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ロードバイクを買う時の、正しいサイズの選び方を語る

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ロードバイクを買うとき、一番困るのはサイズ選びです。
そもそも、初心者的に最初にびっくりすることですが、ロードバイクは同じ車種でも様々なサイズがあります。




これを適切に選ばないと、後々大変です。
サイズが合わないロードバイクは、いくら高いものでもゴミ同然といってもいいほどです。

ロードバイクにサイズ???

ママチャリだと、26インチとか27インチなど、車輪(ホイール)の大きさがサイズになっています。
低身長の人が27インチに乗るのは大変ですよね。

ロードバイクの場合、どのサイズでも車輪の大きさは全く同じです。
ロードバイクの車輪は700cといって、約27インチです。

同じ【約27インチ】という車輪ながらも、身長によってサイズがたくさんあるのがロードバイクです。
ママチャリと違い、ロードバイクのサイズというのはフレームの大きさを表わしています。


ロードバイクのメーカーサイトを見ると、上のような表が載っています。

これをジオメトリと呼びます。
これがロードバイクで最も大切な要素といっても過言ではありません。
逆に、このような細かい数字が載っていないロードバイクは、買わないほうがいいです。

この図と数字を見て、適切なサイズを選択します。
メーカーによっては目安となる身長を書いている場合もありますが、書いていないメーカーも多いため、原則としては図と数字で判断します。

ちなみにですが、「サイズ46」とか「サイズ50」などというメーカーの表記は、そのメーカーだけの表記のため、同じ【サイズ50】でもメーカーによって全く異なります
なのでA社の【Mサイズ】とB社の【Mサイズ】なども全く異なるもののため、注意が必要です。

これの理由ですが、メーカーによってサイズ表示の方法が違うからです。
あるメーカーはトップチューブ長でサイズ50と書いているのに、違うメーカーだとシートチューブ長でサイズ50と表記しているみたいな感じです。



見るべき数字はトップチューブ長


サイズ選びで大切なのは、トップチューブ長(水平換算)です。
この図だと【B1】がトップチューブ長(水平換算)です。

ホリゾンタルトップチューブ長などと表記されている場合もあります。

大体の目安ですが、以下の通りとなります。

(TT=トップチューブ長)

TT(水平換算) 適応身長
490㎜ 150±5㎝
500㎜ 155±5㎝
510㎜ 160±5㎝
520㎜ 165±5㎝
530㎜ 170±5㎝
540㎜ 175±5㎝
550㎜ 180±5㎝
560㎜ 185±5㎝

 

これが大雑把な目安です。
実際には股下だとか、体の柔軟性も関わりますので必ずしも正解ではありませんが、これに基づいて選べば、9割以上の人には合うと思います。

ところがです。
どのメーカーも、ここまで細かいフレームサイズを出しているわけではありません。
サイズ展開は4~6サイズくらいでしょう。

例として、ビアンキのヴィアニローネ7を見てみます。

サイズ TT(水平換算)
440 510㎜
460 520㎜
500 525㎜
530 535㎜
550 550㎜
570 560㎜

 

メーカーサイトだとこう書いてあります。
上に書いたトップチューブ長から見た、適応身長を合わせると

サイズ TT(水平換算) 適応身長
440 510㎜ 160±5㎝
460 520㎜ 165±5㎝
500 525㎜ 167.5±5㎝
530 535㎜ 172.5±5㎝
550 550㎜ 180±5㎝
570 560㎜ 185±5㎝

 

こんなイメージになります。
ここからが問題ですが、例えば身長170センチジャストの人は、理屈の上ではサイズ500と530の両方がいけるわけです。
どっちがいいのかという話になります。

これが非常に難しく、厳密には【跨って試すしかない】です。
多くの場合、ちょうど中間値なら小さいほうを選んだほうが無難なことが多く、サイズ500を選び、必要に応じてステムを長いものに交換したほうがポジションは出しやすいです。
身長171.5センチで中間値よりも上に寄っている場合なら、530を選んだほうがポジションは出しやすい気がします。

この辺は身体の柔軟性や乗る目的(レース志向?ロングライド?)にもよるので、正解はありませんが。

一般論としては、どっちのサイズでも選べる場合、小さいサイズのほうが乗れる可能性は高くなります。
大きいサイズからステムを短いものに変えて調整するのは、あまりオススメしません。
ステムが短くなりすぎると、ハンドリングがクイックになって操作性が悪くなるからです。
ハンドリングがクイックというのは、ちょっとしたことでハンドルが持っていかれるようなイメージです。
例えば、段差を乗り越えようとしたときなど。

サイズ選びはなかなか難しいですが、メーカーや通販サイトの身長表示を鵜のみにせず、まずはジオメトリを確認してみることをオススメします。

 




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