ロードバイクにインナーチューブは必須・・・と書こうと思ったけど、インナーチューブが必須なのはクリンチャータイヤ派の話なので、チューブレス派には無関係ですね笑。
真の伝統主義者だと、クリンチャーなんか邪道だからチューブラーこそが至高なのかもしれません。
さて、チューブのオススメについて聞かれたのですが、チューブの性能は様々。
何を求めるか次第なのでは?
チューブの性能
チューブの性能と言っても、転がり抵抗の低さ、振動吸収、重量、耐パンク性能、エア抜けの早さ(遅さ)など様々です。
値段もある意味では性能の一部と考えることができます。
あくまでも相対的な見解になりますが、こんな感じでは?
ブチル | 軽量ブチル | ラテックス | 軽量ラテックス | TPU | |
転がり抵抗 | 並 | やや低 | 低 | 低 | やや低 |
振動吸収 | 並 | やや良 | 良 | 良 | 並? |
重量 | 並 | やや軽 | やや軽 | 軽 | 激軽 |
耐パンク性能 | 並 | やや低 | 並 | やや低 | 並 |
値段 | 安 | 並 | やや高 | 高 | 激高 |
エア抜け | 並 | 並 | 早 | 激早 | 並 |
凄く大雑把にまとめるとこんなイメージ。
ちなみに「激高」は「げきこう」ではなく、激しく高いの略。
チューブが突然激怒したりしませんので、ご安心ください。
振動吸収はしなやかなチューブほど良いですが、空気圧に依存する要素が強い。
良くも悪くも、スタンダードなブチルチューブは並です。
TPU系はお値段高め、扱い注意。
普通にワンデイライドなら、個人的にはラテックスチューブをオススメします。
ラテックスチューブは扱い注意のようなイメージを持つ人がなぜか多いですが、軽量ラテックスチューブじゃない限りはそこまで扱いに注意とは思いません。
ヴィットリアのラテックスチューブは大して軽いわけではないのですが、転がりもいいし値段も手頃。
エア抜けもブチルチューブに比べたら早いけど、1日乗る程度であれば気にするほどでもない。
軽量ラテックスチューブのエア抜けについては、「激早」です。
早いねと言われると傷つくケースもありますが、早いんだから仕方ない。
我慢できない子=軽量ラテックスチューブだと思えばよい。
ちなみにカーボンリム&リムブレーキ車はラテックスチューブ、TPU系チューブは不可。
ブレーキ熱でチューブがトロトロに溶けてしまいます。
結局のところ
チューブの違いで走りが変わる面はありますが、どちらかというとフィーリングが変わるというイメージかと。
チューブ変えたらスピードが上がるかというと、ほとんど変わらないかと。
カーボンリム&リムブレーキ車にラテックスチューブを使うのは、本気でやめた方がいい。
チューブが溶けて穴が開くと、爆死しますから。
ブチルチューブについては、海外通販ならかなり安いので、値段と性能で言うなら最強です。
性能は全て並。
安いときは一つ350円くらいですし。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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