台湾GUSTOが2022年モデルの新車として、コブラと名付けたバイクを登場させています。
しかもリムブレーキのみという時代の流れに逆行した一台とも言えるわけですが。
2022 GUSTO COBRA SPORT
GUSTO-GUSTOはAttaqueが作るカーボンロードバイクです
コブラの基本的な性質は、スプリントやヒルクライムに最適なペダリング効率の良い【DiamondGeometry】を採用して、かつエントリーグレードのユーザー向けというコンセプトのようです。
この時代にあえてなのかリムブレーキのみという、時代の流れに逆行するかのような新フレーム。
東レT800を使い、フレーム重量は950gとなっているので、エントリーグレードにしては軽いほうと言えます。
完成車販売で、105完成車のみ。
フレーム | カーボンT800 |
フォーク | カーボン |
STI | 105 |
FD,RD | 105(RDはSS) |
クランク | 105 50-34T |
スプロケ | 105 11-28T |
ブレーキ | 105 |
ホイール | アタッキアルミクリンチャー(30㎜ハイト) |
タイヤ | INNOVA25c |
バーテープ | XTRM |
重量 | 8.4㎏ |
値段(税込) | 198,000 |
カーボンフレーム&105で20万アンダー。
2021年モデルのカーボン&105完成車というと、実はキャノンデールが最安だったというオチ。

アンダー20万なのでガストのコブラもお買い得と言えます。
ガストらしからぬというか、ホイールはややケチった感が出ていますが、どうせ完成車付属のホイールなんて後から好みで変えていくものですし。
アンダー20万!ということですが、このバイクのウリはそこではないと思ってまして。
サイズXXSがある
前から気になっていたのですが、台湾GUSTOと日本のGUSTOでは、販売されているサイズが異なってました。

RCR DUROだと、日本の代理店サイトだとサイズSが最小、台湾本国ページだとXSが最小。
日本の代理店が最小サイズを取り扱っていなかったということだと思いますが、コブラについてはXXS,XS,S,M,L,XLと6サイズ展開となっています。
なので身長が低い人でもサイズを選びやすいという点では、評価できるポイントなのではないかと。
ちなみにRANGER LEGENDで見ると、日本はS,M,L,XLの4サイズ展開。
台湾本国ではS,M,L,XL,XXL,3XLの6サイズ展開となってますが、さずがに3XLは需要がほとんどないでしょう。
コブラで見ると、ジオメトリはこうなってます。
サイズ | 水平トップ | シート長 | リーチ | スタック | 適応身長 |
XXS | 489 | 420 | 365 | 496 | 150-158 |
XS | 505 | 460 | 371 | 501 | 156-164 |
S | 520 | 480 | 377 | 516 | 162-170 |
M | 534 | 500 | 382 | 530 | 168-176 |
L | 549 | 520 | 389 | 544 | 174-182 |
XL | 559 | 540 | 395 | 560 | 180-188 |
サイズ展開が多いほうが選びやすいですし、これはいい方向だなと。
アンダー20万という買いやすい価格帯だけでなく、サイズ展開を多くしていることはいいこと。
小さい人向けというと、ブリジストンアンカーが有名どころですが、アンカーのRL8Wのサイズ390と420と比較してみるとこうなります。
車種サイズ | 水平トップ | シート長 | リーチ | スタック | 適応身長 |
RL8W・390 | 485 | 390 | 359 | 498 | 145-156 |
RL8W・420 | 500 | 420 | 367 | 507 | 149-160 |
コブラXXS | 489 | 420 | 365 | 496 | 150-158 |
コブラXXSはアンカーRL8Wのサイズ390と420の間、420寄りというイメージでしょうか。
身長が低めの方でも安心して乗れそうなサイズが登場しているのが、ポイントなんじゃないかと思いました。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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