先日の記事について。
![](https://roadbike-navi.xyz/wp-content/uploads/2020/09/035_2439_Catalogue_spare-parts_tools_Campagnolo_2020_part_C_Rev01_page-0031.jpg)
過去にもクイックリリースのディスクブレーキ車について、購入相談は何度か受けたような記憶があります。
私の考えとしては、
![管理人](http://roadbike-navi.xyz/wp-content/uploads/2017/07/1500992553487-169x300.jpg)
そのリスクを承知で、かつ何らかの理由で大特価とかなら検討の余地がある。
だいたいはこんな感じで回答してきた記憶が。
Contents
規格問題はややこしい
これ、まだVブレーキ時代のクロスバイクでも、似たようなことはありました。
8年位前のクロスバイクというと、基本はVブレーキ仕様でした。
何がややこしいかというと、リアエンド幅が130mm(ロードバイクと同じ)のものもあるし、135mmのものもあったわけです。
クロスバイクなのでホイールをグレードアップする人が多いとは思いませんが、クロスバイクに嵌ってゾンダとかに交換しようと思ったときに、
![読者様](http://roadbike-navi.xyz/wp-content/uploads/2016/11/tsuruno26_TP_V-300x200.jpg)
こういう人ってそこそこいた。
130⇒135mmなら何とか対応させる技がゼロではないけど、ちょっと面倒といえば面倒。
![](https://roadbike-navi.xyz/wp-content/uploads/2017/05/WH-RS500-TL-F_F_L_S1_2110-900_v1_m56577569831041545_png_swimg_detail.png)
これは、エンド幅が狭いホイール(130mm規格)に対して、フレーム側が135mmの話。
なので5mm分、何らかの方法で足せば済むわけですよ。
ところがディスクブレーキ車のクイックリリース、スルーアクスル問題。
現在主流のスルーアクスルはエンド幅が142mm。
クイックリリースだと135mm。
ホイールのエンド幅を削ることは出来ないので、アダプター対応出来るホイールじゃないとどうにもうまくいかない。
アダプターの付け替えで対応出来るホイールは、限られている。
マヴィックは2020年モデルまでは完全アダプター対応で、アダプター付属。
フルクラム・カンパニョーロの話はこちらでも触れてます。
![](https://roadbike-navi.xyz/wp-content/uploads/2020/09/035_2439_Catalogue_spare-parts_tools_Campagnolo_2020_part_C_Rev01_page-0031.jpg)
フルクラムは下位モデルのホイールなら、だいたいはクイック化可能なアダプターが付属してくる。
しかし記事でも書いたように、
・レーゼロDB⇒2019年あたりまではクイック化できるアダプターが付属していたが、現行モデルではシャフト品番が変更になっているのでアダプターは付属しない(クイック化が可能かも怪しい)。
・レーシング3DB⇒代理店いわく、クイック化は不可能。
上位ホイールでは、アダプター対応を取りやめにしています。
これも、クイックリリースのディスクブレーキ車が、今はほとんどないという時代の流れを汲んだものかと。
今後下位モデルでも同様に変更されていく恐れがゼロではなくて、完成車用のレーシング900DB(最下層)については既にアダプター対応を取りやめてます。
今後、こういう流れが加速する可能性は十分あるんですよね。
そういう意味で
現行モデルだと、前スルーアクスル、後ろクイックリリースのフレーム(完成車)は、メリダのスクル200くらいしか思い浮かびません。
スクル200を買ったあとに、ホイール交換では困る可能性がある。
なので、
・ホイール交換で選択肢が激減することを承知している
・異常なレベルで大特価だった
こういう条件が揃っているなら、購入するのは全然アリかと。
もしくは通勤通学用と割り切っていて、ホイール交換なんて全くする予定がない人とか。
クロスバイクのエンド幅問題もそうなんですが、知らずに買って後から後悔するのが一番ややこしい。
こういうデメリットは、ショップでも教えてくれないと思うので・・・
一応未確認情報なのですが、DTのホイールもアダプターが付属する・・・らしい。
ただDTについては、メーカーサイトを見ても記載がなく、正直わかりません。
メーカーサイトに十分な記載がない・・・というのも問題なんですが、極論すると、そんなレアケースまで面倒見ていられないという意味なのかもしれません。
ディスクブレーキのロードバイクは、最初はリアエンド幅135mmクイックから始まりました。
それが速攻で消滅。
しかしなぜか全滅したわけでもなく、スクル200みたいなのが残っている。
とりあえず言える事。
前後スルーアクスルのロードバイクを買えば、悩みはゼロです。
ほんとややこしい。
メリダのHPを見ても、ある程度ロード歴がある人なら、スペック表をみてリアがクイックリリースであることに気がつくかもしれません。
しかしド素人の人に、それを見抜けというのも酷な話。
誰なんですかね?
こんなに規格を流通させてしまったのは。
当たり前ですが、中華カーボンホイールがクイック化かのうかどうかについては、正直調べようがないです。
まあ、普通に考えて、アダプターが付いてくるとは思えませんが。
![roadbikenavi](https://roadbike-navi.xyz/wp-content/uploads/2021/01/20210101_140521.jpg)
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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