ビンディングペダルには様々な値段のものがありますが、性能は違いますか?【質問いただきました】

ビンディングペダルについて質問を頂きましたので回答いたします。
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ロードバイクで初めてビンディングペダルを導入しようと検討しています。
いろいろ探してみると値段も様々あるようですが、高いペダルと安いペダルでは劇的な性能の差があるのでしょうか?
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回答いたします。

高いペダルと安いペダルの違い

確かに、ビンディングペダルの値段は、高いものと安いものではかなりの差があります。

私はTIMEのペダルを使っていますが、TIMEのペダルで一番高いXPRESSO15が定価で59,000円(税抜)、一番安いXPRESSO1が4,900円(税抜)なのでかなりの価格差がありますね。
XPRESSO15はXPRESSO1の12個分くらいの値段ということになっちゃいます・・・

シマノのデュラエースだと約25,000円ですが、一番安いPD-R540だと5500円くらい。
なので価格差は5倍近くあります。

ほとんどのケースで当てはまることなのですが、価格が高いペダルと安いペダルの違いは、以下の通りです。
・高いほうが軽量に出来ている
・高いほうが回転がスムーズ
・高いほうが剛性が高い
・高いほうが固定力が強い

ほとんどのケースで、これが当てはまる気がします。

さて、問題なのはこれらを【体感】できるかどうかという話です。

一番体感しやすい要素は?

これについてですが、乗り手の実力も関係するので、あくまでも初心者という前提で書きます。

恐らくですが、一番体感しやすい要素は【固定力】です。
ビンディングペダルの場合、クリートを付けたシューズでペダルをキャッチ(ステップイン)し、降りるときはペダルからシューズをリリース(ステップアウト)するわけです。

このときのステップインとステップアウトには【硬さ】があり、硬いペダルだと外れにくいし嵌めにくいということがあります。
スピードプレイのペダルだと、買ってすぐは馴染みが出ていないので、どのグレードでもなかなか嵌ってくれません。
これはペダル本来の【硬さ】ではなく、製品上の問題で使っているうちに馴染みが出て嵌りやすくなるので、ちょっと違う問題ですが。

高いペダルというのはレース向きなので、レースでは走行中に嵌めたり外したりを繰り返す必要性が全くありません。
そのため、硬くてもしっかりと固定してくれるペダルのほうが良かったりします。

なので高いペダルのほうが、ステップイン、ステップアウトともに【硬い】と感じることが多いと思います。

ただし、固定力についてはどのペダルでも調整機構が付いているので、ある程度は調整可能です。
ペダルの調整機構ではネジを回すことで【最弱】~【最強】まで硬さを選べますが、高いペダルの最弱と、安いペダルの最弱を比べてもやはり高いペダルのほうが固定力が強い気がします。

次に【体感】しやすい要素となると、うーーーん、回転性ですかね。
手でペダルをクルクル回す分には、やはり高いペダルのほうが良く回っています。
足でペダリングして感じ取れるかどうかについては、なかなか難しいかもしれません。

軽量性については、片側で100g以上変わるとそれなりに違いは感じると思います。
これについてですが、過去にSPD⇒SPD-SLに変えたときに、劇的な変化を感じました。
踏み面の違いによるものというよりは、ペダル&シューズでかなり軽量化されたからです。

SPD用のシューズは、構造的にどうしても重たいです。
クリートが靴底の凹みに嵌る形なので、シューズのソール部分がどうしても重いです。

SPDのクリートは靴底から全く出っ張らない構造です。

SPD-SLなどのロード用シューズは、クリート自体が靴底から大きく出っ張る構造です。

シューズ自体はロード用のほうが軽いので、どちらかというとペダルの軽量化というよりはシューズの軽量化かもしれませんが、どちらも合体して回転するという意味では軽量化は結構な違いとして感じ取れました。

ですが、同じロードペダル同士を比べた場合、例えばXPRESSO1は片側で114g、XPRESSO15は片側で66.5gです。
この約50gの差を私は感じ取る自信はありませんが、感じ取れる人は感じ取れるかもしれません。

剛性については、たぶん一番わかりづらいかと思います。
ペダルも踏み込めばシナるわけですが、ペダル軸自体はクランク側にネジ止めされているわけで、ペダルのシナリよりもクランクのシナリのほうが大きいような気がします。

初心者が買うべきペダルの価格帯

これについてはちょっと難しいです。
予算は人それぞれなので、予算に合ったものを買えばいいだけという話で終わってしまします。

クロスバイクなどで既にビンディングを経験している人なら予算に応じて好きなものを買えばいいと思いますが、ビンディング初心者ならばまずは15000円以下のペダルのほうが使いやすいかなと思います。
理由は簡単で、ステップインとステップアウトが硬すぎないものが多いから、という点だけです。

個人的にオススメのペダルとなると、TIMEもしくはスピードプレイになります。
しかし、スピードプレイは馴染みが出てくるまではやたらと硬く、それが原因で落車するかもしれないので、ビンディング初心者にはオススメしづらいのが現状です。

なのでシマノ、LOOK、TIMEの中から、見た目だけで最初は選んでいい気がします。

シマノとLOOKは、使用感としては似たような感じです。
TIMEはちょっと独特ですが、独自のフローティング機構があるので膝にやさしくオススメです。

ここでTIMEのペダルについて、まとめてみます。

重量

(片側)

定価

(税抜)

特記事項
1566.5g59,000中空チタンシャフト

セラミックベアリング

ライトカーボンボディ

アルミプレート

1277g37,000中空チタンシャフト

カーボンボディ

アルミプレート

1095g23,000中空スチールシャフト

カーボンボディ

アルミプレート

8Pro100g22,000中空スチールシャフト

コンポジットボディ

アルミプレート

6102g16,000中空スチールシャフト

コンポジットボディ

ステンレススチールプレート

112g12,000スチールシャフト

コンポジットボディ

ステンレススチールプレート

112g 8,000スチールシャフト

コンポジットボディ

1114g 4,900スチールシャフト

コンポジットボディ

※全てクリートは付属します。

TIMEのエックスプレッスペダルはやたらと種類があるのですが、うーーん、どうですかね。
イマイチ違いがわからないレベルの差のペダルもあります。

例えばXPRESSO1と2の違いは、デザイン的なものと2gの差です。

これなら2じゃなくても安い1でもいい気がします。

もうちょいお金を出せるなら、オススメするとしたら4とか6あたりでしょうか。

TIMEの場合、クリートカバーが専用品は売られていませんので、自作する必要があります。

カーボンボディとコンポジットボディの差は、軽量性、つまりはカーボンボディのほうが軽いという意味です。
中空シャフトとそうでないものの差は、シャフトの重量と剛性に関係すると思われます。
中空シャフトは軽くて剛性が高いという意味かと。
XPRESSO15だけは飛びぬけて高いですが、セラミックベアリングを使ったりして回転性を上げているということですかね。

ついでにシマノのペダルもまとめてみましょう。

重量

(片側)

定価

(税抜)

特記事項
デュラ

R9100

114g23,322カーボンコンポジットボディ
アルテグラ

6800

130g14,231カーボンコンポジットボディ
105

5800

142.5g11,455カーボンコンポジットボディ
PD-R550155g7,388コンポジットボディ
PD-R540LA165g5,160ライトアクション

※全てクリートは付属します。

PD-R540LAは【ライトアクション】という名前の通り、ステップインとステップアウトがかなり軽くなっているモデルです。
これは初心者には使いやすいかもしれませんが、慣れてくると固定力に不満を持つかもしれません。

この中で一番固定力の調整幅が広いのは、実はPD-R550です。

シマノ ペダル SPD-SL ブラック PD-R550L
SHIMANO(シマノ)
売り上げランキング: 3,581

これは調整すれば105の最弱よりも軽く、ライトアクションに近いくらいまで軽くできますし、調整次第ではかなり硬めにもできます。

とは言え、何だかんだ一番の売れ筋となると105グレードなのかなと思いますね。

シマノ ビンディングペダル105 PD-5800
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TIMEとシマノを比べたときに、TIMEは圧倒的な軽さが目立つと思います。
TIMEのペダルは軽いのです。
一番安いXPRESSO1でも、重量だけはデュラエースと同じですから。

ステップイン、ステップアウトの硬さですが、TIMEは全体的にシマノよりも軽い感じがします。
ただし、ステップアウト時に足首を捻る【量】、つまりはアクションの大きさはTIMEのほうがちょっと大きい感じ。

つまり、TIMEはシマノよりもステップインとステップアウトは軽いが、ステップアウト時のアクションの大きさはTIMEのほうが大きいということです。
(ただし、シマノのライトアクションは除く。シマノのライトアクションは、ステップインとステップアウトが驚きの軽さです)

初心者ならどれを買うべきかですが、とにかく外すのに自信がないなら、シマノのPD-R540LAです。
これは軽すぎる。
ただし、慣れてくるとイマイチに感じるかもしれません。

全般的にTIMEのほうが動作自体は軽くできるので、初心者にもオススメしやすいとしたらXPRESSO4あたりでしょうか。

そこで最初の質問に戻りますが、高いペダルと安いペダルでは、やはり値段に応じた差はあります。
ただし、初心者がその性能差を感じ取れるかというとかなり疑問です。

高いペダルはプロスペックというか、レース仕様なので【硬すぎる】などの使いづらさを感じる場合もあるため、初心者には安いペダル~ミドルグレードのほうが使いやすいかもしれません。