ちょっと前に書きましたが
AGILEST FAST「Panaracer史上最小の転がり抵抗値」。
パナレーサーから新しいタイヤ、AGILEST FASTが出るそうな。 AGILEST FASTの立ち位置とは? まあ、何一つ情報らしい情報はなくて、 Panaracer史上最小の転がり抵抗値。 なにも包み隠さず、ごまかさず、 真実にこそ数字...
パナレーサーから「AGILEST FAST」が発表されました。
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AGILEST FAST
Panaracer Corporation パナレーサー株式会社自転車用タイヤ・チューブおよびサイクル用品の製造~販売を手がけるPanaracer(パナレーサー)。多彩なラインナップを紹介。
このタイヤ、パナレーサー史上最小の転がり抵抗のタイヤだとアナウンスされてましたが、グリップと両立するという発表もあったし、軽量タイヤならアジリストライトがあったわけで、いかなる方向性なのか注目されていました。
まずちょっと驚いたのは、発表されたのはチューブレスではなくクリンチャー。
他の「アジリスト」と比較してみます。
AGILEST FAST | AGILEST | AGILEST DURO | AGILEST LIGHT | |
25c重量 | 230g | 190g | 220g | 170g |
28c重量 | 250g | 210g | 250g | 190g |
コンパウンド | ZSG AGILE-F | ZSG AGILE | ZSG AGILE | ZSG AGILE |
ケーシング | AGILE-F | AX-alpha | Tough & Flex Super Outer Shield | AX-alpha |
耐パンクベルト | AGILE-F | Tough & Flex Super Belt | Pro Tite Belt | Tough & Flex Super Belt |
ヒルクライム | 10 | 8 | 6 | 10 |
レース | 10 | 8 | 8 | 8 |
ツーリング | 6 | 8 | 10 | 6 |
値段 | 9900円 | 7370円 | 7590円 | 7590円 |
※アジリストファストは25cと28cのみ。
見てわかる比較としては、
・重量的にはシリーズ中、最も重い。
・コンパウンドが他のアジリストと異なる。
・値段はシリーズ中、最も高い。
・ツーリング性能を低めに設定しているので、耐パンク性は低いのかもしれない?
・コンパウンドが他のアジリストと異なる。
・値段はシリーズ中、最も高い。
・ツーリング性能を低めに設定しているので、耐パンク性は低いのかもしれない?
転がりの軽さと高いグリップ力の両立に成功とありますが、ちょっと不思議な立ち位置に見えます。
アジリストより転がり抵抗が20%軽減とありますが。
スペックだけ見ると
スペックだけ見ると、イマイチイメージが沸かない点がありますが、とにかく押しているポイントは転がり抵抗。
どんな感じなのかは使わないとわからないけど、なぜにクリンチャーなのかも含め若干疑問です。
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2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
性能向上は新コンパウンドによる物なんですね。
ところで、比較に使ったタイヤ径、チューブ、空気圧、軸重等が書いてないのが気になります。
まさか、理論値って事はないでしょうし。
試験の再現性に必要そうなパラメータが非開示なの物って信じてよいか困りますよね……
「なにも包み隠さず、ごまかさず、真実にこそ数字は味方する。」なら、
再現パラメータや実際の数値を記載しても良いと思うのですけど、なんで非開示なんだろ。
最低限、比較したタイヤサイズとチューブは記載してもバチは当たらないと思うのですが。
さすがにチャンピオンデータとか、合格範囲とか、製品のばらつき度のσまで出せとは言いませんが。
現実世界だと、ホイールのベアリング等抵抗と空気抵抗と転がり抵抗とどれが支配的なんでしょうね。
ロード位の速度域ならやっぱり転がり抵抗なのかしら?
あと、コンセプトムービーがちかちかし過ぎでちょっと目に痛いです。
点滅は派手なので使いやすいのだろうけど、もうちょっと点滅レート控えめにしてほしい。
# 赤じゃないだけマシですが……
コメントありがとうございます。
詳細まで明かすことって、タイヤメーカーでは聞いたことがありませんが、まさか電話して「なにも包み隠さずですよね?」なんて聞くわけにもいきません笑。
ただまあ、コンセプトとスペックを見たときにやや疑問があるので、あとは実際に使っての話にしかならないと思うのですが、最近のパナレーサーさんってやたら配るので…自主規制。
クリンチャー?なんで…?と僕も思いました。
CORSA PROがチューブレスのみなのに…
クリンチャーということに何か違和感を感じていたのですが最近気づきました。
このタイヤってGP5000に似てると。
まるでスタープラチナとザ・ワールドが同じタイプのスタンドであるように両タイヤそっくりです。(伝わるといいな)
GP5000はベンチマーク的存在と言われてきましたが遂にそこに介入する存在が現れたということでしょうか?
色々と謎感が拭えないAGILEST FASTですがジワジワとその真価を発揮していってほしいです。
(あれ…?GP5000の方が重量軽くて値段も安くね?流通ルートも出来上がってるし…まぁ頑張れパナレーサー!頑張れアジリスト!)
コメントありがとうございます。
GP5000に似ているのかはちょっとわかりませんが、最近はパナの使用者が増えていますね。