あえて具体的なところは挙げませんが、某所にてS-Works VENGEが盗まれた!ということが話題になってます。
学生さんということで何ともかわいそうだし、盗んでいくバカについては救いようが無いなと思うのですが。
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とはいっても
車体番号が明らかになっているということで、中古市場に売りに出た時でも追跡しやすいのかもしれません。
車体番号をメモしておくことって結構大切。
まあ、中古市場に出る前に車体番号だけ削られてしまったりすることもあるみたいですが・・・
ちょっと気になること。
こういうのってヤフオクとかメルカリに出品されることがあるので、中古市場をマークしておくというのは常套手段です。
けどね、偶然このタイミングで、同じ車種の同じカラーがヤフオクやメルカリに出るなんてことは当然あり得ること。
無関係の出品者に、「車体番号を教えてくれ」とか「購入時のレシートとか載せてくれ」などと迫るのは、ちょっと違うんじゃないかと。
こういうのって、無関係の出品者だとわかる要素ってほかにもあるわけですよ。
出品した日が、そもそも盗難よりも前だとか。
盗む前から出品する人はさすがにいないというか、犯人が以前から「こいつのロードバイクを盗ろう」と企んでいたという相当なレアケースじゃないと、窃盗する前に出品することは事実上不可能に近い。
あとは、フォークコラムのカット具合とか、傷の場所とか、いくらでも「盗まれたロードバイクとは違うと容易に理解できる要素」はある。
そういうところの確認を怠って、いきなり「車体番号ガー!」とか「レシートはありますか?」などと質問するのは筋が違うと思う。
疑われるというのは、普通に気分悪いと思いますよ。
あともう一つ。
仮に疑わしい車体がヤフオクやメルカリに出ていたとして。
仮にそれが盗品でビンゴだったとして、車体番号を質問されたら疑われていることは容易に理解できる。
それでいて車体番号を回答する義務も無いし、それをすれば逃げられてしまうだけなのでは?
警察やフリマ管理者も、「疑わしい」というだけでは絶対に動きません。
確証と言えるだけの証拠が無いと警察は動けないので、逃げられたら終わり。
こういう場合、仕方ないですが一度落札して確認する以外なかったりするんですよね・・・
犯人が完全に地下に潜ってしまったら、追跡出来なくなりますから。
盗難は腹立たしいでしょうけど
盗んでいく奴は窃盗罪なので当然許せない存在とは言え、ロードバイクの盗難ってなかなか見つからないケースが多いというのが定説。
なので、盗まれてから探す努力よりも、盗まれないための努力をしたほうがはるかに少ない労力で済む。
何年か前にありましたが、レース会場での窃盗事件もありましたし。
ある意味では大胆、けど人がたくさんいるということで警戒心が薄れるというのも事実。
同じロード乗りは盗まないだろう、という心理を利用していたのかもしれませんが、レース会場での窃盗事件は、確か同じチーム内に犯人がいたみたいな斬新すぎる結末だったはず。
窃盗事案で警察が全力で捜査するなんてことは基本的に無いので、盗まれないための努力はした方がいいと思う。
まあ、今回のケースではどういう状況で盗まれたのかが明らかになっていないようなので、施錠されていたのかどうかもわかりませんが。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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