Road.ccでこちらが取り上げられていましたが、
イギリスの法律はよくわかりませんが、歩道の中にある自転車レーンで、自転車レーンのど真ん中に電柱があり、自転車レーンの中にベンチがあり、自転車レーンの中に点字ブロックと横断歩道への入口があるという「奇妙な」デザインですね。
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奇妙な自転車レーン
このような自転車レーンが誕生したときに、いろんな考え方はあるでしょうけど、
①自転車レーンができたという点のみを評価する人(今までなかったものができたので)
②おかしな構造を是認する結果に繋がるからやめてくれと思う人
日本の行政の慣例でいえば、誰かが事故に遭わない限りは見直しが掛からないので、最初の計画の時点で「ノー」を出さないとまずいパターン。
日本の行政って具体的事故が起きない限りは「使う人が注意すれば問題ないよね」でしかないので…
それこそ岡山の側溝にタイヤが填まった件にしても、具体的に事故が起きたから見直ししましたが、事故が起きなければ見直しはしない。
ところで、冒頭の件を日本の法律で考えると「歩道の普通自転車通行指定部分」になりますが、
最近思うのですが、「自転車道作れ」と騒ぐ人の意見をみると、普通自転車通行指定部分に柵がベターなんじゃないの?と疑問に思ったりします。
歩道の中なので並走も禁止されてませんし。
ただし優先権はあくまでも歩行者にあるのでビミョーですが。
おかしな自転車レーンを作り炎上するのって、世界共通なんですね。
日本には意味不明な自転車レーンが増殖されてますが、
誰かが爆死しない限りは変わらないので、利用者が注意するしかないよね。
誰が考案してしまうのか
例えば以前挙げた自転車レーン。
下り坂になっていますが、
自転車レーンの出口がポールで仕切られているので、事情を知らずに下り坂でスピードが出ていると、ポールとポールの間を注意し、かつ車道の後続車を注意しながら合流することになり、なかなか高度なプレイが必要になる。
現実的にはポールに当たらないようにするのがせいぜいで、後続車をケアせずに「ノールック合流」することになるのでしょうか?
構造が危険を作り出す典型例だし、作った人のセンスを疑います。
イギリスの自転車レーンはなぜベンチあるのか知りませんが、どこの国も「行政が何か作って満足」レベルで、あとは利用者が注意してくれ扱いなのかもしれません。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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