広島市役所付近の国道2号、自転車通行禁止区間が解禁予定に。

前に書いた記事で、なぜか国道2号線、広島市役所付近の車道が、自転車通行禁止区間だという記事を書きました。

先日書いた、法律に従うと直進が困難なT字路の例。 これについて、ご意見を頂いてます。 ほ...

これについて広島県警に理由を問い合わせていた読者様から、朗報がありまして。

自転車通行禁止区間、撤去予定

読者様
読者様
自転車通行禁止の標識について、所轄警察よりお電話頂きました。
当該区間の交差点は他の区間のそれに比べて車線数が多いために1車線当りの幅員が狭く、
自転車の通行は危険だということで、昭和50年代に設置されたそうです。
現地調査及び過去数年の自転車の事故歴を調べると、当該区間は事故が多いそうで・・・。これは撤去できません!ってやつかなと聞いていました。

読者様
読者様
ところが、警察内部で検討した結果、予算の都合上すぐにとはいかないのですが、来年の夏あたりに撤去して頂けるという回答。
担当者様曰く「最近のロードバイクの普及で、スピードが上がったこと、リアライトを使用する自転車が増えたこと」等で撤去の方向へ進んだということでした。
また、今回の問い合わせで話が一気に進んだとなぜかお礼まで言われました。この担当者様、かなり自転車目線の発言が多く、ローディか?とも思いましたが(笑)。

読者様
読者様
車線幅員が狭いのは確かに危険かなとも思いますので、ちょっと複雑な気持ちですが、
撤去にあたっては、路面標示等で対策を検討をするとのことでしたので、恐らくは交差点の手前で歩道に上がれ的な路面標示でもされるのかなと。

以上、続報でした。

元々、こんな標識になっていました。
国道2号線、広島市役所の前ということなんですが、そのちょっと手前から。

第一通行帯が左折専用レーンなのですが、交差点の手前で、いきなり自転車については歩道に上がるように促されています。

交差点の対岸では、

車道を走る自転車は禁止で、歩道限定になっています。
この標識、結構な距離続いているんですよね。

今回の【撤去】という話は、【自転車通行禁止(歩道を除く)】の標識の撤去です。
つまり、自転車の車道走行が解禁になるという意味。

で、どこまでが解禁されるのかはわかりませんが、読者様が県警から聞いた話としては、来年夏(2021年)を目途に標識が撤去になる予定とのこと。
全区間なのか、一部なのかはハッキリしていません。

この読者様は、単純に【なぜ、自転車通行禁止なのか?】と問い合わせただけのようです。
それに対し、所轄の警察官から

いろんな人
いろんな人
これは撤去して欲しいという要望ですか?

と聞かれたそうで、

読者様
読者様
走りにくいので、できれば撤去して頂きたい

と言ったところ、所轄の方も【自転車通行禁止区間】を撤去して車道を走れるようにしたかったらしく、県警内部での話し合いの結果、自転車通行禁止区間は廃止されることに決まったそうです。

いやー、素晴らしいですね。
一市民の問い合わせで、行政が動くことってあまり無いので。

で、何らかの道路標示で分かりやすくすると言われているようですが、それが何なのかは聞いていないそうです。
一応、今時点でもこのような道路表示があるようですが、

この道路表示は、自転車通行禁止区間に入る直前に、車道から歩道へ上がるように促しているモノです。
これだと、歩道に上がるときに危険性がありますし、何よりこれが残されたままだと、サイクリストは迷うだけなんで、どういう道路表示になるのかは不明とのこと。

実質的な面でいうと、一級国道の車道を、ママチャリで走りたいと思う人は少ないと思うので、今回の話が関係するのはロードバイクなどのスポーツサイクルがメインだろうと思われます。
いっそのこと、一車線潰して、自転車専用レーンにしてしまえ!というのは、さすがに出来ないでしょうかね。

モータリゼーションの弊害かと

この道路における、自転車の車道走行禁止は、昭和50年代に制定されているそうです。
モータリゼーションで車が増えまくった時代ですね。

お話からすると、時代の流れで再考した結果ともいえるのですが、

読者様
読者様
担当者様曰く「最近のロードバイクの普及で、スピードが上がったこと、リアライトを使用する自転車が増えたこと」等で撤去の方向へ進んだということでした。

スピードが上がった、ということについてはどう捉えるべきか悩ましいところですが、リアライトの使用など広島県サイクリストのマナーが向上したことも一つの要因とみて取れます。
もしサイクリストが、ガンガン並走したりメチャクチャだったら、このような結果にはならなかったでしょうから。

そう考えると、やはりサイクリストのモラルは向上していて、安全意識も向上していると警察が認めたと言ってもいいのではないでしょうか。
これについては同じサイクリストとして、敬意を表します。

ただ一つだけ注意点。
道幅が狭いことには変わりないですし、一級国道はどうしても交通量も多く、根本的にはロードバイクが走るにはかなりの注意が必要な道路であることには違いありません。
もし車道走行解禁で事故多発だったら、また自転車通行禁止区間に指定されかねないので、あくまでもサイクリスト次第なんじゃないかと思われます。

たぶんですが、歩道での事故も多かったんじゃないでしょうかね。
そういう背景もありそうです。

とりあえず言えるのは、

・早くても来年夏を目途に解禁予定
・全区間解禁なのかは未確認なので、道路標識に注意

サイクリストの何気ない問い合わせが、行政を動かしたわけですので、今回はファインプレーと言っていいのではないでしょうか?

前にチラっと聞いたのですが、広島県内には自転車通行禁止区間がいくつかあるらしく、驚くほど走りづらい箇所がほかにもあるとか。
こういうのも、警察に要望を出せば検討してもらえる可能性はあると思います。

走りやすい環境は、フル行政任せではなく、本来は使う人(=サイクリストやママチャリ乗り)も含めて検討できればいいんですけどね。
まあ、ママチャリ乗りとロード乗りだとまた意見は合わない可能性がありますので、難しいところなんですが。

最近、オランダなどのように、自転車専用道を整備すべきという話もよく聞きます。
これも良し悪しなんですが、【通行するだけ】のママチャリと、【走行を楽しむ】ロードバイク、どうしても意見は一致しないんですよね。
交通安全という面では、このような自転車道整備になってしまうわけで。

車道と自転車道の通行について、質問をいただきました。 先日車道をロードで走っていたところ、交差点にいらした警察官に注意を受けました。 曰...

ここなんて、

道交法上の正規の自転車道になっているので、この道路のいわゆる車道部分をロードバイクが走ると、通行区分違反になります。
しかし、走行を楽しむロードバイクが、こんなところを走るわけにもいかない。

私もこれについては読者様から聞くまで知りませんでしたが、知ってからはこの道路自体を避けるようにしてます。
道路自体の走りやすさも考えて、道路を選択するところからが本当の安全性なのかもしれません。
広島の国道2号線も、見たところの印象では、あんまりロードバイクでは走りたくないなぁ・・・と思うところも。

ただ今回の件。
広島のサイクリストのマナーの良さが、ある程度認められた結果でもあるんじゃない?と思うので、そこについては素直に敬意を表します。