先日の記事について。
いつも楽しく拝見させて頂いております
さて、各所の様々な記事を読んでよく思う事なのですが
「インナー×トップは使わないほうがいい」の根拠って薄くないでしょうか
私はインナーの9速を愛用しています(11s)
チェーンラインはアウター1速よりもインナー1速よりもよほど真っ直ぐに近いです
200kmのロングライドでは信号待ちでインナー5速、巡航はインナー9(10)速
アウターはサイクリングロードなど限られた場所のみ
これでグロス20~25km/h、十分です
坂道でのギア操作も単純、長旅の疲労管理もしやすいです
このような乗り方でチェーン落ちは無く、その気配すらありません
信号待ち・坂のたびにインナー・アウターと変速していればそれがベストなのでしょうが
私はやりたくありません
特に105でのフロント変速はかなりガチャガチャと重いです
(皆さん、本当に信号待ちの都度ちゃんとやってます?アウターロー発進してません?)「機材や乗り手次第だろう、好きにすればいい」と言えばその通りなのですが
そうバッサリ否定するものでもないのにな、と歯がゆく感じることがあります
インナー×トップに肯定的な記事は本当に見つかりません
(トップの定義も曖昧ですが)
Contents
インナー×トップは厳禁?
まず前提として、ワイヤー式ではインナー×トップを使うことが出来ますが、Di2では頑張ってもインナー×トップに入りません。
機械で制御されているので、どう頑張っても入らないようになってます。
インナー×トップですが、チェーンテンションが最も低くなるポジションです。
さらに歯が少ないもの同士に掛かっているので、チェーン保持も弱い。
かつチェーンラインは斜め。
斜めになっている上にユルユル&掛かりも浅いので、チェーン落ちするリスクが高いというのが、原則禁止の理由なのかなと思います。
ただし、同じギア比はアウターでも達成可能なので、使う人は少ないのではないでしょうか?
機械式では、禁止ではないけど推奨しないポジションと捉えたほうがいいのかも。
正直なところで言いますと、私はインナー×トップを使ったことがありません。
使う理由が無いというのが正直なところで、それよりもフロントを操作してアウターにしてしまいます。
チェーンテンションが喪失するポジションな上に、チェーンステイとも接近するポジション。
なのでチェーンが暴れて傷だらけになりそうな予感もします。
インナー×トップ。
アウター×トップ。
インナーのほうが低いのでチェーンステイに近づくと言えば近づく。
アウター×ローもインナー×トップも、どちらもたすき掛けポジションなのですが、Di2でインナー×トップに入らないように設定されているのは、最もチェーンテンションが落ちるからだと言われます。
斜め具合はどちらも似たようなもんだと思いますが、チェーンテンションが最大と最弱という違いは出るので、最弱チェーンテンションになるインナー×トップのほうがチェーン落ちしやすいのだろうと・・・
実際のところ
実際のところ、
私が信号待ちでアウター×ローに入れているのも、この方がインナー×トップに入れているのも、結局はフロント変速が面倒だからという理由なんだと思います。
リア変速ってサクサク感がありますが、どうしてもフロントについてはヨッコイショ感がありますから・・・
で、メーカー的にインナー×トップに入らないようにしているのは、恐らくはとんでもないバカモノ対策ではないでしょうか?
無意味に逆回転させまくってチェーン落ち&事故とか、そういうプレイをする奴が出ていたときに、メーカーはクレームと補償問題が出てくる。
実際に使ってチェーン落ちするかどうかもよりも、単なるリスク対策なのではないかとすら思ってます。
チェーンテンションが緩い、ギアの掛かりが浅い、チェーンラインが斜めと3つもチェーン落ちリスク因子があるので、落ちやすいポジションではあると思いますし。
それならば、電子制御できるDi2についてはインナー×トップを封じてしまったほうがマシなのかもしれませんが、機械式変速はそれを封じる手段がないのでしょうがない。
どちらにせよ、
ちなみに前に、チェーンラインが真っ直ぐと、たすき掛けでは7%程度の駆動効率が落ちるみたいなのを見たことがあるような記憶があるのですが(相当曖昧w)、どこで見たのか思いだせませんw
あと、もしアウターギアをほとんど使っていないなら、いっそのことフロントをシングル化しても面白いのかも。
シマノだと、GRXに40Tと42Tがあります。
けど最小ギア比1にこだわるなら、無しですね。
コメント