ゾンダのラチェット音を、グリスを抜かずに大きくする方法【非推奨】

うちに来るメールの中で結構多い話題なのですが、【ゾンダのラチェット音を大きくしたい】という話があります。
これ、どこで書いたのか覚えていませんが、ブログの中で【グリスを抜かずに音を大きくする方法がある】みたいなことを書いていたようで(どこで書いたのかは記憶なし)、それについての質問が結構来ます。



皆さん、ラチェット音デカいの、好きですよね・・・

私自身、ラチェット音が大きすぎるホイールが大嫌いでして、ラチェット音を大きくすることにはデメリットしか感じません。
変速調整でも、ラチェット音がギュルギュル鳴りまくっていたらよくわかんなくなるでしょうし、走行中にメカトラの前兆である異音すら気が付きづらくなる。

カッコいいとか、周囲の人に気が付いてもらえるから安全性が上がるとかいう人もいますが、それはこじつけでしょ!と突っ込みたくなります。
ですが希望する人もいるようなので、一応書きます。

注:この記事の内容は、私自身が試した話ではなく聞いた話です。
なので安全性は一切保証しませんし、そもそもやらないことをオススメします。
これによる事故などが起きても、一切当方には責がありません。

なぜ方法だけ知っているのか?

もう何年も前の話ですが、コンビニで休憩していた時のこと。
異常なくらいけたたましい音を奏でる、一台のロードバイクがコンビニに入ってきました。

カンパニョーロのゾンダを履いているその青年のラチェット音は、これでもかと思うほどの爆音でして、【何事か?】と驚いて振り返った記憶があります。

あまりに爆音だったので、興味本位でその青年に聞いてみたわけです。

私  『なんかすごいラチェット音ですね。これってグリスを抜いているのですか?』

これですか?これはラチェットスプリングに焼きを入れて硬くしているので、こういう音になるんですよ。グリス自体もやや硬めのものにしてますけどね

私  『スプリングに焼き??それって大丈夫なんですか??』

ショップの人に言わせたらそんなことするなと怒られるでしょうけど、僕は知識があるんで大丈夫なんですよ。カッコいいでしょ?

こんなやり取りだった思い出があります。
要はスプリングコイルを熱変性させて、硬度を上げているからこうなるみたいな説明だった記憶があります。

ちなみにカンパニョーロのラチェットスプリングはこんなやつです。

【あす楽】【M便】カンパニョーロ 5-FH-RE114 フリーボディ用ポールスプリング (5ヶ入)

実際のやり方

この青年はいろいろ詳しく説明してくれたのですが、さほど興味がある改造でもなかったので【ふーん】くらいにしか聞いてなかったのですねw
なので詳しいことはわかりません。

ただ推測するに、
・あまりに高温で焼きを入れれば、熱膨張して形状自体が変形するのでは??
⇒そんな高温を出せる設備を一般家庭で持っているとは考えにくい

・低温でやってもたぶん意味はない

こんな気がしますので、簡易型のガスバーナーかなんかでさっと熱を入れている程度なんじゃないかと推測しますが、真相は知りません。

リスクはあるのか?

カンパニョーロのフリーハブにあるラチェットスプリングは、正式にはポールスプリングという名前がついています。

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このパーツ、それなりの頻度で折れたり曲がったりします。
そうなったときは交換です。

このパーツは何をしているのかというと、ラチェットの爪を起こすためのバネで、これがないとラチェットの爪が起きないため、ペダルを踏みこんでも引っかからずに空転します。
なので超重要な機能部品です。

これに熱を加えて硬化させるという話ですが、勝手な予想ですが折れやすくなるというのも事実でしょう。
なので出先でラチェットスプリングが折れた際は自走不能に陥る可能性も含めた諸刃の剣という感じがします。

諸刃の剣と書きましたが、メリットはラチェット音が大きくなるという走行性には全く関係ない現象だけであって、デメリットはスプリング俺による自走不可能状態なので、原則としてはデメリットしかないような気もします。

ですがこういうことを思いついて実践している人もいるということだったので、全く推奨しませんが一応紹介だけしておきます。

どうしてもやってみたいという気持ちを止める理由もないですが、あくまでも伝聞形で聞いただけの話で全く実践していません。
なので期待通りの効果が出るのかも知りません。

ただ言えることとしては、先にラチェットスプリングの替えを買っておいて、それから試したほうがいいとは思いますね。

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あと出先で走行不能に陥っても知りません。
この手の作業ですが、作業スキルに自信がある人だけがやってください。
スプロケ外したこともないとか、フリーボディのグリスアップもしたことがないような人にはできませんし無理です。

どうしてもやってみた人は、まずはスプロケ外したりフリーボディのグリスアップがきちんとできるようになってから。
何事にも順番があります。
掛け算ができない人に、二次方程式は解けないわけです。
それと同じ。

あと、間違っても適当にライターかなんかで炙って、火事とか火傷起こしても知りません。

やるならきちんと体制を整えてやってください。

あと、ゾンダなどを買った人から【ラチェット音が静かだったので不良品じゃないか?】という質問が来たことがあるのですが、違います。
これにはワケがあって、数年前のカンパニョーロのホイールは、工場出荷時にはあまりグリスが入っていない状態で出荷されていて、最近はきちんとグリスアップされて工場出荷しているだけの違いです。
なのでどちらかというと、一昔前のもののほうが不良品だったわけです(不良品は言い過ぎか・・・)。

要は販売店で売るときにきちんとグリスアップしてから売ることを前提にしていたので、グリスが少なめで出荷されていただけの話。
そういうものを海外通販で買ったら、誰もグリスアップせずに買ってしまうので爆音だったわけです。


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ラチェット音が大きいのって、本当にカッコいいですかね?
どうも発想が暴走族に近いというか、近所迷惑にもなりかねない音がうるさいほうがいいなんて言う感覚が好きになれません。

まあ、自動車でもエンジン音が大きいのが好きという人もいますし、好き嫌いは止めやしませんが、少なくともロードバイクにおいてラチェット音が大きすぎるのはメンテナンスでは困ると思うんですけどね・・・

たまにラチェット音がうるさい人が後ろに勝手についていることがありますが、余裕で先に行かせます。




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