ちょっと前に、厚手の輪行袋と薄手の輪行袋について質問を受けていたのですが、これに付随して。
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厚手の輪行袋と薄手の輪行袋
厚手の輪行袋と薄手の輪行袋の差は、ズバリ生地の厚みそのものです。
これは誰でもわかる当たり前のことなんですが、ちょっといろいろ引っ掛かる点というか。
オーストリッチのOS-500だと、クッション素材としてウレタン層があるので、ある程度のクッション性は期待できます。
まあ、これは輪行「袋」ではなく輪行「バッグ」だと思うけど。
いわゆる「袋」の場合、厚手の輪行袋だからといってもクッション性を期待するわけじゃなくて、破れにくさの問題になると思う。
薄手のほうが破れやすいという点は間違いないです。
超軽量タイプだと、ちょっと地面に擦っただけで知らぬ間に穴が開くなんてことは普通です。
知らぬ間に穴が開いていた→一部が剥き出しになっていた→傷がつくということがあります。
厚手の輪行袋だと軽く擦った程度では穴が開くリスクが低い→本体も傷がつきにくいみたいな話であって、打撃的な力が掛かったときのクッション性を期待するならあんまり関係ないような。
ずいぶん昔なんですが、重量1.5キロというマンモス級の輪行袋を持っていたことがあります。
すでに廃盤なのか、商品名すら思い出せないやつです。
確かにこのレベルまで行くと地面と擦った程度では破れることはないし、多少雑に扱っても袋が破損しそうな雰囲気はありません。
その代わり、持ち運びは最悪です笑。
普段使っているR250の超軽量タイプについては、例えば地面に置いてから横着して床を引きずるようなプレイをしたら穴が開く可能性はあります。
袋に詰め込むときも、雑に袋を引っ張ると破れそうな不安感はあります。
オーストリッチのもうちょい厚手のものも持っていますが、いわゆるクッション性という点では皆無に等しい。
これが仮にもっと厚手のものなら「クッション性」が高いのか?というと、超薄手よりはわずかに期待できる程度の話じゃないですかね。
オーストリッチのロード520は重量が820gとありますし、見るからに生地が厚手でゴワゴワしているのが画像からも見てとれます。
クッション性を期待するなら、輪行バッグにするしかないと思うけど、携帯性については絶望的です。
慎重に運べば
ちなみになんですが、輪行袋に肩掛けの紐があるじゃないですか。
ずいぶん昔に、肩掛け紐が取れてガッシャーン!と落下したことがありまして、持ち運びするときに肩掛け紐を使っていなかったりします。
より正確に言うと、肩掛け紐が何らかの理由で取れたとしても、落下しないように両手で保持してます。
とはいえ、輪行袋の接地面にはタイヤがあるので、タイヤが多少なりともクッションになる可能性はあるけど、エンド金具のところにおかしなフォースが加わりヒヤヒヤしました。
そういう意味では、落下系のトラブルにも安心なのはエンドに力が掛からない横型なのかもしれないけど、落下系トラブルは気をつけていれば防げますからあまり気にしなくてもいいような。
クッション性が高めで持ち運べる携帯性も許容範囲の輪行袋は?と質問されたのですが、どうしても気になるなら、クッション性を期待するなら中身にプチプチでも巻き付けるしかないのかなと。
荷物増えるだけなのでおすすめしません。
傷つけたくないとか、おかしな外力が掛かるのが嫌とか気持ちはわかりますが、どうしても気になるならオーストリッチのOS-500のような輪行バッグ。
ただし走行中に持ち運ぶのは無理があるので、駅のコインロッカーに輪行バッグを入れてしまいその駅発着に決めるしかないかと。
宿に輪行バッグを置いてでもいいけど。
輪行で荷物増えるのはイヤなのでコンパクト性を重視しちゃいますが、おかしな外力については自分自身の注意で防いだほうがよろしいかと。
袋にクッション性を期待するなら、必然的に重くなるだけ。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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