ちょっと前になりますが、こちらの「自転車道」(?)について
車道を通行する自転車にもここを通行する義務があるのか?と質問を受けたのですが、ここについては以前も書いたことがあります。
今になって考えるとビミョーに間違ってますが、改めてまとめます。
Contents
福山市の自転車道
~国・警察・県・市で合同のマナー啓発活動を実施しました~
福山市役所前の #国道2号 において、歩道の通行形態が変わりました。9月20日に当所で整備している #自転車走行空間 における #自転車 の安全利用について呼びかけを行いました。
ルールを守って快適な自転車通行をお願いします!! pic.twitter.com/fyHBW5RRqU— 国土交通省福山河川国道事務所 (@mlit_fukuyama) September 21, 2022
現状の把握
・道路交通法上、自転車道は標識が必須要件ではない
・「歩道の自転車通行可」は「ここまで」となっている
・将来自転車道として完成する空間だと説明されている。
現状の扱いですが、道路交通法上は「自転車道」とみなすしかありません。
理由はシンプルで、「歩道の自転車通行可」が「ここまで」となっている以上、この自転車通行空間が歩道にはなり得ないから。
法律上は自転車道に自転車道を示す標識が不要だし、自転車道とみなすしかありませんが、要は車道を通行する自転車からすれば「歩道の中にある自転車道」を自転車道とは認識できないため、車道を通行したから違反とは言えないでしょう。
注意や指導の対象になる可能性はありますが。
曖昧な
要は自転車道としてそれなりの距離ができるまでは曖昧にしたいという意図があるから、自転車道を示す標識を隠しているのだと理解できますが、今後もこのような「歩道の中にある自転車道」は増えると思います。
このような走りにくい構造にするには理由があるので仕方ないところですが、法律上の位置付けが曖昧なものを乱立してメリットがある人もいれば、デメリットがある人もいるという話です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
自転車道ではないですが、立体交差(鉄道等ものを含む)で、自転車は歩道を走って(もしくは押して)下さい、というような案内がある場合、強制力はあるのでしょうか? 自転車(あるいは軽車両)通行禁止の標識があれば従いますが、それがない場合はどういう扱いになるかなと。
とは言え、陸橋にしろ、アンダーパスにしろ、ママチャリ想定で自転車禁止にしてるのか(以前アンダーパスの登りを押し歩きしてたママチャリに遭遇したことあり)、と思うこと多々あり、この辺区別するとかできないかなとは思ったりします。自動二輪も、原付や小型とかありますし。どう区別するかはあるかと思いますが、速度等で差があり過ぎる車両を一緒くたに歩道に上げるのも、歩行者にとって危険ですし。一応、個人的には、歩道走る時は10km以下か(歩行者に追い付いたらもっと落としてますが)、押し歩きするようにはしてますが、とばしてる自転車多いと思ってます。
コメントありがとうございます。
自転車の通行禁止標識がなければそのまま車道を通行して構いません。
ただしこちらのように、
https://roadbike-navi.xyz/archives/35804/
「あなたは公安委員会がダメと言ったら従うが、公安委員会のお願いじゃなければ従わないというのですか?
おかしくないですか?」
と、警察官に説教されたことがあります笑。
ありがとうございます。強制力が無いなら安全そうな所を走るか、ですね。
正直、アンダーパスだと、歩道が狭かったり、スピード出して下る自転車も多いので、車道走った方が安全じゃないかと思うことしばしばです。近所のアンダーパスで、車道が自転車通行禁止の上、歩道が階段の真ん中スロープとなっているところがありますが、スロープがタイルで滑りやすく、一度、押し歩きでブレーキかけて立ち止まった時にスリップして以来、迂回するようになりました。正直、車道通りたいと思いつつ、標識が有る以上は走れないと言うのがなんとも。
コメントありがとうございます。
アンダーパスは嫌な予感しかしないですが、なんでギリギリの幅で作るのか不思議です。
トンネルにしても、もう少し幅が広ければ安心して自転車が通行できるのに…
いつも楽しく拝読させていただいてます。
この手の曖昧で連続性のない規制、腹が立つことがあります。
シャカシャカ自転車こいでたら、アンダーパス入った所にいきなり歩行者自転車禁止。
今更どこにも行きようがないので進んだら。
中には大勢のお巡りさん。忘年会シーズンの飲酒取り締まりしてました。
「おいおい、君、ここは自転車禁止だぞ!」
と怒られたので{どうしてこうなるの?}反抗的態度を示したら、
「ちょっと、自転車端に停めて、一緒に標識確認しようか。」
「ここに確かにあるよね。歩行者自転車通行禁止だよ!君は道路交通法違反なんだよ。」
{はい、確かに標識がありますね。でもこの標識を前に自転車はどうしたら
良いのですか?。ここから違反しないで通行するにはどうすれば良いですか?
歩道はずっと手前で地下に潜っちゃったし、まさかこの中央分離帯
乗り越えてUターン?。。それとも逆走して戻れって?}お巡りさん、教えて!。
急に困り顔になったお巡りさん。
「そんな事、本官に聞かれても。いや、どうしたものか。本部に聞いてみます。
少し時間、よろしいでしょうか。」急に丁寧調になりました。
で、本部の回答は、”その標識の手前で、自転車から降りて、他の車両に注意して
迂回可能な地点まで道路端を押し歩きで戻って。”でした。
お巡りさんも、「あ~、確かに、コレじゃ自転車にはつらいよね。標識の位置
改善した方が良いと、意見具申しておきましょう。」
長々愚痴を失礼いたしました。
コメントありがとうございます。
ありますよね。
そこで急に指示されても、もはや遅いみたいな標識は。
ああいうのも直してくれない場合があるので厄介です。