タイに在住している読者様がいるのですが、1年くらい前に、現地で、ある中華カーボンホイールを購入されました。
値段は日本円にして約6万。
50mmハイトの中華カーボンホイールです。
購入して一年、トラブルに巻き込まれたようでして。
Contents
中華カーボンホイールのメンテナンス
まず先に。
タイは軍事政権下で王政なのですが、前に何度も書いているように、国王が自転車好きという事情があります。
なので国王の一存でこんなもんを作ってみたり、
※一周23.5キロの自転車専用コースです。
そのほか、軍が経営する自転車ショップもあるそうでw
日本の常識とは全く違いますね。
で、そういう事情から、自転車パーツも安く買えることがあるらしいのですが、この方は軍が経営するショップで、約6万円の中華カーボンホイールを1年前に購入されています。
日本には、たぶん入ってきてないブランドです。
プロチーム(?)みたいなのも持っている・・・ようなニュアンスでHPには書いてあるのですが。




アーミーショップというのが、軍が経営するショップのこと。
軍人がホイールの振れ取りをするとか、なかなかシュールだなぁと思うのですが、間違っても軍人らしく凄いパワーで破壊したわけではないでしょうw
メーカー送りで修理・・・だけどいつ戻ってくるのかは不明。
ということで、CRCでマヴィックのコメットSL USTを購入したそうですw
よく分からないのですが、CRCの日本語サイトを見ると、コメットはありません。
在庫切れではなく、存在が無い。
タイからだとコメットSL USTが、日本円で10万アンダーで買えたらしいですw
無名の中華カーボンが6万円、マヴィックのコメットSLが10万円弱。
いやはや、どう考えてもマヴィックに行くでしょうw
安物買いの銭失い
安物買いの銭失いと言いますが、大変失礼ながら、今回のケースはまさにそれかもしれません。
ただ、マヴィックがここまで安いのも、こういう状況だからということもあります。
普段なら安くても、18万くらいは平気でするはずなので、経営危機マンセーなんでしょうか。
ちなみにマヴィックですが、10数社が財政支援に名乗りを挙げています。
なので何ら問題ないと見ていいかと。
で、これは後日、別記事で書く予定なんですが。
あるところに、2万円台の中華カーボンホイールが販売されているらしく、どう思う??と質問が結構前に来てまして。
で、答えはまさにコレです。
2万円なら、壊れてもドブに捨てたと思えばまだ許せる範囲かもしれませんが、学生さんのお小遣いから出しているとしたら、学生の2万円はやっぱ痛い。
あと、2万円って、アルミホイールでもなかなか買えない値段です。
原価いくらだよとツッコミ入れたくなりますが、そんなモンに命預けられるのか?という話ですよ。
今はリムの強度も上がっているのであまり聞きませんが、以前のカーボンホイールの中には、走行中にいきなりリムが割れて、グシャっとなった事例を知ってます。
大手と無名の大きな違いを挙げるとしたら、

これです。
大手メーカーのホイールは、テストライダーが走行試験をして性能を把握していることはもちろん、耐久性についても社内基準に当てはめてやります。
無名の激安系は、そんなテストなんてしません。
耐久性テストとか、品質管理とかをしっかりしている分も、製品価格に反映されていると思ったほうがいい。
国内のショップでも、2万円だカーボン手組ホイールなんて作れません。
リムが工賃は一本5000円程度が相場なので、2本で工賃だけで10000円。
もうこの時点で、2万円のカーボンホイールなんて作れっこない。
そういう安物には、気をつけましょうという話です。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント