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メーカーが持つ責任。アセスメント販売に見るユーザーとの距離感。

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だいぶ前にこの自転車を取り上げたのですが、

 

【ふたごじてんしゃ】という双子乗せの自転車。
前から報道などで見て気になっていたのですが、ふたごじてんしゃというものがあります。その名の通り、双子を乗せる自転車。後ろに子供を二人載せる自転車で、3輪です。個人的にこの自転車について、評価しているポイントがありまして。危険性をきちんと伝え...

 

「ふたごじてんしゃ」という、三輪自転車です。
開発者さんがわざわざTwitterで取り上げて頂いたようで、ありがとうございます。

アセスメント販売

個人的にこの自転車について「いいな」と思っている点は、「アセスメント販売」という手法です。
要は購入前診断なんですが、購入前診断をしてからじゃないと購入できません。

 

ふたごじてんしゃ
新しい子ども乗せ自転車のカタチ。双子も年子も大丈夫。

 

三輪自転車ってちょっと癖がある動きになるので、道路の傾きや段差などでは二輪自転車よりも転倒しやすいことがあります。
どうして子供載せ自転車の場合、歩道通行がメインになると思いますが、私なりの理解としては購入前診断をすることで開発者の意図とユーザーの使用方法のマッチングをしているのだと思ってまして。

 

ユーザーが気付いてないリスクについても事前に告知できるメリットもあるし、「買った後にやっぱり違うな」というようなミスマッチを防ぐ役目なんだと思う。

 

実はこれ、仕事上のお客さんが購入を検討していたのですが、いろいろあってやめたそうな。
やめた理由はシンプルで、「激坂地帯で電動アシスト無しは根本的に無理」という点。
普通のママチャリ(非アシスト)ですら登れない激坂地帯では確かに無理がある笑。
ただまあ、双子のお子さんがいるので気にはなっていたそうな。

 

アセスメント販売にすることで購入前にマッチングしている点はもちろん評価してますが、「転倒事例」などデメリットをきちんとホームページに載せている点も評価してます。
転けない自転車なんて存在しませんが、小さな子供を載せる上ではより慎重になるのは当然。
どういう状況で転倒したのか情報共有するのは大切なので。

売りっぱなしからのシフト

勝手なイメージですが、開発者(メーカー)とユーザーの距離が近いのかな?と見てますが、今の時代、自転車買うにも通販なんてザラです。
けど、本来は試乗するなどして確認してから買うべきなんじゃないの?と思ってます。
通販だと「ザ・売りっぱなし」の典型例ですし。

 

こういう販売形態を取る自転車はほかに聞いたことはありませんが、「中古のふたごじてんしゃ」のお譲り会なども開催しているようですし、いろいろな取り組みをしている点は応援しています。
たぶん、「普通自転車」という法律上の規格がいろんなネックになっているんじゃないかと想像しますが、歩道通行可能な普通自転車規格じゃないとなかなか売れませんし。

 

歩道の歩行者を保護するために作った「普通自転車」という規格ですが、非普通自転車であるビーチクルーザーが海岸沿いの歩道を普通に走ってますし、いろいろモヤモヤするところはありますが。

 

たぶんそういう自転車って、販売時に「歩道は通行できない」なんてアナウンスをしてないんだろうな~。
通販で見かけるアクセル付きフル電動自転車なんかも、よーく読めば「公道走行不可」と書いてあるけど購入者のほとんどは読んでないと思われる。
本当はそういう自転車こそ「購入前診断」が必要なんじゃないかと思うけど、売りっぱなし系の自転車は売上以外興味が無さそう笑。

 

アセスメント販売とは、メリットとデメリットを理解した上で、ユーザーに適した自転車なのかをマッチングするような役目なんでしょうね。
ちなみに「ふたごじてんしゃ」は普通自転車なので歩道通行は可能です。
非普通自転車とか、実態は免許必須のフル電動自転車にこそアセスメント販売が必要なんじゃないかと。





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