タイヤパウダーって知ってますか?
新品のタイヤやチューブを買ったときに、タイヤの内側だったりチューブ全体だったり、粉っぽいものがついていませんか?
これがタイヤパウダーです。
タイヤパウダー単体でもパナレーサーから販売されていますが、買ってまで使う必要があるのかないのか書いていきます。
タイヤパウダーの役割
タイヤもチューブもゴム製品ですから、ずっと密着させておく(つまりはタイヤ内でチューブが入ったまま)にしておくとくっついて剥がれにくくなります。
特に雨天走行したりなどリム内に水が入っていると、その傾向が強まるように感じます。
タイヤパウダーはタイヤとチューブがくっつかないようにしているものと考えればいいです。
パナレーサー タイヤパウダー [タイヤ・チューブ専用設計] スポンジ付属 BTP-1
新品のタイヤとチューブを組むときは不要です
原則として、どこのメーカーでも新品のタイヤやチューブにはタイヤパウダーがついています。
これに加えて、パナレーサーのタイヤパウダーを買ってきて付ける必要があるかと聞かれると、全く必要はありません。
新品のタイヤとチューブに付着しているタイヤパウダーだけで十分です。
新品のタイヤとチューブが張り付いてうまく組めないという人がいたら、それはスキル不足かと思います。
タイヤパウダーをわざわざ買ってきて付ける必要はありません。
そもそもタイヤパウダーがある理由
タイヤパウダーはタイヤとチューブがくっつかないようにしているものと書きましたが、これの理由はうまく組み付けするためにあるというわけでもありません。
もちろんそういう意味もあると思いますが、どちらかというとパンク防止の役割のほうが大きいと思います。
実際にタイヤとチューブをホイールにセットして、走っている時を考えます。
タイヤは地面の凹凸でも変形しますし、接地面は自重により押しつぶされて変形しています。
もちろん、タイヤ内でチューブも同じように変形しています。
この際、何らかの原因で一部分だけタイヤとチューブが張り付いていたとします。
そうなるとタイヤが地面に接地して変形するときに、本来なら中に入っているチューブがそれに合わせて変形しなければならないものが、張り付いているところで変な張力が発生してしまい、チューブに無理な力がかかる可能性があります。
そのため、タイヤの中ではチューブが適度に動ける環境、つまりは張り付いていないことが大切になるわけです。
その張り付きを防止するのがタイヤパウダーの役割と言っていいでしょう。
ちなみに私、半年ぶりにタイヤを前後ローテーションするために外しましたが、その間一度もパンクしなかったため、タイヤ自体は半年間嵌めっぱなしでした。
久々にタイヤを外してビックリしたのですが、中でチューブが完全に張り付いていて、無理矢理引っ張らないとチューブは取れませんでした。
このチューブは、無理に引っ張って外したために、安全性に問題があるため破棄しました。
パンクしていなくても、雨天走行の後とかは一回タイヤとチューブを外して乾かしたほうがいいのかもしれませんね。
そういう風に外した後は、タイヤパウダーを少量つけたほうがいいでしょう。
ちなみにですが、別にタイヤパウダーとしての専用品を買う必要はありません。
ベビーパウダーで十分です。
ジョンソン&ジョンソン ベビーパウダーシェーカータイプ 100g
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アマゾンなどで見ていくと【薬用ベビーパウダー】もありますが、薬用がゴムにどんな影響を与えるのかさっぱりわかりませんので、薬用はとりあえず避けておいたほうがいいかもしれません。このベビーパウダーをどう使うかですが、私の場合、チューブをまずジップロックに入れます。
ジップロックに少量のベビーパウダーを入れて、あとはロックしてフリフリするだけです。
この方法が一番効率的で汚れないかなと思いますね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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