FUJIのグラベルロードというと、砂利からネーミングされたJARI(ジャーリ)があります。
JARIの1.1などはアルミフレームなのですが、JARI2.3はクロモリフレームのグラベルロードです。
ビアンキのORSO(オルソ)もそうですが、クロモリフレームのグラベルロードを求める層って一定数いるわけで。
2020 FUJI JARI2.3
一昔前は、ツールドフランスなどのプロレースを走っていたのも、クロモリフレームでした。
それからアルミフレームの時代が来て、今はカーボンフレーム全盛の時代と言っていいわけですが、クロモリフレームがどうしても勝てない性能というのは、ズバリ重量面です。
クロモリフレームはアルミやカーボンよりも重い!
これが最大の弱点です。
しかしながら、独特のシナリがあるような、バネ感があるような乗り味であったり、クロモリフレームの細身のパイプがカッコいいということで、今も一定の人気を誇るのがクロモリフレームです。
修理しやすいという面でも、アルミやカーボンよりも上ですね。
グラベルロードというと、太目のタイヤを履いていて、それでいてディスクブレーキなので、ロードバイクよりも重量面では重くなってしまうわけですが、そこにあえてさらに重くなるクロモリフレームを持ってくるというのは、クロモリフレームの強固な作りであることが関係しているのかもしれません。
グラベルロードは、グラベルレース目的で走る人もいますが、キャンプツーリング的に荷物を積載して走るという人も多いです。
そうなると、荷物の積載量でキャリアの取り付けなどでは、クロモリフレームのほうが気を遣わないですしね。
シンプルなグレー系のカラーに、イエローがいいアクセントになってますよね。
コンポはソラ(2×9速)。
ソラには油圧ディスクの設定がないので、ブレーキはテクトロの機械式ディスクです。
フレーム | クロモリ |
フォーク | クロモリ |
STI | ソラ |
クランク | Alloy, 44/28T |
FD | ソラ |
RD | アリビオ |
スプロケ | シマノ 12-36T |
ブレーキ | Tektro MD-C550 mechanical disc |
タイヤ | パナレーサー グラベルキングSK 38c |
定価(税別) | 12万 |
よく【Alloy】ってなんですか?と質問を受けるのですが、意味としては合金です。
一般的にはアルミ合金を指す用語です。
ギア比をなるべく低めに、という感じの構成で、フロントギアも44-28となってますし、リアはワイドギア優先にするためにリアメカをアリビオにしているようです。
レーシーな走りというよりも、キャンプツーリング的な走り方をイメージしているのではないでしょうか?
クロモリ系グラベルロード
その他クロモリフレームのグラベルロードというと、ビアンキのオルソですね。
こちらはミリタリー系カラーで、またちょっと独特の見た目ですね。
オルソの場合、フォークがカーボンなのと、コンポが新型グラベルコンポのGRX600をメインにしています。
GRX600は105グレードとなっていますが、イマイチ意味が分からないことに、GRX600にはシフター(STI)とクランクしかそもそもラインアップにないんですね。
GRX600グレードには、油圧ディスクもなければ、ディレーラーも存在しません。
なのでGRX600メインで組まれている場合、ディレーラーはGRX800グレード(アルテグラ相当)、油圧ディスクはGRX400グレード(ティアグラ相当)になっている完成車が多いです。
多いというか、そうする以外に方法はないわけで。
クロモリフレームの細身のパイプがいい!と思う人は、あえてJARI2.3やORSOのような、クロモリ系グラベルロードも選択肢としていいかもしれません。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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