読者様から質問を頂きました。
どういう理屈で本当にあることなのか知りたいです。
インナーチューブの違いにより制動力が変わるか?
ブレーキングした際にタイヤが潰れるように働くと思いますが、インナーチューブの材質により潰れ具合が違うからそのように感じるのではないか?と思います。
ただし、そこまで大きな差になるのかについては疑問があります。
理屈の上では、空気圧が高ければ高いほど制動距離が伸びます。
また、転がり抵抗が良くなればウェット時の制動力が落ちるという相関関係にあるので、
タイヤの性能と技術 | 安全・技術・規格 | 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 JATMA一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 JATMA タイヤの性能と技術ページ
通常のドライコンディションでは差がわからなくても、ウェットコンディションではインナーチューブによる差を感じやすいのかもしれません。
けどまあ、ウェットコンディションで乗るときにはドライコンディションよりも空気圧を落とすほうが一般的なんじゃないかと思うのですが、変えない人もいるのでしょうか。
ウェットコンディションで一番怖いのはスリップ。
滑るということは、あらゆる分野で怖いこと。
なのでウェット時には空気圧を落としますよね。
マヴィックのアプリでバイク条件を同じにして、ドライコンディションとウェットコンディションで最適な空気圧を出してもこの通り。
○ドライ
○ウェット
ずいぶん前にあるプロ寄りの人に聞いたときには、ウェットだと1Barくらい下げると聞いたことがありますが、ドライ時と同じ空気圧だと滑ると思いますが。
チューブの材質による制動力の差ですが、ドライコンディションで著しく違うなら問題でしょうけど、ドライコンディションではそんなに差にはならないはず。
ウェットで差が出ると思いますが、空気圧の調整次第でもカバーできるかもしれません。
可能性としては
そもそも、同じタイヤを使ってもチューブの材質次第では最適な空気圧が違う可能性もあると思うのですが、おそらくはわずかな差だと思うのであまり気にしてない人のほうが多いかもしれません。
高圧なので、0.1Barの差をシビアに感じ取る人もなかなかいないでしょうし。
ちなみにずいぶん前に、思いきって空気圧をかなり下げてみたことがありますが、最初だけ違和感がありましたが意外と良かったりします。
最適な空気圧ってなんとなく決めがちですが、たまには思いきって変えて乗ってみると新しい発見もあるんですけどね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
普段はラテックスチューブを使用、試しでTPUチューブを2週間使ってみましたが、後輪ロックすることが多かったなと。
ラテックスだと変形した分グリップがあるのに対して、TPUは変形しにくい分でグリップが薄くなるのかな?
何よりロングライドをしていてあまりに硬く尻や手が痛くて楽しめないから2週間でやめましたが…
コメントありがとうございます。
恐らくはそんなイメージになると思いますが、硬いから嫌という人もチラホラ聞きますね。