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MAVICがコスミックSLR45DISCに新リム投入。マヴィックはどこへ行く。

2021モデル
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マヴィックが2021年モデルのホイールとして、COSMIC SLR 45 DISCを発表してきたわけですが、いくつか気になる点があります。
マヴィックは今後、どこへ行くのでしょう。

コスミックSLR45ディスク

まずはディスクブレーキ用のコスミックSLR45。
従来のコスミックだと、チューブレス用リムテープが必要なリムだったので、リム内部にニップルホールが開いている状態でした。
2021年モデルとして登場したコスミックSLR45ディスクでは、新リムを採用。


https://mavic.jp/blogs/blog/product-4_20200828

 

リムにホールが開いていないため、リムテープ不要に変わりました。
また中央の窪みを大きく取ることで、よりタイヤの脱着を容易にしたということですね。
リム内部の構造も一部変化させて、タイヤの脱着がしやすくなったのがポイント。

 

まあ、UST=手でも簡単に脱着可能、ハンドポンプでも上がるぜ!だったはずなんですが、コスミック系やコメット系ではどうもそうでもない個体も多かったとか聞きますが・・・

 

リムテープのかさばりもタイヤの脱着の阻害要因になるので、トータルとしては改善していそうですね。

 

で、一番のポイントといってもいいのかなと思うのですが、リム自体をETRTO規格に沿ったものにしているため、ETRTO規格のタイヤであれば全て使用可能にしている点。
ロードUSTの当初は、マヴィックUSTタイヤしか適合しないという説明もあったくらいですが。
(まあ、皆さん自由にタイヤを使ってましたがw)

 

ここに来て公式に、ETRTO規格に沿ったタイヤであれば全部OKっす!モーマンター!とアナウンスしてきた点がポイント。
で、2021年モデルのマヴィックは、タイヤが付属せずホイール単体での販売になるようです!
これが大きなポイントではないでしょうか?

 

ディスクブレーキ用ホイールの場合、ハブは全てインスタントドライブ360になってます。
インスタントドライブも微妙に刷新されたようです。

 

で、マヴィックらしい限定商法も健在です。
コスミックSLRディスクは1470gで税別26万。限定250セット。

 

さらにコスミックSL45 ディスク ジャパンモデルというものも用意されていますが、こちらは1585gで税別17万。
300セット限定です。

 

マヴィックの場合、キシリウム125のように、限定といっても翌年には同じようなものが登場する傾向が強いので、限定にこだわるかは買う人次第と言えます。

 

コスミックSLRとSLの違いですが、2020年モデルまでの【コスミックプロカーボンSL UST】と【コスミックプロカーボン UST(通称ノンSL)】の違いと同じようです。
つまり、リムは共通で、スポークパターンなどの差ということでしょうか。

 

こちら、リムブレーキ用のSLとノンSLの解説。
https://roadbike-navi.xyz/archives/7104/

 

ディスクブレーキ用は両方ともインスタントドライブ360採用です。
2020年モデルのコスミックプロカーボンSL UST DISCが1515gでしたので、コスミックSL45ディスクとなり45g軽量化。

年式 ホイール名 重量 重量差
2020 COSMIC PRO CARBON SL UST DISC 1515g 45g
2021 COSMIC SLR 45 DISC 1470g
2020 COSMIC PRO CARBON UST DISC 1650g 65g
2021 COSMIC SL 45 DISC JAPAN 1585g

ちなみにマヴィック大好きなんですよ。
ずっとキシリウムを愛用してますし。

アルミリム=キシリウムに統一

今までのマヴィックは、キシリウム=軽量ローハイトリム、コスミック=ディープリム系という括りでしたが、2021年からは変わります。

アルミリム カーボンリム
キシリウム コスミック

リムハイトによらず、アルミリム=キシリウムと名称変更のようです。
カーボンリムはコスミックに統一。

 

その上で、先ほどのコスミックSL45などとリムハイトやモデル名を記す方向のようです。

 

マヴィックのホイール名、若干分かりづらい面があったので、こっちのほうが嬉しいのかもしれません。
コスミックプロカーボンUSTとかも【ノンSL】とか面倒過ぎて・・・

チューブレスはどこへ行く

先日書いたばかりですが、

いづれ、またクリンチャー回帰の時代になるんじゃないかと思ったり。
近年、また復活の兆しがあるロードチューブレスタイヤ。 チューブレスの流れは、10年位前にもあったと思うのですが、煩雑さが敬遠されて、いつの間にかほぼ消滅・・・ 昔って、ゾンダにも2WAY-FIT があったはずあったはずだけど、とっくの昔に消...

 

チューブレスのリム規格、各社好き放題作るから、まあまあ意味不明な状態に突入しています。
ジャイアントCADEXはフックレスリム投入で、CADEXブランドのタイヤのみ適合。
この時点で、タイヤの選択肢はほぼないと公言しているようなものですw

 

ETRTO規格に沿ったリムということで、かなりのタイヤが使えることが保証されています。
そんでもって、タイヤの脱着がしやすいように、リムの窪みを広くするとか、リムテープ不要にするとか。

 

で、先日の記事について、いくつかご意見も頂いてます。

 

読者様
読者様
はじめまして。お店の人に勧められてキシリウムプロUSTを購入しましたが、どうにも扱いづらく売却してアルミクリンチャーのホイールを買い直しました。
乗り心地は良かったのですが、出先でパンクした時の苦労を思うと、クリンチャーで良いかなと思います。

このあたりは考え方次第・・・なのかもしれません。
走行性能を重視するか、メンテナンス性を重視するか。

 

読者様
読者様
チューブレスの相性って大きいです。
ビードが上がらないとかは些細な問題で、致命的なのはハメたら外れない事かと思います。
うちにあるルビノプロと各社ホイールで試したところ
トレック純正…指で押すだけで外れる
マヴィック…頑張ればなんとか外れる。最悪踏めばなんとかなる
フルクラム…角材かませてウォーターポンププライヤーで挟むと外れる
こんな感じです。フルクラムにルビノだと外出時にパンクしたら絶望しかありません。
こういうのまとめてみるとみんな助かるかな?なんて思います。個体差はあるでしょうけど。

 

嵌めたら外れない問題、こっちの懸念も。

 

実際のところ、チューブレスが気に入って、何ら問題なく使えている人も多いわけですので、チューブレス=ダメというほど単純な話ではありません。
まだまだ発展途上とも言えるし、規格については群雄割拠状態。

 

プライヤーじゃないと外れないタイヤは、さすがに問題が大きい気がします。
このあたり個体差もあるし、タイヤとの相性もあるので、何ともいえないところなんでしょうけど。

 

カンパニョーロ・フルクラムについても、2Way-FitのホイールはETRTO規格に沿わないリムが増えてきてます。
それもあり、従来のタイヤ幅とリム幅の関係性も崩れています。

 

タイヤ幅÷リム内幅>1.4、は既に終了した時代のロードバイク業界。
従来、リム内幅とタイヤ幅の関係性は、このような図式で表わされてきました。 (タイヤ幅) ÷ (リム内幅) =1.4~2.4 この規格は、ETRTO(dte European Tyre and Rim Technical Organisati...

 

まあ、各社好き放題作る傾向は今後も続きそうですが、私自身はクリンチャーでいいやと思ってます。
なんだかんだ、アルミクリンチャーホイールは最強なんですよw
トラブルに最も強いホイール、と言っても過言ではないので。
アルミリムなのでブレーキ熱とか心配ないし、クリンチャーなのでパンクしてもチューブ交換すれば元通り。
このあたりは走行性能とメンテナンス性・作業性のどちらを優先すべきか、どちらにどれくらいのウェイトを置くかの考え方次第なんでしょうけど、走っていて楽しいのはカーボンディープですよね。

 

マヴィックの新型リムとタイヤの相性については、試すしかないですね。
ちなみにマヴィックの経営危機問題は、とりあえず解決のようですね。

 




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