毎日遭遇する、一方通行路での逆走自転車。

毎日通る道なんですが、このような道路があります。
赤矢印は一方通行。

かなり簡略化して書いてますが、A点からB点までは歩くと7分程度掛かります。
道幅が狭く、しかもバス通りなので一方通行は当然のこととして。

【自転車を除く】の補助標識が無いので、自転車も当然一方通行になるわけですが。

守る気は無さそう

普段ここを通過するのはママチャリに乗っているときだけなんですが、当たり前の話として一方通行は守ります。
狭いバス通りの一方通行、逆走したいなんて思わないし。

ただここ、ルート1と2を比べると、ルート1のほうが距離自体は短い。
それもあって、ルート1のほうでの逆走自転車は・・・たぶん一日中観察すれば200台以上はいるんじゃないでしょうか?

平気で逆走するような方々なので、二段階右折ガーとか言ってももはや意味がありませんw
左に寄って逆走しているならまだマシなレベルで、右寄り逆走も多いですし。

夜22時頃に時々見かけるオッサンなんですが、バーエンドバーがついているのか、ブルホーンバーなのかはよくわかりませんがツノを握りしめて、全力でダンシング逆走するバカがいるんですよ。
クロスバイクなのかシングルスピードなのかはよくわかりませんが、時速35キロ以上は出ている感じでフル逆走。

バカなんじゃないか・・・

ただまあ、この道路については、車も一通を見逃して進入しているのを過去の2,3回見たことがありまして、詳細は書きませんが交差点の構造上、一瞬分かりづらい面もあるのかもしれません。

ちょっと話は変わりますが、うちの近所に車と自転車の行き違いすら困難な道路があります。
かなり狭い道路ですが、一方通行指定されておらず、車同士が行き違いできずに困っている場面も時々見かけるほど。

そもそも、一方通行規制はどういう基準で決まるんだろう?

一方通行規制

一方通行規制は公安委員会の指定が必要ですが、警察庁の資料によるとこのようになっています。

原則として次のいずれかに該当する道路
1 交差点における交通流の整序化、単純化、安定化を図る必要性が特に高い都市部の幹線道路等
車両の相互通行に十分な車道幅員がなく、安全と円滑を確保するため必要がある道路
3 変則又は多岐の交差点と接続し信号処理上交通流を単純化する必要がある道路
一定方向への交通量が著しく多く、交通の円滑を図るため必要がある道路
5 通過交通を排除する必要がある生活道路
6 相互通行が困難な踏切及びその前後の道路
7 側道、副道、ロータリー等道路構造が特殊で、相互通行が困難又は円滑な交通流の確保が必要な道路
8 高速自動車国道等の流出入路

https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/kisei/kisei20170424.pdf

留意事項
1 歩行者、自転車等の通行の安全を確保するため、必要に応じて大型自動車等通行止め、最高速度規制、路側帯や歩道の設置等の安全対策を併せて実施すること。
原則として付近にう回路があることを前提とし、う回路が極端に長くならないように配意すること。
3 う回車両により、周辺道路に新たな交通障害を生じる場合があるので、規制の実施に当たり十分な検討を行うこと。
平行する道路の双方を一方通行にする場合は、方向別の組み合わせを十分考慮し、地域内の交通に必要以上の影響を与えることのないよう配意すること。
5 幹線道路等における一方通行規制の実施に当たっては、信号機の高度化、系統化及び道路標識の大型化等について配意するとともに、交差点において車両通行帯、進行方向別通行区分及び進路変更禁止規制を実施し、交通の整序化を図ること。
6 交差する道路においては、必要に応じて指定方向外進行禁止規制を実施するなどの措置を講じること。
7 踏切における本規制の実施に当たっては、踏切前後の区間を含めて行うこと。
8 側道等において実施する場合は、道路構造等により交通事故防止のためやむを得ない区間に限って実施すること。ただし、道路構造令第2条第11号に規定する副道については、一方通行規制を実施すること。

まあ、平たく言うと【総合的に考えて判断する】ということかとw
恐らくですが、よく通るこの道路が一通規制されている理由としては、

バス通りだから、なのかと。
逆にうちの近所で狭いのに一通規制されていない道路については、う回路が無いこととか、交通量が少ないからなのかなと。

まあ、【自転車を除く】の指定が行われるかどうかの基準はよくわかりません。
バス通りについてはどう見ても危険なのと、迂回すれば済むし、う回路もそこまで遠回りと言えないからなのかもしれません。

ちなみに規制については、公安委員会が一方的に決めるものでもないようです。

7 関係者の意見聴取
(1) 一般交通に及ぼす影響が特に大きい交通規制を実施する場合には、道路管理者、地方公共団体、地方運輸局(運輸支局等)等の関係行政機関だけでなく、大学、研究機関等の専門家の意見聴取に努めるなど、総合的な検討の上に立って効果的な交通規制を実施すること。
(2) 交通規制の種類に応じて、その影響を受けることとなる関係機関・団体、企業、地域の自治会、住民等の意見を聴くとともに、交通規制の必要性、効果等について説明し、理解と協力が得られるように努めること。

前に広島の道路で、車道のおかしなところで自転車の通行規制が掛かっているという話を頂いてました。

先日書いた、法律に従うと直進が困難なT字路の例。 これについて、ご意見を頂いてます。 ほ...

交差点のところで突如自転車は歩道に行くように促されるわけですが、これについて読者様が警察署に問い合わせたそうです。
単純に【なんで??】という疑問だそうですが、警察内でもこの道路標示には異論があったようで、この規制を解除する方向になっているようです。

前に書いた記事で、なぜか国道2号線、広島市役所付近の車道が、自転車通行禁止区間だという記事を書きました。 これについて...

要は道路標示を設置した当時と、現在の状況などを考えて【総合的判断】というところなんでしょう。
昔は理由があって規制したけど、昨今の状況を考えると規制する必要は薄いよね、みたいな話。

警察はこういうきっかけが無いと昔立てた道路標識や道路標示を見直すことはほぼ無いので、住民の意見から再検討するケースは普通にあるということになります。

一方通行についても、こういう説明がされているケースもあるようです。

「ルールがあるものではないので、一度つくったらずっとそのままということはなく、周辺の方の要望があれば柔軟に変わるものなんですよ。新たな要望が出ればいくらでも変わるものなので、この道は昨日まで通れたのに今日は通れなくなっている、というようなことはいくらでもあり得るんですよ」

https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=2480

警察は全ての道路について、交通量などを調べているわけではない。
なので近隣住民の要望があれば、調査して再検討する可能性は普通にありますよということ。

これは当たり前ですね。
昔は交通量が多かったけど、違う道路が出来たら交通量が減るケースなんて普通にある。
その逆もありうる。
なので実態に合わせて一方通行の規制であっても再検討する余地は当然あると言えます。

もちろん、住民の意見よりも警察の意向のほうが優先するだろうなとは理解できるところ。
住民の意向を全て取り入れたら滅茶苦茶になるし。

ちょっと面白い記事

ちょっと面白いなと思う記事がありまして。

一方通行の標識に「自転車を除く」の表記がない場所が多いが、自転車が通れる道なら付けるべきだ─という疑問が、横浜市旭区に住む会社員男性(59)から「追う! マイ・カナガワ」取材班に寄せられた。男性が利用する相鉄線希望ケ丘駅(同区中希望が丘)周辺の3カ所の一方通行道路で自転車が逆走する姿が散見され、実態にそぐわない標識があることを以前から気にしていたという。

https://www.kanaloco.jp/news/social/article-513026.html

相鉄線の希望ヶ丘駅の横の道路が、一方通行規制されています。
自転車を除くとは書いていないので、自転車の一通規制される。

200mくらいでしょうか。
この先まで進むと線路を超える踏切方向に右折することが出来ますが、直進方向は一方通行ではなくなっています(片側1車線道路)。

希望ヶ丘ってとんでもなく坂ばっかりなので、ここのう回路となると、事実上線路を超えて厚木街道に出る形になります。

実はこの近辺に行く用事が毎月あるのでこの辺りはよく知ってますが、この道路、車の交通量が多いとは言えない。
実態として交通量も少ないし、う回路も相当遠回りになるのだから、【自転車を除く】にしてもいいんじゃね?という話の様子。
神奈川県警は応じる予定はないっぽいですが、これも【総合的判断】なんでしょう。

ほかの記事とか実態としても、地域住民からの申し入れで警察が再検討する可能性は普通にあるということです。
交通規制については、警察庁が【目的達成のため必要最小限】としています。

公安委員会が交通規制を行うことができるのは、
道路における危険の防止
交通の安全と円滑
交通公害その他の道路の交通に起因する障害の防止

をするため必要があると認めるときであり、これは単独であっても重複しても差し支えないが、それ以外の目的での交通規制は認められず、また、目的達成のため必要最小限の交通規制でなければならない。

https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/kisei/kisei20170424.pdf

危険の防止と円滑な交通を両立させる必要がある。
そして地域住民の声を聴き、それも加味した上で再検討する。

こういうのは当たり前のことというか、警察が一方的に【こうしろ!】というだけでは意味が無いので、地域の安全は地域全体で考えましょうということですね。
警察的な視点と地域住民の視点でズレが出ることはあって、お互いをすり合わせることで気が付かなかったリスクが浮き彫りになることもあるわけですし。

前から気になっていたのですが、境川サイクリングロードの大和のあたり。

このあたりは自転車歩行者道ではなく一般道です。
川沿いに進むと、一方通行(自転車を除く)となっている個所があります。

ご丁寧に自転車ナビマーク付き。
一方通行で、かつ自転車を除くと書いてあります。
一応徐行してくれとする看板はありますが、一応はサイクリングロードの一部にもなっているので、実態としてはロードバイクがガンガン通っていきます。

ここの道路、狭い上にさっきの希望ヶ丘駅付近よりは車の交通量が多いんじゃないかと思うのですが、なぜか【自転車を除く】なので自転車への一通規制はされていません。
実態としては完全に住宅街で、このとおり狭いので自転車にも一通規制すべきではないかと思うのですが。

う回路は普通にありますが、それでも一通規制が自転車まで及んでいないのは、境川サイクリングロードだから・・・なのでしょうか??
どういう基準で【自転車を除く】に決定するのかは果てしなく謎。

う回路に当たる方向も完全住宅街ですが、

両側に住宅街のここを通られるよりは、片側が川になっていて視認性がいいほうを通ってもらったほうがいいという話なんでしょうか??
こういうのも恐らく、道路標識が出来た当時に地域住民との意見調整があったのだろうと思います。
う回路のほうは一方通行ではなく、先ほどの道路よりはやや広めになってますが、こんなところをサイクリングと称した暴走自転車が通るよりはマシ・・・ということかもしれません。
正確な理由はわかりませんが、先ほどの希望ヶ丘の記事を読む限り、決定経緯は5年程度しか残ってないそうなので理由は調べてもわからないでしょう。

ただこういうのも、警察が一方的に安全性だけを見て決めるのではなく、円滑な交通を実現するために地域住民との意見調整もあり、実際に生活道路として使う人たちの理解が無いと成り立たないということなのかなと。
詳細な実態は、そこに住んでいて生活道路として普段から使う人じゃないとわからない。
それに加え、警察的な視点から懸念点をあぶり出し、意見が調整される。

希望ヶ丘駅前の道路は、歩道が付いてます。
間違っても【歩道を徐行すればいい】などと書くと意味不明な事態になりかねないですしね。

交通規制標識については、ある程度住民の意見も加味して決定されます。
これは当たり前のことで、一方通行を実現するために、+1キロ遠回りしなければならないみたいなう回路があれば、事実上では無法地帯化する。
イチイチ遠回りするのは面倒と考える人が増えるのは、通常の思考能力をもってすれば想像できますし。

希望ヶ丘の駅前については、う回路が線路を越えなければならない点で無理があるのかなと思いました。
踏切で引っ掛かるし、山側のう回路はもっと無理がある。
交通量がかなり少ない実情を踏まえれば、柔軟に対応してもいいのでは?という住民の意見を取り上げている記事なわけですが、たぶんこういうのも理解できない人はいるんだろうな。
実情に合わせて道路標識を改めたほうがいいと考える意見も当然あるわけですが、細かいところまで検討しないと、こういう記事が的外れなのか、面白い意見なのかを理解できない。

県警は、地域住民らが標識の変更を申し入れる場合は、各署の交通課で取り扱って検討しているという。

https://www.kanaloco.jp/news/social/article-513026.html

一方通行に限らず、地域住民の意見で道路標識が変更されることなんてそれほど珍しいとも思いません。
標識設置当時と状況が変わることもあるし。

電動キックボード問題でも、人が死んだらどうするんだ!とか極論を出す人っています。
人が死んだらどうするんだ!という極論を出すなら、当然車やオートバイ、自転車は即刻廃止にしないといけない。
乗った人の自己責任が問われる日本の原則すら理解していない。
どこでバランスを取るのかという議論が出来ない人っているわけで、困ったもんだなと思うわけです。

新型コロナウイルスに対するワクチンも、【人が死んだらどうするんだ!】なんてバカバカしいことを言ってもしょうがない。
メリットとデメリットを天秤にかけているのは明らか。
そもそも承認されている薬であっても、年間何人かは死亡事例があったりするわけですし。
それを命の軽視だと捉えるのか、その一方で多くの命を救っていると見るのかの違い。

ちなみに希望ヶ丘の記事ですが、歩道をガッツリ走っている自転車がいますねw
警察の本音は恐らくここで、

車道は一方通行、歩道を徐行すれば済む。
【危険防止のためにやむを得ない】と考えて歩道を徐行すればいいし、より正確に言うと歩道を歩いてくれだけど、そんなもんまで取り締まりしてないし。
けど【歩道を走ればいい】とは口が裂けても言えない立場なので、濁すしかないよねw

何が何でも法律で解決できるわけでもなくて、グレーゾーンの歩道走行を使えば済むよねが恐らく本音なのかと。

ちなみに希望ヶ丘駅からこの一方通行の先には、大きなスーパーがあります。
なので逆走が発生しやすい箇所なんですよここ。

ちなみにこの希望ヶ丘駅付近の記事ですが、【実態に合わせて道路標識を変えるべきだ】という読者さんの意見に対し、編集部が追跡した内容だということは誰でも理解できるところ。
読者さんの意見に理解を示しつつも、なぜ出来ないのかを検証した記事とも言えますね。
編集部が実態に合わせて道路標識を変えろと主張しているわけではないですが、ここが理解できない人がヤフコメだと結構溢れていたような。

記者自身もよく自転車に乗るので「逆走したほうが近道」の意見も理解できるとの思いで取材した。

https://www.kanaloco.jp/news/social/article-513026.html

逆走したら近いのは一方通行道ではどこでもそうなので、それ自体は当たり前。
逆走を推奨しているわけでもないし。

当サイトでも読者様の意見に対して調べて追及することはありますが、読者様の意見を私の意見と混同して批判してくる人もいたりするので、正直ちゃんと読んでくれと思うこともありますw

こういう記事っていろんな側面があるのですが、

・そもそも一方通行規制に自転車が含まれることを知らない人への注意喚起
・この道路に一方通行規制が掛かっていると知らない人への注意喚起

こういう側面も実はあります。
世の中、思っている以上に道路標識に無知な人もいて、知らないという人にはいいチャンスになる記事。
もちろん、知っていてわざと守らないという人には効果がありませんが。

まあ本音で言うと、【自転車を除く】の補助標識は無いほうが好ましいと思います。
車両であることを認識してもらうにはそのほうがベターだと思いますが、なにせ世間の実態はそうはなっていないため、今すぐ補助標識を廃止するのも無理があるんでしょう。

それにしても、希望が丘駅前と境川CRの状態を見て、いったいどういう基準で【自転車を除く】にしているのかはホント謎です。
ニッポン語でいうところの総合的判断なんでしょうけど、実態としては何となく決まっているだけなのかもしれません。
うちの近所なんて、車と自転車のすれ違いすら困難なのに、一方通行規制されていませんが・・・