ちょっと前に読者様から頂いていた情報。
買ってきたチューブがなぜかデカ過ぎて、うまく収まらないというお話でした。
※28cタイヤで運用する目的だそうです。
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チューブがデカイ
予備に買っておいたシュワルベのチューブが、超巨大でした。
リムに嵌めても(嵌めようとしても)余りまくっている写真。
# 分かりやすい写真を撮影するために、裏をテープで留めてあります。
これ、最初にメールいただいたときに、大変失礼ながら膨らますのに空気を入れすぎなのでは?と思ったのですが、そういうわけでもないらしく、

というお話のようです。
チューブ自体はこちら。
で、同様の口コミも付いているようです。
700cサイズを頼んだが、700cよりもチューブサイズが大きくて、使えなかった。
アマゾンより引用
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1UGVB7VTCGB5A/
700cのホイールに使おうとしたが、径がデカくてブカブカ。
不良品か?
全く使えなかった
アマゾンより引用
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1S59IP90WR147/
さて、私のチューブに戻っての与太話。必要なのは700x28c、ちゃんと700ってパッケージに書いてあるでしょ、と思ったら、チューブの印字は「622/635」
正直なところ、700c以外はイマイチよく分かってないのですが、シュワルベの17SVチューブの適応はこのようになってます。
ERTRO | タイヤサイズ |
40-609 28-622 30-622 32-622 37-622 40-622 42-622 47-622 32-630 40-635 |
27 x 1 1/2 700 x 28c 700 x 30c 700 x 32c 700 x 35c 700 x 38c 700 x 40c 700 x 45c 27 x 1 1/4 700 x 38B |
むりやりタイヤの中に折りたたんで当座は凌ぎましたが、怖いです。すみやかに代わりを入手して交換。こちらの写真は安心のブリジストン台湾製
というお話でしたが。
気になって調べてみたのですが
シュワルベのチューブ、覚えている範囲では一度しか使ったことがありません。
ロード用の、700x18~28c対応のものだったと思うのですが。
(恐らくメーカーサイトでSV15となっているもの)
詳しい理由を思い出せないのですが、何かいい思い出がなくて敬遠していたのが事実。
たぶんどっちかの記憶でして、
1、23cに使おうとしたら、大きくて嵌めづらかった??(その頃、リム幅13.5mmのかなり狭いリムの手組ホイールだったから?)
2、すぐにパンクしたから??
どっちかの理由だったと思うのですが、今考えると1の理由だったかもしれませんが定かではありません。
なんていうか、シュワルベのチューブ、適応範囲が広めですよね。
今回のSV17についても700x28~45cなので。
例えばですが、パナレーサーのチューブ。

適応サイズが狭い。
・W/O 700×18~23C
・W/O 700×23~26C
・W/O 700×27~31C、W/O 27×1 1/8
・W/O 700×31~34C、W/O 27×1 1/4
・W/O 700×35~40C、W/O 27×1 3/8~1/2
・W/O 700×40~45C
これ、全部別製品です。
パナレーサーのR-AIRとかもそうですが、
・W/O 700×18~23C
・W/O 700×23~28c
・W/O 700×31~35C
こんな感じで適合範囲が狭い。
この方は28cで使おうと思っていたそうですが、私の感覚だと、タイヤが28cならパナレーサーの27~31cとか、23~28cのほうが組みやすかったような記憶があります。
※クロスバイクで28cを使っていた頃、手組みホイールでかつリム内幅13.5mmなどのかなり狭いリムを使っていたからかもしれませんが。
23cで使うのに、シュワルベの18~28c用がお気に召さなかった記憶は・・・ある。
で、チューブには適合するタイヤ幅の範囲が書いてありますが、使うタイヤサイズとチューブの適合サイズをよーく見る。
23cタイヤで使うなら、18~23c用、23~28c用の両方使えますが、前者の18~23c用のほうが組みやすい(噛み込みしづらい)。
これは単純な理由で、チューブサイズが少し小さいからですね。
28cタイヤで使うなら、23~28c用か、パナレーサーだと27~31c用とかがいいかと思います。
28~45c用は、たぶん組みにくいので。
グーグル検索すると、関連キーワードとして「自転車 チューブ 長すぎる/はみ出る/大きい/余る」などと提示され、よく検索されるようです。ただし、それは「使っていると伸びてくる」という事実があるようですが、私は知りません。
なお、私のは開封してありましたが未使用品です。
これについては、ラテックスチューブなら使っているうちにかなり伸びます。
全く同じサイズの、ヴィットリアのラテックスチューブ(新品と使い続けたもの)。
これはタイヤ交換のためにチューブを外した結果、これだけ伸びていたという事例。
これもショップの人に聞いたら、うまく折りたたんで収めることが出来ると言われましたが、それをやった結果いい思い出が無いので、外してみて伸びていたら寿命扱いしてます。
ブチルチューブだとここまで伸びることはないでしょうけど・・・
ちなみにこういう感じで伸びている場合には、空気を完全に抜いた状態でタイヤ内に押し込むしかないのではないかと思うのですが・・・
ここまで伸びていると、
完全に空気を抜いた状態でも、リム径よりはるかにデカイので私には使おうという気にはなりません・・・
折りたたんで詰め込んだ場合に、パンクしやすくなる可能性もあるし、1000円程度ケチったばかりにパンクして爆死するのはイヤなので。
シュワルベのチューブの件ですが、全部がそうなのか、たまたまデカイ個体だったのかは不明なんですが、チューブサイズを選ぶときは【使うタイヤサイズがど真ん中、もしくは最大】のものを選んだほうがいいと思います。
意味が分かりづらいかもしれませんが、28cタイヤを使うなら、28-45c用よりも、23-28c用のほうがいい。
28-45c用チューブに28cタイヤだと、チューブの適合範囲の【最小】ですが、23-28c用チューブに28cタイヤだと、チューブの適合範囲の【最大】になるわけで。
まあ、27-31c用みたいに、ど真ん中サイズのほうがよりベストかもしれません。
ちなみにですが、適合外サイズのチューブは応急処置以外では使わないほうがいいです。
今のロードの主流は25cですが、25cタイヤに18-23c用は恐らくは使えなくは無いけど、長期運用はしたくないかな・・・
32cに18-23c用チューブとかは、本気でアウト。
チューブの限界を超えて膨らんでしまうので、耐パンク性能は著しく落ちます。
どうしてもロードバイクにしろクロスバイクにしろ空気圧は高いので、このあたりはシビアなんじゃないかと思うのですが。
シビアだからこそ、メーカーもこれだけ複雑にサイズ展開しているんでしょうし。
昔はみんな23cだったので、グループライドでもみんなでチューブを流用できましたが、今は32cの人もいれば23cの人もいるみたいな状況ですので、自分のサイズくらい自分で用意しようという話ですね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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