先日、前後輪同時パンクという悲劇がありまして。

ここ最近は、前輪はブチルチューブ、後輪はラテックスチューブという運用をしてましたが、やっぱラテックスは違います。
前輪だけブチルにしていた理由
前輪だけブチル、後輪だけラテックスにしている理由は、あるといえばあるし、無いと言えば無いですw
強いて言うなら、アルミリムでも真夏にブレーキ熱で溶けたという事例を見て、ですかね。
ラテックスチューブは、カーボンクリンチャーには禁忌なのはよく知られた事実。
カーボンリムは放熱性が悪いので、熱に弱いラテックスチューブが溶けてしまうという話ですね。
いいですか?
溶けるんですよ?
チューブが溶けるなんて悲劇としかいいようがない。
前に、あるプロショップで、気をつければ問題ないと言われたみたいな話をコメントしてくださった方もいたのですが、


以来レーゼロカーボンにミシュランラテックスの組み合わせで2年以上乗り回していますが、それまでの軽量ブチル使用時と変わらず普通に運用できています。
長い下り坂などで使わなければ大丈夫だと思います。
私が思うにですが、爆死覚悟で使うのは自己責任として勝手にしてくださいとしか思いませんが、他人に勧めるのはさすがに無し。
というのも人それぞれブレーキングの力量も違いますし、どこまでなら問題ないのかが不明すぎる。
こういうのって、既に消滅したブランドが【カーボンリムにアルミリム用ブレーキシューでも問題ない】と言っていたのと変わんない気がする。
長い下りで使って、本当に問題ないですか?ブレーキシューが溶けませんか?という話ですよ。
メーカーって、基本的にはとんでもない使い方をされても問題ないと言い切れるくらいの状態じゃないと【使える】とは公言しないもんですが。

走行中にチューブが溶けるのも命に関わるので・・・
で、話が逸れましたが、真夏にアルミリム&ラテックスチューブの組み合わせで、長い下りで当て効きさせていたら溶けたという事例をどこかでみまして。
基本的に、かなりマレなケースだとは思いますが、それでも用心しておいたほうがいいかなと・・・
溶けたんじゃなくて、単なるパンクだったのかもしれないので真相は謎ですが。。。
前輪【も】ラテックスにしてみて
これは乗ってすぐに気が付くことですが、明らかに乗り心地がいい。
前輪もハンドル周りの振動吸収性に大きく関わるわけですが、後輪だけラテックスと、前後ラテックスではやはり違う。
アルミクリンチャーの人は、ラテックスは一度は試したほうがいいと思うんですけどね。
普段のチューブにプラス1000円程度かかりますが(一本当たり)。
ブチルチューブに比べてエア抜けは早いので、基本は毎回乗る前に空気を入れる必要があるので、通勤通学で使う人には不便かもしれないですし、何日もツーリングする人には不向きですが、たった1000円程度で大きく性能差を感じ取れるという点では、コストパフォーマンスはいいパーツかと。
ちなみにですが、ディスクブレーキ派の人は、カーボンクリンチャーでも使って問題ないです。
ブレーキ熱がないので。
ただし、ホイールに特別な指示が書いてある場合はそっちに従ってください。
ラテックスチューブのエア抜けはこんな感じで激しいです。

あとはラテックスチューブでもメーカーにもよります。
SOYOはエア抜けが激しいけど、その分軽量。
耐久性が低いとか言われたりしますが、ラテックスチューブだから特別耐久性が低いというわけでもないですし、耐久性でいうならよっぽどパナレーサーのR-AIRのほうが低いと思うんですが。
ちなみにですが、一年くらいラテックスチューブを使い続けると、こんな感じでチューブがボコボコになります。
さらにこんな感じで異常な大きさに伸びます。
伸びすぎるとリムに嵌めるのが困難になるので私は使いまわさず捨てますが、振動吸収性、乗り心地は大きく変わる魔法のパーツです。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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