そういやこれ。

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結果回避可能性とそれ以前の話
Don't Twitch and drivepic.twitter.com/HbGjNe8Mah
— Dexerto (@Dexerto) January 11, 2023
この状況で「俺なら回避できたぜ」みたいな超人論を語る人ってたまにいますよね。
回避できたかできなかったかのテクニック論というよりも、純粋に「それ以前の話」。
指定最高速度を遵守し(当たり前)、先行車との車間距離を保持し(当たり前)、前を見て速度を調整しながら進行する(当たり前)。
当たり前のことを普通にやれば、超人的回避術なんて全く必要がない。
「俺なら回避できた」という超人論以前の問題。
下り坂で速度超過すりゃ、いろんな可能性を自ら消し去るワケ。
普通に自転車に乗る人なら、ブレーキングしながら普通に下るだけなんでね。
峠などの下り坂の事故ってたまに見かけるけど、オーバースピードになれば回避可能性を自ら減らすだけの話。
先行車が減速し始めたら、後続車も減速するのは義務以前に感覚的・経験的に知っていることでしかないし。
ちなみにちょっと調べてみたところ、同種事故で後続自転車に30%や35%の過失にしている判例もあるのが現実。
しかも先行車が左側端まで寄らなかった事例で(左側端1.5m開けたなんてものも)。
というよりも、基本過失割合には先行左折車が十分左側端に寄らなかった&左後方不注視の過失を既に含んでいる(そうじゃないとそもそも巻き込みは起こらない)。
オーバースピード
意味合いは全く違う話になりますが、

自分で制御できない速度って事故る確率を上げる行為でしかない。
このケースは制御不能に陥った話なので意味合いは違うけど。
なお、ロードバイクの事故判例ってお決まりのように「前傾姿勢で前方不注視」がついてきます。
テンプレなんじゃないかとすら思えますが、ロードバイクに対し裁判所は冷たいのよね。
なお、あの事故は見りゃわかるように双方の過失が競合した結果でしかないので、自転車について自衛だの言ってる人はアホなのかなと思う。
クルマは十分左側端まで寄らなかった、左後方の確認不足(?)などが見られますが、自転車は指定最高速度超過、車間距離の保持、前方不注視等。
双方がやるべきことをやれというだけの話。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
ぶつかる5秒くらい前から右ブレーキはかけ始めてますね。
それでも突っ込むのはそうとうな速度超過。
車も最近左折するのに一回右に振るやつが多い。
自分以外は全部おかしい、くらいの気持ちでちょうどいいかもしれないですね。
コメントありがとうございます。
見たところ、左折車も自転車もやるべき義務をやれとしか思ってないのですが、左折前寄せが雑になるのは取締りされないからなんですかね。