2WAY-FITと2WAY-FIT READYの違い。シーラントは指定がある?

カンパニョーロ・フルクラムには昔から2WAY-FITと名前が付いたホイールがあります。
要はクリンチャーとチューブレスの二刀流。

まあまあややこしいことに、2WAY-FIT READYというものもあります。

2Way-Fitと2Way-Fit READY

まずは2Way-Fitから。

https://www.fulcrumwheels.com/en/technologies/road-bike-wheels-technologies/2-way-fit

2Way-Fitのリムは、リム内部にニップルホールが無い仕様になっているため、リムテープ不要のままチューブレスバルブを装着することでチューブレスタイヤが運用可能なもの。

続いては2Way-Fit READY。

https://www.fulcrumwheels.com/en/technologies/road-bike-wheels-technologies/2-way-fit-ready-road

こちらはリム内部にニップルホールが空いているため、チューブレス用リムテープを貼ることでチューブレスで運用可能になるものです。

今のところフルクラムで2Way-Fit READYになっているのは以下のホイール(ロード用のみ)。

・RACING 4 DB
・RACING 5 DB
・RACING 6 DB
・RACING 7 DB
・RACING 400 DB
・RACING 500 DB
・RACING 600 DB
・RACING 700 DB
・RACING 800 DB
・RACING 900 DB

カンパ・フルクラムはシーラントに制限アリ

カンパニョーロ・フルクラムの場合ですが、説明書を読むとシーラントの使用について一部制限があります。

まずは、カンパニョーロのシャマルウルトラ2WAY DB。

・決して、アルカリ成分(アンモニア・水酸化ナトリウム)を含むパンク防止剤(シーラント剤)を使用しないでください。

https://www.campagnolo.com/media/files/035_2402_User_manual_Shamal_Ultra_2WF_DB_Campagnolo_Rev01_06_2018.pdf

アルカリ性を含むシーラントを使うなと書いてあります。
これですが、結構昔の話で、シーラントによりアルミリムが腐食するということが相次いだためです。

レーゼロ2WAY-FITの2014年版マニュアル。
この時代だと、まだチューブレスタイヤはあってもチューブレスレディは無かったような気がしますが、定かではありません。

2014年版カタログだとクリンチャータイヤとチューブレスタイヤの解説しかありません。

・決して、アルカリ成分(アンモニア・水酸化ナトリウム)を含むパンク防止剤(シーラント剤)を使用しないでください。

http://campagnolo-cdn.thron.com/static/V6URZW_User_manual_Racing_Zero_2WF_Fulcrum_Rev00_04_2014_LGLP8K.pdf

なのでリムへの攻撃性が無いシーラントを選ぶ必要があります。
恐らく、このような天然成分100%のものであれば行けるものと思いますが。

シマノなんかだと、結構古いホイールですがWH-7850-C24-TLではこのように書いてあります。

● 一般的なアルカリ性パンク修理剤は、リムが腐食してエアー漏れを起こす可能性があるので使用をお勧めできません

https://si.shimano.com/api/publish/storage/pdf/ja/si/4DS0B/SI-4DS0B-003-JPN.PDF

こういう【お勧めできない】って難しい表現だと思ってまして、禁止なのか自己責任でどうぞなのかイマイチはっきりしません。

ただし最近のシマノホイールだと、表現は変わっています。

パンク修理剤をご使用になる場合には、販売店または代理店にご相談ください。

https://si.shimano.com/api/publish/storage/pdf/ja/um/4T70A/UM-4T70A-005-00-JPN.pdf

なんか、核心は教えられないので問い合わせしてね!みたいなニュアンスに変更されているというw
説明書きとしてはなんか雑な感じがぬぐえません。

同じくシマノのホイールでは、こうなっています。

シーラント使用を前提としたタイヤ(Tubeless Readyタイヤなど)をお使いになる場合には、タイヤメーカーに推奨シーラントを
確認の上でご使用ください。

https://si.shimano.com/api/publish/storage/pdf/ja/dm/WH0002/DM-WH0002-13-JPN.pdf

我、関せず的なアレですかね。
タイヤメーカーに聞いて何がわかるのかは謎ですが、タイヤメーカーの問題になっている。

続いてはフルクラムのレーシング3DBのマニュアル。
こちらはクリンチャー、チューブレス、チューブレスレディの3項目に分けてあります。

チューブレス・レディ・タイヤを装着する場合は、必ず耐パンク・シーラント剤を使用してください。損傷したタイヤは突然破裂し事故や身体損傷、死亡の原因になることがあります。
決して、アルカリ成分(アンモニア・水酸化ナトリウム)を含むパンク防止剤(シーラント剤)を使用しないでください。

https://campagnolo-cdn.thron.com/static/VUFVOG_User_manual_RacingZero_3_2WF_wheels_Fulcrum_Rev01_07_2020_LBERRY.pdf

チューブレスの項目ではシーラントを使うなとは書いてありませんが、チューブレスレディでは必ず使えと書いてあります。
これはまあ当たり前の話で、チューブレスレディだとシーラントを使うことで気密性を保つわけですし。

ちなみにレーシング3DBは2WAY-FITであって【READY】ではありません。
なのでリム内側にはニップルホールが空いていない仕様。

チューブレスタイヤチューブレスレディタイヤ
シーラントは無くてもいいシーラントは必須

シーラントがリムを腐食するという問題はどこのメーカーでも聞いた話。
主にアルカリ性でアンモニウムを含むタイプだと、アルミリムの腐食が起こりやすいと言われます。

カンパニョーロでも、アルカリ性シーラントの使用禁止と、確か3ヶ月くらいでシーラントを入れ替えようとアナウンスされていたような。

ただまあ、どのリムメーカーでもアンモニアを含むアルカリ性シーラントの場合は腐食リスクはあると思います。
最近のシーラントってそういうものは少ないそうですが、パナレーサーのシールスマートも弱アルカリ性とか出てきます。

詳しくは説明書を読むのが一番

どのメーカーでもそうですが、説明書を読んで判断するのが確実です。
もうこれに尽きます。

年代によって説明書の記述が微妙に違うこともありますが、カンパ・フルクラムはアルカリ性のシーラントを禁止にしています。
シーラント剤って成分表示がよくわからないものもあるのでなかなか難しいところなんでしょうけど。

個人的には白いべたべたした液体を操りたくないので、今のところクリンチャー以外は興味がないですw