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夜間、ウェアの色による被視認性。

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ちょっと前の内容になりますが、JAFさんが歩行者の衣類の色と視認可能距離の実験をしていました。
この手の実験はほかにも様々なところでやっていると思うけど、夜間にもロードバイクに乗る人にとっては結構重要なポイントです。

ウェアの色と夜間の被視認性

実験方法はシンプルです。
夜間、車道にそれぞれの色のウェアを着たマネキンを置いて、車は時速20キロで進行。
ただし発車地点は対象のマネキンから154m離れた地点。

 

ロービームとハイビームと中ビームにより、ドライバーが視認可能な距離を計測しています。
ここまで色を揃えるとゴレンジャーもビックリですね。

黒+反射 Jaf制服
L 27.6 28.3 31.0 37.6 42.6 71.3
H 85.6 111.0 81.3 142.3 119.0 151.6 154.0

データ引用:JAF

 

ちょっと気になるとしたら、ロービームとハイビームで結果が変わる色もあること。
ハイビームだとウェアにダイレクトに光が当たるとも言えますし、ロービームだと地面を照らす光から二次的な効果がメイン?とも考えられます。
ある種の直接照明と間接照明みたいな意味合いですかね。

法令上、車のハイビームは前方100m、ロービームは前方40mを照らす効果がある。

JAFさんの動画のリンクを置いておきます。

法令上、夜間やトンネル内など走行する際は「原則ハイビーム」。
対向車がいるときや、他の車両の直後を走行するときはロービーム。

(車両等の灯火)
第五十二条 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする
2 車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。

本来このようなルールになっていますが、現実的には取り締まり対象にしているわけではないらしく、ほとんどの車は夜間常時ロービーム走行しています。
理屈の上では、ロービームで視認可能な範囲を守れるような速度で走行する義務があります。

 

ロービーム派が多い以上、ロードバイク乗りが気にするべきなのは後続車がロービーム走行していたときの被視認性ですね。

反射素材は強し

JAFさんのデータを見る限り、ロービームだと「白」と「黒+反射」が他色よりちょっと視認可能距離が増える程度で他は大差無い結果です。
多少なりとも視認可能距離が長いほうが安全性が高まるとも言えますが、たぶん、こういうのって市街地では「街灯その他の光」にも影響される可能性もあるわけで、状況次第なんじゃないかと考えます。

 

トンネル内などは、オレンジ系の光があるわけですが、トンネル内の被視認性とかも検証してもらえるとちょっと嬉しい。

日中だと特に、トンネル出口付近は明暗の対比によりホワイトアウトみたいになりがち。
そういう場面はウェアの色により被視認性は変わるのでしょうか?

 

実際のところ、自転車はリアライトもしくは反射板でも法律上は問題ないとは言えど、リアライト複数は夜間やトンネル内では必須。

こういうウェアの色やリアライトの話をすると、たまにこういう意見が出てきます。

読者様
読者様
本来、後続車がきちんと視認可能な速度と注意を払って運転すべき話であって、自転車乗りが注意を払うような話にすり替えている!

これ自体特に否定するつもりもないし、そのように考えるならドライバーへの注意喚起を頑張って頂ければ。

 

不特定多数の他人を変えることはなかなか難しいし、人間誰しも「うっかり」はあるわけで、見逃し漏れが出る可能性もあるわけですが、ロードバイク乗りが気にするのって、やはり後続車がロードバイクの存在に気がついているかになります。
気がついていない結果、衝突や至近距離の側方通過(追い越し、追い抜き)のリスクが高まる。

 

追い越しも追い抜きも、先行自転車が何かできることって特になくて、後続車の注意義務により安全に頑張ってもらうしかないのですが、他人である後続車をフルに信頼できるとは全く思いません。

 

見ず知らずの他人を信頼するほどお人好しではないので、被視認性を高めることはロードバイク乗りにとっては命そのものと考えます。
ウェアの色による被視認性も大切な要素にはなりますが、どちらかというとリアライトのほうがよほど大切。







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