全のために手信号を出すと言われますが、慣れてない人が手信号を出すくらいなら、出さないほうがマシです。

ほかにも、マンホールやグレーチングの上はなるべく避けて走ったほうがいいですよね。
滑りますし、グレーチングは嵌ることもあります。

ついでに言うと、完成車の多くは低グレードのタイヤしか付いてませんが、いいタイヤに変えると滑りにくくなります。
正直、こんなに違うのかというくらい安全性も増します。

時々、

レースに出るわけでもないし、タイヤに金かけてもしょうがない

という人もいますが、速く走りたいからいいタイヤにするとは限らず、グリップ力も格段に上がるからいいタイヤにするわけです。
レース派だろうと非レース派だろうと、タイヤはケチらないのが鉄則です。
タイヤを変えるだけで、ブレーキ力すら上がりますので。

ブレーキが効かないなら、タイヤをケチるな!ブレーキ力を左右するタイヤの質。

ハンドル持っていて滑る感覚があるなら、いいバーテープに変えるだけでも安全性が増します。

【インプレ】リザードスキンズの2.5mmバーテープ。前は3.2mmでしたが。

ロードバイクに乗っていると、事故に遭いやすい人っています。
何度も何度も事故っている人を知ってますが、峠の下りで90キロ出たとか、何ら反省もないようでして、ある意味ではレジェンド級なんですが。
一歩間違うとただのバカですからね。
骨折して会社休んでを繰り返している人を知ってますが、会社からしても迷惑そのものでしょうし。

何度か乗っているうちに、自分なりに気をつけるべきポイントって分かってくると思います。
こういう場面では要注意など、自分の中でセオリーが出来てくると思いますが、初心者さんは最初のうちはいろいろ気をつけすぎるくらいのほうがいいかもしれません。
集団走行とかも、無理してしないほうがいいですよ。