定期的に運行されている特急にサイクルトレインという、なかなか変わったサービスが始まるらしい。
自転車を分解せず、そのまま座席横まで持ち込めるサービス「サイクルトレイン」。JR西日本和歌山支社は31日、特急「くろしお」に10月から紀勢線・白浜―新宮駅間限定で導入すると発表した。紀勢線では、これまで御坊―新宮駅間の普通列車で実施してきた。和歌山支社は「定期運行する特急で利用できるのは、全国でも珍しい」としている。
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へぇ。
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特急にサイクルトレイン
昨年から普通列車で実証実験をしていたのがさらに拡大したような形で、特急にも組み込まれた形みたい。
なんでも、6号車(または1号車)はサイクリスト専用車両になるとか。
とはいえ、ロードバイクをそのまま特急に持ち込むにはスペース的に厳しい。
サイクリスト専用車両では自転車を特急の座席に固定するみたいなんだけど、専用カバーと固定バンドが無料貸し出し。
サイクルラックで専用カバーを被せてから特急に持ち込みするみたい。
私も無類の被せモノ好きとして知られていますが、解体せずに被せるだけで完了する手軽さはいいのかもね。
しかも、サイクル専用車両を新しく製造したわけじゃなく、既存の車両をそのまま使うにはナマで持ち込みでは汚れるから被せるということか。
詳しくはこちら。
通常の輪行袋でも問題ないのかについてはよくわかりません。
実証実験の結果
最近この手の話は、まずは実証実験をして需要と問題点をあぶり出してから正式なサービスにしていくことが当たり前になってきました。
いきなり正式なサービスだと、問題点が浮上したときには修正しにくいし。
今回の特急の件については、鉄道会社としては専用車両を新しく製造したわけじゃないのでローコストで実現したと言えますが、自転車をそのまま持ち込めるようにするには車両の設計から見直さないといけない。
さすがにそこまでは…というところなのかもしれないけど、仮にこういうものの需要が高まれば専用車両を新しく設計してナマ持ち込み可能にしていくのかもしれません。
そういう意味では、これも一種の実証実験なのかもね。
電車内に専用ラックがあり固定できたほうがサイクリストとしては便利だろうけど、需要が高まらないとわざわざ作らないし。
電動キックボードも実証実験してますが、まずはやってみるというところに意味があるのかもしれません。
電動キックボードについては、実証実験であることを理解してない人たちが騒いだせいで余計混乱を招いた気もしますが、そういう意味では「分かりやすさ」と「きちんとした広報」は必要。
いまだに電動キックボードは実証実験(小型特殊自動車)と改正道路交通法(特定小型原付)の違いがわからない人が多数いる気がしますが…
ついでなので質問を頂いていた件。
とはいえ、たぶん特定小型原付は27条の追い付かれた車両の義務の対象になると思われるため、現実的には並走すると27条に抵触するから不可能なのでは?
施行令11条の改正次第です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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