病気とロードバイク。ロードバイクに乗る上で生じる責任について考えてしまった話。

昨年末なんですが、友人(女性)に久々に会ったときに、衝撃的なことを知りました。
ある意味ではロードバイクにも関係しうる話なのかなと思ってまして。

突然死⇒いろんなものをなぎ倒す

その友人には、もう10年以上前に離婚した元旦那がいるのですが、元旦那が車を運転中に病死して、アクセルに力が掛かったまま死んだため、いろんなものをなぎ倒して相当な迷惑を掛けた、という話でした。
どうもそれにより死んだ人はいないようですが、怪我人はいるし、相当な被害をもたらしたようで。

で、10年以上前に離婚した元旦那の話がなぜ今更来たのかというと、二人の間には子供がいたんですね。
そのため、元旦那が【やらかした】ことによる損害が、相続遺産になってしまうわけで。

相続放棄しないと多大な負の遺産を背負う可能性もあるとかで、弁護士を立てて処理したそうです。
その中で、会いたくもなかった元旦那の親(離婚時に相当揉めている)ともいろいろ話をしないといけないことがあったけど、あまりにもその親が憔悴していたので助けるしかなく、それはそれで感謝されたとか。
ちなみにその元旦那は、40代前半です。

昨年、足に持病(?)を抱えた上級国民が、人を殺める事件がありましたが、車両を運転するということは、それだけ責任を負うことは明らかなわけです。

病気でロードバイクを離れた人も

前にも書いたと思うのですが、急に発覚した心臓病でロードバイクをやめた知人がいます。
その方は、ヒルクライムが趣味でした。
心臓疾患で普通に生きている分には支障は無くても、心拍数を大きく上げるヒルクライムはさすがに命の保証もなければ、先ほど書いたように、走行中に死んだ場合にはいろんな人に迷惑をかける可能性もあるわけで。
聞いた話では、医師からは【心拍数を大きく上げ過ぎないなら問題ない】と言われていたそうです。

平坦道でのんびりサイクリングする分には問題ないらしのですが、どうしてもギアを上げてしまいそうになるのは目に見えているし、それならスッパリやめようと。
峠道に挑戦したくなる気持ちも抑えられる自信がないとか。

このあたり、人それぞれ考え方は違うと思います。
出来る範囲で頑張るというのも一つでしょうし、危険だからやめると考えるのもそうでしょうし。
どっちが正しいとはないでしょうけど、最低限気をつけないといけないのは、もし継続するとしても、他人に迷惑をかけないということなのかもしれません。

他人に迷惑ってどこまでなのかは難しいですが・・・
例えば走行中に心臓の不調が出て、そのまま電柱にぶつかって死んだとしても、その事故処理には警察や消防が動くわけで。
警察や消防は、それが仕事なんだから迷惑ではない、と考える人もいるかもしれないし、いやいや、それは迷惑かけてんじゃん、と思う人もいるかもしれない。

ここは考え方次第なんで、どっちが正しいとか決めることに無理があるのかもしれません。

なぜこれを今更書くのかというと

なぜ今更、これを書くのかというと、あるところで、ある心臓の病気だと公言しながらも、ヒルクライムなどで追い込んでいる一般人の話を聞きまして。

その一連の流れをざっとですが見てました。

その方は、基本的な姿勢としては【周りの人間はほっといてくれ】というスタンスのようで、心配されるのはありがたいがほっといてくれという感じで書いているように受け取りました。
少なくとも私が感じたのは、そんなニュアンスです。

別にこの方の人生ですので、医師に止められてないようなら、好きにすればいいと思います。
それでもあえて書こうと思ったのは、ほっといてくれというスタンスなら、最初からネット上でそういう病気であることを書かなければ済むのではないだろうか、と。

心臓の疾患って、一般的には【怖いもの】に当てはまると思います。
心臓が止まったら死ぬことは誰でも知っていることですし、その方のネット上の書き込みを見ると【救急車呼ぼうか考えるレベルだった】ともあるわけで。

そういう疾患を表に出せば、見た人が心配することは容易に想像がつくのではないでしょうか?
心配されれば、そこに多種多様な意見が出てくる。
やめたほうがいいとアドバイスしてくる人がいてもおかしくはない。
当たり前の現実なのかと。

この方の病状を正確に知っているわけではないので、病気自体については評価できませんが、そういうネットの使い方にはかなりの疑問を持ったのであえて書きました。
病気であることを書けば、心配する人が出て当たり前。
それに対しての対応が気になったので。

この方の件とは全く関係ないですが、ある病気を抱えていて、ロードバイクに乗っていいのか?と医師に尋ねたとします。

読者様
読者様
自転車に乗る程度なら大丈夫ですか?

読者様
読者様
ヒルクライムといって、峠道を競技用自転車で登って、タイムを競ったりすることは大丈夫ですか?

これ、医師の受け取り方も大きく変わります。
前者の質問なら、医者は【シティサイクルでサイクリング程度の話】と誤認しうるので、許可する可能性もあります。
後者なら、より正確に回答を得ることが出来るでしょうけど。

でも、どっちも自転車に乗っていいのかと聞いている質問には変わりありません。

そういえば2年ちょっと前に、左手の小指を骨折したことがありました。
まさかの全身麻酔で手術という意味不明な状態になったのですが、一通り落ち着くまでは、ロードバイクに乗ることをやめてました。
もちろん、乗れなくは無いです。
左手の握力がちょっと低下している程度と、小指に針金が2本刺さっている状態で固定されているので、左手の操作性が悪いくらいでしょうか。
たぶん、これくらいの状態なら乗る人は乗るかもしれません。

しかし、まあ私にとっては当たり前なんですが、針金を抜いて落ち着くまでは乗りませんでした。
たかだか左手の操作性と握力低下とは言え、歩行者が急に飛び出てきたときのフルブレーキも十分出来ない恐れがありますし、それ以外でもハンドル操作で誤って事故を起こすかもしれない。

たぶん、それもほぼ大丈夫だろうなと思うところはありましたが、どうせ乗るなら普段とは違うリスクを持つときはやめておくのが無難かなと。

ロードバイクって趣味ですが、それと同時に車両です。
誰でも免許なしで乗れる楽しいものですが、使う人が悪ければ殺人兵器にもなりうる。

おととしくらいでしたか。
電動アシスト自転車に乗る大学生が、時速9キロでお年寄りに衝突して、お年寄りがお亡くなりになった事件もありました。

時速9キロの自転車でも、ぶつかれば人は死んでしまう。

どうしても自転車って、車両感が薄いというか、そこまで深刻に考える人も少ないでしょうけど、友人の元旦那が車を運転中に病死したという話を聞いたときに、ホント怖いなと思いました。
怖いというのは両方の意味です。
自分が同じように、ロードバイクを走行中に病死して、誰かに迷惑をかける可能性もゼロではない。
それと同時に、ただ道を歩いていただけでも、そういう車が突っ込んでくる可能性もある。

ちなみに【ロードバイク走行中に病死】なんてありえねーだろ、と心の中でツッコミ入れた人もいるかもしれません。
これ、実際に実例がありまして、ツールド東北というロングライドイベントで、サポートライダー(スタッフ)の方が、走行中にお亡くなりになっています。
死因は事故死ではなく、病死です。

https://cyclist.sanspo.com/204848

このツールド東北2015、実は私も参加してまして、
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報道から見るに、私が通過して30分後くらいに同じコース上でお亡くなりになっているようで。
私自身はだいぶ先頭のほうを走っていたのですが、もしかしたらエイドステーションで会話した方かもしれませんし、どこかで追い越ししているのかもしれないし。

走行中に病死ということを知ったときは、ホント怖いなと思いました。

知人でも、ロードレースでの大怪我から、ロードバイクをやめた人もいますし、様々な理由によってこういう自転車界から離れる人もいるでしょう。
死ぬまでずっと乗れるものではないですし、どこかでやめる日が来ないとおかしいともいえます。

たまたま教えてもらった内容について、あまり詳しく書くとアレなのかなと思ったので相当濁して書いていますが、疑問に思うことが多々あったので書きました。
安全対策って、ヘルメットを被るだとか、グローブをつけるとか、法律を守るとかいろいろあるわけですが、本当の安全はそれだけでも達成できない。
そう思ってます。

<追記>
あとから考えたのですが、病気により正常な運転ができない恐れがある場合には、道交法66条で運転自体が禁止されています。

病気によっては、運転禁止になる場合もあります。そして人間、いつ死ぬかなんてわからないもんです。