もう何年前の話・・・ですかね。
ニュース報道を見ていて思うことがありまして。
登りはインナーで
その日何キロ走ったのか覚えていませんが、たぶん夏の暑い日とかだったんだと思います。
帰宅するには13%の勾配を登らないと帰れません。
なのでフロントをインナーに落とすわけです。
13%で200mとか続く坂なので。
フロントをインナーに落とすので、左の小レバーを押すわけじゃないですか。
大レバーを押せばインナーからアウターに持ち上げる。
アウターからインナーに落とすには小レバーを押す。
けどこの日、何でなのか分からないのですが、左小レバーを押すとどんどんどんどん重くなっていく。
暑さと疲労の中、意味が分からないのですよ。
左小レバーを押せば、一気に軽くなるのが常識。
けどこの日、押せば押すほど、どんどんどんどん重くなっていく。
最終的には登ることが出来なくなり、歩いて登って帰宅しました。
もうお分かりですね
正直なところ、暑さと疲労で
この程度の発想しか思い浮かばないんですよ。
帰宅してシャワー浴びて少し休憩して、ちょっと考えてみたんですよ。
ちょっと考えればわかることですが、左小レバーを押しているつもりで、右小レバーを押しているだけなんですよ。
実際、バイクを拭こうと思ってみたら、ギアはアウター×トップに入っている。
正直、バカなんじゃないかと思いましたw
過労が過ぎると、正常な思考能力すら失われる。
過労運転は禁止プレイでしたね。
第六十六条 何人も、前条第一項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。
報道と
また最近、ある刑事事件の報道が相次いでます。
自動車が故障して暴走したのか、アクセルとブレーキを踏み間違えたのか?
まあ、記録上はアクセルしか踏んでいなかったらしいですが。
この報道を見る度に、STI左右間違い事件を思い出すんですよ。
もちろん私の場合は事故を起こしたわけでもないし、単に自分が苦しんだだけの自業自得事件なので、比べる対象ではないことは重々承知。
私の脳内記憶では、確実に左小レバーを押し続けたんです。
けどシャワー浴びて少し休憩して、ロードバイクのメンテナンスをしようと思ったらアウター×トップに入っている。
これが記録であり、現実です。
けど脳内記憶では、確かに左小レバーを押し続けた。
冷静に考えると、左小レバーを押し続けても一回しか作動しないはず(トリム操作を除く)。
左小レバーを押せば、アウターからインナーにチェーンが落ちて、もう一回同じ操作をしてもそれ以上は何も変わらない。
けど脳内記憶では、左小レバーを押し続けたんですよ。。。
もしこれが裁判になって、
こんな主張しても、冷静に反論されるだけですよね。
記録でも、アウター×トップにチェーンが掛かっていることからも明らかです。
電子制御機構の異常の可能性が高い。
左レバーはフロントディレイラーとしか繋がっておらず、被告の主張は根拠がない。
それにもかかわらずギアがどんどん重くなったのは変速機構の故障としか言いようがない!
まあ、絶対に勝てませんよね。
記憶の上では、確かに左小レバーを押した。
けど過労その他の理由により、なぜか右小レバーを押し続けたことは明らか。
そういうレベルの話と一緒にしちゃいけないんでしょうけど、記憶というのは時に曖昧で、記録と現象だけが真実なんだろうなと思うわけです。
ロードバイクの事故でもそうですが、
つまりこれはシマノの問題です!
登りで加速するのは、ペダリングが必要です。
こんな無理筋の主張をする人はいないでしょうし、主張するのは自由ですが誰にも信用されませんよね。
電動ブレーキの話
前に何度か書いた件です。
電動ブレーキ、無線ブレーキについては、今の技術であれば製品化自体は可能だと思います。
要はモーターの力でキャリパーを開閉すればいいので、無線でも、有線電動でも難しい技術ではない。
けどそれを開発しようと思うメーカーは、間違いなくないでしょう。
異常が起こって作動しなくなったら、メーカーの責任がね・・・
あと、下手にブレーキレバーが軽くなりすぎても、ちょっと握っただけでギュッと効きすぎて制御しづらいというのもあるでしょうし、重量的にもメリットが無い。
無罪を主張するのは被告人の権利なのですが、自分がやったことについては客観的事実がある限り、それに忠実でありたいなと、ある種の反面教師になる事例だなと思ってみています。
記憶というのは時に曖昧だし、都合がいいエピソードに置き換わる人もいる。
全く身に覚えが無いことを吹っ掛けられても困りますが・・・
実際のところ、妄想だけで根拠がない疑いを掛けてくる事例もありますしね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
電子制御の厄介なところは、センサー自体が誤作動を起こして嘘のデータを送ったり、データロガーも誤作動する可能性が無いわけではないです。ワイヤー変則と違って物理的な証拠が残らない可能性もありますし。
私の場合はセンサーの誤作動で車のエンジンが不調だったので、データロガーを繋いで貰ったのですが正常と表示されたせいで交換せず、わりと直ぐにちょっと遠出をした出先でセンサーが完全に壊れて立ち往生しました…
いきなりの鬼エンジンブレーキが掛かりましたが、マニュアル車だったのが幸いして咄嗟にクラッチを切って惰性で路肩まで寄せられました。
コメントありがとうございます。
モノにもよると思うのですが、センサーの異常があればそれを検知するものもあると思います。
何を信用すべきかは難しいですが、なかなか難しいですよね。