神奈川県には境川サイクリングロードという、マイナーなサイクリングロードがあります。
そのマイナーな境川で、画鋲のバラマキ事件が頻発しているそうです。
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境川と画鋲
境川の画鋲事件、曜日はバラバラだけど、発見ツイートが全部12~15時台だから、その日の午前中に撒いてる気はしている。ワイも被害者だから、見つけたら後ろから突っ込みますけどね💥🚴😎
まぁパラパラ撒いたり針を上に向けたり、怪しい行動してたら、動画撮影して通報ですね🚓— tatsuro🌴🚴✨ (@tazrou) January 16, 2020
境川サイクリングロードの画鋲や釘、確認されただけで3年前から繰り返しばら撒かれているらしく常人の執着ではない
— 希有 (@Keuzer) January 11, 2020
境川では近年、クギよりも画鋲の方が多く散布されている。ここはランナーも多いし本当に危ない… https://t.co/PfXFR12F6i
— 現場Cat㌟ (@CatRolling3) January 10, 2020
私自身、昔は境川CRをよく走ってました。
そういや最近は全然行ってないなぁと思うのですが、最後に走ったのはいつだろう・・・
荒川でもクギのバラマキ事件が前にありましたよね。
https://roadbike-navi.xyz/archives/7025/
確かしまなみ街道でも同じようなことがあったはず。
最近はこのようなクギや画鋲をバラマク事件がサイクリングロードでは発生しています。
境川CRは質の劣化が激しい
サイクリングロードが劣化したわけではなく、大変失礼ながら使う人の質が劣化している気がします。
あくまでも個人的感想ですが。
というのも、もうだいぶ前から、多摩川CRなどはマナー劣悪だと思ってました。
そんな中、境川についてはマイナーであることもあると思うのですが、昔からマナーよく走っている方が多い印象でして、私も初心者の頃はいい意味で勉強になりました。
初心者時代はクロスバイクだったのですが、ロード乗りの方からいろいろ教えてもらった気がします。
ここ数年、境川を通行すると、無理な追い越しだったり、なぜか風除けに使われたり、謎のスピーカー搭載で音楽ガンガン鳴らして走るロードバイクだったり、歩行者がいても減速しないロードだったり。
読者様からも実は意見を頂いたことがあります。

先日大垂水峠から町田を抜けて横浜まで走ってきたのですが、途中で通った境川ゆっくりロードが酷いことになっていました。
小さい子が走り回ったりしているのんびり散歩道ですが、そんな中を35km/h超えた速度で走るロードバイク、買い物帰りのおばあさんの後ろで蛇行しながらクランクを逆回しさせてラチェットの音で退け退けと煽り続けるロードバイク、もちろんのんびり走っているロードバイクも多くいましたが、やはり酷いのばかりが目につきました。
場所的に走るところはもっとあるだろうに、した。
大した情報ではないかもしれませんが、多摩川とか荒川と比較しても重大な事故が起きる可能性が非常に高く目に余る状況なのでご報告まで
このメールを頂いたのは昨年12月です。
境川、通ったことがある人はわかると思いますが、結構狭いです。
特に国道246を越えて上流のほうに行くと、かなり狭いサイクリングロードになります。
あそこで子供がウロウロしていたら、それこそ一旦停止するくらいじゃないと怖くて通れません。
で、境川を使う全てのサイクリストがマナーが悪いとは思いませんし、そこは誤解しないでほしいのですが、こういうクギとか画鋲のバラマキ事件って、やはりロードバイク等をターゲットにしているだろうと推測されます。
マナー悪いロードバイクが来なくなればいい、境川を走るとパンクするよ?という意味で撒いているのだろうと思うわけです。
境川サイクリングロードは、正式名称は神奈川県道451号藤沢大和自転車道線という自転車歩行者道です。
自転車優先ではありません。
一部のマナーが悪いサイクリストが、こういう事件を起こさせたいと思うような走り方するからこうなるのでは?と思うわけです。
もちろん、悪いのは画鋲をばら撒いた犯人です。
こちらは完全に違法です。
しかしながら、違法なことをしてまでも道路からサイクリストを追い出したいと思う人間も世の中にいる。
もしかしたら単なる愉快犯かもしれませんが。
常々書いていることですが、脱初心者の第一歩は、サイクリングロードに行かなくなることだと思ってます。
ロードバイクに乗る上で、あんな歩行者もたくさんいるところは怖くて走れない。
歩行者がいる中では、危なくてスポーツサイクルらしく走行することはできない。
そう考えるようになることが脱初心者なのでは?と思うわけです。
私は平日休みなので、土日などに比べると境川もマシだと思うのですが、それでもおかしなロードバイクは見かけます。
土日だともっと増えるんだろうなと思うわけです。
ただこの問題、根が深いなと思うところも正直あります。
どんなに歩行者ファーストで走ったとしても、サイクリストを目の敵にする人間はいる。
もういっそのこと、やはり歩車完全分離しかないのかな、とも思うのですが、現状でそんなことは難しいわけですので、歩行者もサイクリストも共存するにはどうしたらいいのか、考えるときではないでしょうか?
何度も紹介している、タイのスカイレーン。
自転車専用コースで、一周23.5キロあり、無料で使えるという恐らく世界的にも最も優れているサイクリングロードだと思われます。
飲食店や自転車屋まであるわけですが、これが日本にあればいいなと思う人がいて不思議ではないのですが、その一方、日本に作ることが難しいこともわかるかと・・・
タイにこのスカイレーンがある理由は、タイは王政を敷いていること、国王が自転車好きだからみたいですw
安部総理がもし仮に自転車好きであっても、安部総理の一存ではこんなもんを作れませんw
現状ではサイクリングロードでは歩行者の安全に注意しながら、車両であるロードバイクは気をつけて走るしかないです。
お互いが共存できるにはどうしたらいいのでしょうか?

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
多摩川サイクリングロードは、自転車優先というイメージを払拭するために、「かわさき多摩川ふれあいロード」という愛称を付けて、案内板等の表記を変えるみたいです。
埼玉だと、「緑のヘルシーロード」という、用水路に沿った50km以上の自転車歩行者専用道路がありますが、用水路の片側が緑のヘルシーロード、反対側が一般道となっていて、速いロードバイクは一般道の方を走っていることが多いので、そういった棲み分けができればと思います。
コメントありがとうございます。
多摩川の愛称の件は知ってました。
多摩川は前にも、サイクリングロードではないことをアピールしていたり、強引に速度抑制帯を付けたりしても無意味だった過去があるので、あまり意味がないのではないかと考えています。