こういうのを見ると、だいぶ誤解を生むとしか言いようがない。
どちらのモデルも保安基準に適合するとともに、7月1日(土)に施行された道路交通法の改正にも準拠し、公道走行を可能としている。
改正では、一定の基準に合致した原動機付自転車を「特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)」と定義。公道を走る場合は、運転免許は不要ながら、ナンバープレートの取付や自賠責保険への加入、軽自動車税(区市町村税)の納付が義務で、ヘルメットの着用は努力義務とされている。
アドベンチャー仕様の「eXs2」は、10インチの大径ノーパンクオフロードタイヤをはじめ、前後サスペンションや前後ディスクブレーキを標準装備。500Wのハイパワーモーターは、最高速度35km/hの出力や最大勾配約36%の登坂能力、3段階の走行モードを備える。
アドベンチャー仕様の電動キックボード「eXs2(エクスツー)」で、新たな移動の歓びを満喫したい! | IGNITE(イグナイト)
特定小型原付であるかのような誤解を生みかねないけど、書いてある内容からすると「一般原付」(免許必須、ヘルメット必須、歩道通行不可)。
一般原付扱いの電動キックボードになるのかと。
そもそも
このページからリンクされているプレスリリース。
プレスリリースにも一般原付だと書いてありますね。
走行モード:3段切り替え(1.19km/h 2.25km/h 3.35km/h)
オフロードの王者、ここに登場!SUV思想を実現した電動キックボードeXs2(エクスツー)の新バージョン株式会社カスタムジャパンのプレスリリース(2023年7月26日 15時55分)オフロードの王者、ここに登場!SUV思想を実現した電動キックボードeXs2(エクスツー)の新バージョン
ちなみに、モード3が35km/hという意味であって、Max3.35km/hではない笑。
最初読み間違いして「遅くね?」と思ってしまったのはナイショだ。
ていうかさ、確かに分かりにくいよ。
一般原付 | 特定小型原付 | |
免許 | 必須 | 不要(16歳以上) |
ヘルメット | 必須 | 任意 |
ナンバープレート・自賠責保険 | 必須 | 必須 |
最高速度 | 30キロ | 20キロ(車体の性能として20キロを越えない) |
歩道通行 | 不可 | 自転車通行可の標識があり、時速6キロモードに切り替えたら可 |
分かりにくいので一般ユーザーに誤解を生みかねない表現は避けたほうがいいと思う。
一般原付扱いの電動キックボードについても、そりゃ改正道路交通法の基準を満たしているけどさ、それは一般原付としての基準を満たしているだけ。
特定小型原付の基準を満たしているわけではない。
大丈夫なのか
YouTubeとかみても、間違っている解説が溢れているし、心配になる。
不安しかありません。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
いつも判例等の貴重な情報にはお世話になっております。
ただ、今回のように大丈夫なのか・心配・不安といった言葉だけが目立つ
記事は失礼ながら「らしくない」ように感じます。正直何が心配で不安か
がよくわかりません。
街なか走行中はもちろんマスゴミはじめyoutubeなどのデタラメな情報にも
自己防衛力が当たり前に求められる時代です。(こちらの判例集も貴重)
私は安価なフル電自転車またはスクータータイプの特定小型原動機付自転車
の登場と、街なかで現場の警察官が車やバイク同様に無法自転車に青切符を
切りまくるのを心待ちにしていますが、現状に何の不安も心配もありません。
もちろん無法自転車・バイク・車への怒りはありますが単なる感情で実質的
な損害はありませんので。
(先日はフル装備本格派カーボンロードの逆走信号無視を目撃しました)
コメントありがとうございます。
わざとボヤっとさせたのでどのように受け止めるかについては読んだ人の自由に委ねたのですが、
>正直何が心配で不安かがよくわかりません。
→たいした知識もないまま間違った知識をふりまくライターやYouTuberが横行していることと、それら間違った知識を鵜呑みにする視聴者が溢れている点について、教養レベルや自分で調べない姿勢などを総称して「心配」「不安」なんですよ。
名指ししてもいいんですが、そういう間違った知識を振り撒く人たちの動画や記事を信じた人が「お前は間違っている!これを見ろ!書き直せ!」などと迫ってくるのは日常茶飯事でして、全部名指しして糾弾してもいいのですが、わざとボヤっとさせたのです。
あまりにも多すぎてウンザリしていることと、あまりにも低レベルすぎることへの嘆きを最後の三行にまとめただけです。
大変失礼いたしました、通りすがりにはわからない様々なコメントへの対応
とかいろいろ実害がおありなのですね、ご苦労お察しします。
コメントありがとうございます。
たまに全部ぶちまけて発狂したい日もありますが、いろいろ自制するとあのようになることがあります笑。
ご迷惑おかけして申し訳ありません。