先日、ピナレロから新しいグラベルロードとしてGREVIL Fが発表されました。
私これ、2023モデルという意味だと完全に誤解してました。
2022年モデル扱いで、GREVILについては2021年モデルの様子。
何がどう変わったのかジオメトリから見てみます。
GREVIL FとGREVILのジオメトリ
適当に3サイズくらい比較してみます。
GREVIL(2021)もGREVIL Fも、T700カーボン。
F500 | 500 | F530 | 530 | F550 | 560 | |
水平トップ | 535 | 535 | 547 | 550 | 560 | 575 |
シート角 | 74 | 73 | 73.75 | 72.5 | 73.5 | 72 |
ヘッド角 | 70.5 | 70.5 | 70.75 | 71.0 | 71.75 | 72 |
シート長 | 500 | 500 | 530 | 530 | 550 | 560 |
ヘッド長 | 135 | 120 | 155 | 135 | 165 | 160 |
チェーンステイ | 422 | 420 | 422 | 420 | 425 | 425 |
リーチ | 367.8 | 368 | 374.4 | 374 | 382 | 386 |
スタック | 563.5 | 537 | 578.4 | 553 | 593.5 | 580 |
フォークオフセット | 55 | 50 | 55 | 50 | 50 | 50 |
ハンガー下がり | 72 | 67 | 67 | 67 | 67 | 67 |
厳密に同じサイズがあるわけでもないので、似たような3サイズで比較してみました。
一番大きな変化でいうと、ヘッドチューブ長が前作のGREVILに比べて長くなっている点。
そのため同一リーチで比較してもアップライトになっています。
タイヤクリアランスがかなり広めで、50Cに対応します。
シート角が前作よりも立つ方向に来ているのも、クリアランス確保なのかもしれません。
ピナレロのサイトによると、チェーンステイ長が422-425mmあたりが反応性と快適性のバランスを追及した最適解みたいに書いてありますが、グラベルロードでは420~430mmあたりが多いのかと。
長めに設定しているのはアルミバイクに多いような気もする。
あと、GREVILのときは最小サイズが水平トップ510mm(リーチ353mm、スタック519mm)だったのがGREVIL Fになり水平トップ520mm(リーチ360.1mm、スタック548.4mm)となっています。
スタックが上がっているので、フレームサイズ選びはちょっと気を付けたほうがいいかも。
新しいGREVIL Fは
今のところカンパニョーロEkar完成車(1×13)で104万5000円。
昨今の値上げラッシュの影響もあるとは思いますが、100万オーバーとなるとなかなか手が出ませんな。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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