トレックのMADONE SLRの2021モデルが発表されました。
注目ポイントは、既に発表されているEMONDA SLRと同様に、OCLV800カーボンに変更されて軽量化された点。

MADONE SLRの2021年モデルを見ていきましょう。
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OCLV800
EMONDA SLRもそうなんですが、トレックの2021年モデルのフラッグシップモデルには、OCLV800カーボンが採用されています。
トレックいわく、開発に2年を費やしたカーボンだとか。

こちらがOCLV800カーボン。
マドンSLRの2021年モデルはこちらですが、

マドンは特にそうなんですが、ゴツイ!
つまりは使うカーボンの量も増える。
なのでより強度が高いカーボン素材であれば、その分薄く作れて軽量化も可能。
OCLV800は、OCLV700に比べて30%もの強度が向上しているそう。

2021 TREK MADONE SLR

まず、OCLV800カーボンの採用で、フレーム単体で80gの軽量化に成功。
チームカラーのマドンSLR完成車では、トータル450gの軽量化に成功。
| パーツ | 軽量化 |
| フレーム | 80g |
| 新型アイオロスRSL37ホイール | 100g |
| 新型アイオロスRSLハンドル(ステム一体) | 160g |
| チームカラーの塗装 | 50g |
| スラムDUBクランク | 60g |
| 計 | 450g |
どうしても重くなりがちなエアロ&ディスクブレーキ仕様を、いかに軽量化するかというところですね。
で、新型マドンですが、注目ポイントはもう既に挙げたOCLV800なんですが。
それ以外に着目点があるとしたら、昨年モデルではサイズ50~だったのが、サイズ47が登場。
エアロフレームでサイズが小さくなると、スローピングがきつくなりそうな予感もありますが、どういうスケルトンになるのでしょう・・・
BBはトレック独自のネジ切り規格、T47。
この時代にあえてネジ切りに回帰というのは褒められる傾向なんですが、独自規格なのはまあしょうがない。
アイソスピードとかジオメトリとかそのあたりは特に大きな変更はありません。
あと、カーボンのグレードが上がったにもかかわらず、実質値下げです。
モデルによっては2020年と比べて7万円程度も値下げ。
| 車種名 | コンポ | ホイール | 重量(56) | 値段(税別) |
| MADONE SLR9 | Dura-Ace Di2 R9170 | Aeolus XXX 6 | 7.80kg | 1,297,000 |
| MADONE SLR7 E-Tap | SRAM Force eTap AXS | Aeolus Pro 5 | 8.32kg | 1,016,000 |
| MADONE SLR7 | Ultegra Di2, R8070 | Aeolus Pro 5 | 8.08kg | 892,000 |
| MADONE SLR6 | Ultegra R8020 | Aeolus Pro 5 | 8.26kg | 812,000 |
フラッグシップモデルなのでお値段も当然高いですが、一度は乗ってみたいですね。
ちなみに付いているホイールのスペックです。
| Aeolus XXX 6 | Aeolus Pro 5 | |
| F重量 | 730g | 780g |
| R重量 | 845g | 940g |
| ペア重量 | 1575g | 1720g |
| リムハイト | 60mm | 50mm |
| リム内幅 | 21mm | 19.5mm |
| リム外幅 | 27mm | |
| スポーク数 | 24・24 | 24・24 |
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


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