こういうのをみると、なぜノールック進路変更するのにやたら切れ味鋭くブレイしてしまうのか疑問しかない。
こういうアホが量産されてるのは熟知してるんだな。しかし何処を確認したつもりなんやろうな😂
#ドラレコ
#ノールック走行 pic.twitter.com/Q1LG5LAFWs— やがみコロ助ちゃん@独創的変態ギャンブラー (@DD__CROW) October 3, 2023
ところで。
ノールック進路変更自転車と後続車の過失
以前こちらに挙げた判例ですが、

後続車が自転車を追い越し、追い抜きする際の側方間隔についての判例をまとめています。
これらが事故に至った理由は、①至近距離による驚愕狼狽系と、②先行二輪車がノールック進路変更系(右折含む)に分けることができます。
裁判所 | 二輪車の動静 | 車の速度 | 側方間隔 | 判決 |
広島高裁S43.7.19 | 安定 | 40キロ | 約1m | 無罪 |
東京高裁S45.3.5 | 安定 | 30キロ | 1~1.5m | 無罪 |
最高裁S60.4.30 | 不安定 | 約5キロ | 60~70センチ | 有罪 |
高松高裁S42.12.22 | 傘さし | 50キロ | 1m | 有罪 |
東京高裁 S48.2.5 | 原付二種 | 65キロ | 0.3m | 有罪 |
仙台高裁S29.4.15 | 酒酔い | 20キロ | 1.3m | 有罪 |
札幌高裁S36.12.21 | 安定 | 35キロ | 1.5m | 無罪 |
高松高裁S38.6.19 | 子供載せ | – | 約42センチ | 有罪 |
仙台高裁秋田支部S46.6.1 | – | 45キロ | 20~40センチ | 有罪 |
白河簡裁S43.6.1 | 安定 | 40キロ | 70センチ | 無罪 |
大阪地裁S42.11.21 | 55キロ | 1m | 有罪 | |
金沢地裁S41.12.16 | ふらつき | 30キロ | 1m | 無罪 |
広島高裁S32.1.16 | 安定 | 10キロ | 50センチ | 無罪 |
大阪高裁S44.10.9 | 酒気帯び蛇行 | 40キロ | 1m | 有罪 |
ノールック進路変更系については判例でみると、自転車のみならず原付やオートバイの事例もまあまあ見かけますが、
二輪車を追い越し、追い抜きしようとした際に側方間隔がおおむね1.0m以上空いてない状況で「ノールック進路変更プレイ」をされて事故になると、刑事責任としても有罪になります。
以前ママチャリに乗るおじいさんをロードバイクで追い越し中に、おじいさんがノールック右折を開始したために死にかけましたが、あれはなんとかならんのか不思議に思って見てます。
なぜカジュアルにノールックアタックをキメてしまうのかと。
かといって先日挙げたように、追い越し時に咳払いしたところ先行自転車が振り向いて転倒するという事故もあったりするわけで、

「ノールックアタックするな!」といい続けること自体は大事なんだけど、もはや疑わしきは信用しないほうがマシなんじゃないかと諦めの境地にも近い。
なぜカジュアルにノールックアタックをキメてしまうのだろうか?
ノールックアタック事案でも、事故が起きると過失割合は後続車のほうが大きいです。
自転車同士であっても。
しかしまあ、やたら切れ味鋭くノールック右折をキメる自転車を見るに、偶然って凄いなと。
たまたま後続車が注意していたとか、たまたま後続車がいなかったから事故らなかっただけなのに。
そう考えると、このようにノールック右折でも手信号を出した人はまだマシなのかな。
手信号を出したところで自転車の場合は優先権がないのですが。

ノールックアタックへの対処
自転車同士であれば「右側から通ります!」などと声をかけてもいいのですが、上で挙げた判例のように、咳払いに反応して後ろを振り向いて転倒する自転車がいたりする現実を見ると、ややこしい。
今回の映像は、ノールック右折の直前に歩道から車道にノールック左折合流しているわけで、その時点で全く信用できない自転車だと考えて警戒するしかありませんが、ノールックアタック事故って昔から判例では多く見られます。
なぜノールックアタックをキメてしまうのかわかりませんが、ノールックアタックを無くすには自転車を自動運転にするしかないと思っているので、個人的には諦めの境地です。
コメント
信用出来無さそうな方については、なるべく側方間隔とるように(車線右寄りくらいまで。後方の車は確認してからですが)してますね。
個人的に、彼らの感覚では、ぶつかる側が停まってくれる、なので、自分の進行方向(車線変更なら、頑張って真横位)にいないことを確認すればいい、と言う感覚でないかなと感じてます。何と言うか、その瞬間の状態だけを見て、予測とかしない感じですかね。
コメントありがとうございます。
疑わしきは近寄らないしかないのがもどかしいですが、ある意味凄いですよね。
偶然生きている人にしか見えません。