人気のカンパニョーロのシロッコ35。
これがなぜ人気なのかというと、初心者にありがちな問題ですが、リムハイトが高いホイールを欲しがる人が多いからです。
これについて様々な意見があるのは承知ですが、せっかくのロードバイクライフ、見た目から入るのも重要です。
見た目で気に入ったものって、やっぱりいいですよね。
<2017年9月追記>
シロッコは2018年モデルとしてワイドリム化しました。
ワイドリムとナローリムの比較記事はこちら。
http://roadbike-navi.xyz/archives/2724
シロッコ35の特徴
まずはカタログスペックから見ていきましょう。
重量は
・フロント 788g
・リア 1004g(シマノフリー)
合計 1792gです。
これが軽いか重いかですが、完成車に付属してくるホイールよりは軽いです。
世の中には軽量ホイールはたくさんありますから、軽量ホイールと比べたら重たいです。
重量スペックだけ見たらエントリーグレード~ミドルグレードあたりでしょうか。
カンパのホイールは、リアのスポークパターンが独特です。
3本のスポークをセットのようにして組んであり、G3組と呼ばれます。
この独特のスポークパターンがかっこいいですよね。
シロッコの最大の特徴は、リムハイトが35mmあることです。
リムハイトが高いと、前方からの空気抵抗が抑えられるため、高速巡行向きと言えます。
ただし、リムハイトが高くなると、当然重たくなります。
そのため、漕ぎ出しについては重さを感じます。
カンパニョーロ シロッコ35の詳細
前後2キロの鉄下駄ホイールと比較して
よく完成車付属のホイールを「鉄下駄」と呼びますが、ほとんどの場合前後で2キロ超えのものばかりです。
ホイールを見ていくときに、ホイール全体の重量というのはあまり意味を成しません。
ホイールはリム、ハブ、スポークから出来ていますが、走りの軽さに直結するのはリムの重量です。
回転体なので、最外周部にあるリムには遠心力がかかって持った重さの何倍にも感じます。
完成車付属ホイールのリムは、だいたい600g程度あります。
ちなみに軽量ホイールとして有名なデュラエース WH-9000-C24-CLのリムは385gです。
シロッコのリム重量がどれくらいなのかはイマイチハッキリしない部分もありますが、おおよそ500gちょっとと言われています。
リムハイトが高いので決して軽量ではありませんが、完成車付属の鉄下駄さんよりは全体の重量もリム重量も軽いわけです。
実際の走行感
シロッコですが、やはり漕ぎ出しについては「すげー、軽いぜ!」みたいな感覚はありません。
このホイールの持ち味は、スピードが35キロ以上になってきたあたりからです。
そこからさらに加速していくと、空気を切り裂いていくような感覚と、一度スピードに乗ったら減速しにくいです。
これが完成車付属ホイールとの明確な違いです。
登りに関しては、正直言えば軽量ホイールには全く敵いません。
ですが、完成車付属ホイールよりは登ってくれる感じがします。
シロッコ35は買いなのか?
シロッコ35をオススメする人は、以下の通りです。
・なるべく安価にホイールを買いたい
・リムハイトが高いものがカッコいいと思う
・カンパニョーロのG3組、マジで憧れます・・・
・高速巡行したいです・・・
・頑丈なホイールが欲しい
WIGGLEで買えば、セールで2万円台ですから、これはお得ですね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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