カンパニョーロが誇る定番ホイールに、ニュートロン ウルトラがあります。
このホイールは結構昔からありますが、最新のホイールがたくさん登場している現在でも、ヒルクライム用にニュートロン ウルトラを愛用している人が結構います。
そんなニュートロン ウルトラの魅力を書いていきます。
まずはニュートロン ウルトラのスペックから
・フロント重量: 630g
・リア重量: 840g (Campagnolo), 879g (Shimano)
・リムの高さ: 18mm
・リムの幅: 20.5mm
・スポーク数: 22 (フロント)、24 (リア)
・シマノ 8-11s対応
※サイトによっては9-11s対応と書かれていますが、8sも9sもスプロケ幅は同じなので8sでも対応します。
このホイールの特徴ですが、まずはリムが軽いということです。
リムが軽くてローハイトなので、山向き(ヒルクライム向き)と言っていいでしょう。
非対称リム採用ですし、スポーク数もやや多めの構成なので、剛性も十分です。
ハブはカップ&コーン。カンパニョーロのハブは回転性がとってもいいですよね。
よく「カンパニョーロのハブは爆音」と言われますが、これにはやや誤解があります。
きちんとハブのグリスアップをすればそこまで爆音ではありません。
一昔前だと、メーカー出荷時にはハブのグリスアップがそれほどされていなかったため、買った時点では超爆音のことがほとんどでした。
最近はきちんとグリスアップされてからメーカー出荷されているようで、買った時点では超爆音ではないです。
ただし、シマノなどに比べたら爆音です。
カンパニョーロのハブは、他社よりもラチェット音はうるさいです。
カンパのハブは爆音というのは、買った人のメンテ具合でも変わります。
ニュートロン ウルトラの走り
やはりリムが軽いので、走りは軽快そのものです。
カンパのホイールの大きな特徴ですが、剛性はしっかりしているものの決して剛性が高すぎないというか、すごく絶妙なところを追求している気がします。
シマノのデュラエースc24はヒルクライム用として人気ですし、ニュートロン ウルトラよりも総重量は軽いです。
しかし、c24の最大の弱点として、剛性が低めであることが挙げられます。
c24だとフロントスポークが16本ですので、ダンシングしたり体重が重めの人はホイールがたわんでしまい、進まない感じになることがあります。
c24はリム自体も柔らかめです。
ニュートロン ウルトラの美点ですが、しっかりとした剛性でダンシングや加速のパワーを逃がさないようにしながらも、決してガチガチのホイールではないため、乗り心地もいいということです。
この点が今も愛用者が多い理由ではないでしょうか。
ホイールを選ぶとき、特にヒルクライム用となるとホイールの総重量ばかり気にしがちです。
ですがよーくホイールを見ていけば、剛性とかのバランスのほうが総重量よりも大切なんですね。
軽くても剛性が低いホイールは、ホント進まないです。
ペダルに乗せたパワーが、ホイールで吸収されてしまう感触になります。
c24が合わないという人はそれなりにいる気がしますが、ニュートロン ウルトラが合わないという人は少ないように感じます。
でもホイールに求める剛性は、人それぞれ違います。
c24の剛性で十分の人なら、ニュートロンウルトラよりもc24のほうがいいでしょう。
c24の剛性では不十分の人には、やはりニュートロンウルトラがいいですね。
今ならウイグルで49%オフですね。
定価 109,054円⇒54,703円(49%オフ)
ニュートロン ウルトラ
今も昔も、これからも愛される名ホイールの1つと言っていいのではないでしょうか?
乗っていて楽しいホイールが欲しいなら、ニュートロン ウルトラは買いでしょう。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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