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ドイツでは自転車により711人の歩行者が重傷、13人の歩行者が死亡。

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ドイツの自転車事情ってちょっと気になる点がありまして。

ブロックマン氏と彼のチームは、2022年にドイツで自転車と歩行者が巻き込まれた事故を評価した。711人が重傷を負い、13人が死亡した

ブロックマン氏は、今後数年間のことも視野に入れて、サイクリストに対し、より配慮するよう特に訴えています。彼は、こうした事故の数は今後も動的に増加し続けるだろうと想定しています。

「自転車の数と走行距離は大幅に増加しており、電動自転車やカーゴバイクの登場により、自転車はより速く、より重くなっています」とブロックマン氏は言います。その一方で、人口の高齢化はますます進んでいます。したがって、今こそ迅速かつ精力的に対策を講じなければなりません。

分析された事故のほとんどは自転車道で発生し(54%)、次いで歩行者ゾーンの自転車道(22件)、歩道(16件)、共用エリア(8件)であった。ブロックマン氏によると、歩行者が自転車走行を想定したエリアに予期せず立ち入った場合に問題が発生することが多いという。

ブロックマン氏によると、主な事故エリアは歩行者ゾーンとバス停エリアだという。驚くべきことは、自転車道が狭くなるほど事故の可能性が高くなるということです。そのため研究者らは、インフラを計画する際にはこれらの点を考慮し、歩行者専用ゾーンを原則的に自転車に開放しないことを求めている。

 

Unfälle im Verkehr: Der große Konflikt zwischen Radfahrern und Fußgängern - WELT
Bei Unfällen mit Radfahrern ziehen Fußgänger meistens den Kürzeren: Das führt häufig zu schweren Verletzungen, mitunter ...

ほかにも「歩行者は特に自転車によって脅かされ、被害を受けています。」という記事が配信されてますが、

 

Verkehrsunfälle: „Fußgänger werden in spezieller Weise durch Radfahrer bedroht und geschädigt“ - WELT
Die Zunahme des Radverkehrs lässt innerorts die Zahl schwerer Unfälle mit Fußgängern steigen. Ursache sind laut Unfallfo...

 

結構不思議なのは、オランダなんかもそうだけど「自転車道」に歩行者が立ち入った場合に、全力でベルを鳴らしたり罵声を浴びせたり、減速せずに歩行者に突っ込む自転車が普通にいること。
確かに「自転車道」であれば自転車が他の交通を排他的に独占できるエリアと言えますが、一応日本でも「自転車道」であれば自転車が独占的に使用できる空間ですよね(注、サイクリングロードの話ではなく「道路交通法の」自転車道の話)。

日本だと衝突の回避が可能であれば回避しないと「過失致死傷罪」になるし、わざわざ回避可能なのに突っ込むアホは少ない気がしますが、海外はガツガツぶつかるような印象がありまして。

 

優先意識、排他的独占権という「権利」を過度に重視しているように思えてしまうのは、ジャパニーズ的な感覚なのだろうか?

 

ただまあ、歩行者と事故を起こすエリアの一位が「自転車道」(54%)としても、歩道や歩道の中にある自転車ゾーンでもガツガツぶつかるようなので、なかなか不思議です。
まあ、日本でも歩道を通行する自転車が歩行者にガツガツぶつかっているので、大差ないのだろうか。

 

オランダでも、自転車は横断歩道で止まらずにガツガツぶつかるみたいだけど…

 

自転車のいい面だけ取り上げると。オランダのメリットとデメリット。
なかなか興味深い記事がありました。 自転車大国と言われるオランダの話。 もっとも市の人口が膨らむにつれて、アムステルダムでは公共スペースの使い方が課題になっているという。自転車と歩行者のバランスを取るため、2017年からサイクリストだけでな...

 

自転車は歩行者をあまり優先しません。例えば歩行者用の信号が青で渡っているとしましょう。横から来る自働車の信号は赤になっていますが、自転車の信号はないとします。すると自転車は歩行者を優先することなく、まっすぐ横から突っ込んで来ます(人にもよりますが)。そういう時は自転車を先に通したほうが安全です。

 

オランダの自転車道路事情とマナー

サイクリストはドライバーよりもさらに反社会的です」と、37 歳のジェニファー ブラウワーは不平を言います。ジェニファー ブラウワーは視覚障害者として登録されており、サイクリストとの衝突にうんざりしていたため、賑やかな西部地区から街の静かな郊外に引っ越してきました。

 

Bike-Dominated Amsterdam Is Not a Walker's Paradise
As Amsterdammers jostle for space, the city government is trying to ease conflicts between those on bikes and on foot.

「私が一人で歩いたり自転車に乗ったりしている場合、アイコンタクトは通常、どちらが行き、どちらが譲歩するかを判断するのに十分です. でも今は赤ちゃんができたので、アイコンタクトをあまり信用していません。ある日、テンケート市場の近くで生後 4 か月の息子を押していた Menno van de Lustgraaf さん (33 歳) は言いました。「サイクリストは横断歩道で止まることはありません。ベビーカーを持っていても。

 

Bike-Dominated Amsterdam Is Not a Walker's Paradise
As Amsterdammers jostle for space, the city government is trying to ease conflicts between those on bikes and on foot.

まあ、日本でも横断歩道できっちり停止する自転車がいったいどれくらいいるのかは悩ましいですが…

 

誰でも車両から降りたら歩行者なので、全ての人は必ず歩行者の地位を持っていると言えますが、歩行者を優先しないことって言い換えれば自分が優先されなくても文句を言える立場にないとも取れるし、なんかおかしな世界だよなあと思ったりします。

 

まあ、「自転車が歩行者に衝突する話」をすると、「反車勢力」の方々は

 

「クルマも歩行者にぶつかっているじゃないか!」
「クルマのほうが死亡事故数が多いじゃないか!」

 

などと論点をズラした話になるだけなのですが、そうだとしても自転車が歩行者にぶつかっていい理由にはならないし、なんで話をそらすような論法ばかり使うのか理解に苦しむ。

 

まあ、少なくとも自分自身はちゃんとして事故を回避するように自転車に乗りたいとは思ってますが、最近まあまあ見かけるのよね。
自転車が歩行者にぶつかりまくるという海外記事は。

 

コメント

  1. 藤沢えのん より:

    先月オランダ出張にロードバイクを持って行ったのですが、確かにリンク先のような感じでした。都市部は怖くて走れないですね。ホテル付近はしかたがなく物凄く徐行していたらシティバイクにあおられました(笑)
    また土地勘がないのでナビに頼っていたら砂だらけのところに連れて行かれてふらついていたらめっちゃ叫ばれ(オランダ語なので意味分からず)ながら突っ込んでこられて焦りました。いや、ぶつかったらおまえも痛いじゃんと思いつつなんとか避けました。優先だからってなにしてもよいってことではないと思うのはここの読者だからですかねぇ。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      日本人がオランダにいくと自転車が走りにくい…みたいな話は他にも聞いてますが、あの人たちって権利意識が強すぎるのか、ガツガツぶつかってくるんですよね。
      誰に得があるのかよくわかりません。

  2. クセル より:

    自転車対歩行者事故における
    失礼します
    自転車対歩行者事故における歩行中死者・重傷者数の推移
    https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bunseki/nenkan/050302R04nenkan.pdf
    2022年だと死者3名、重傷者312名で日本は、ドイツよりも少なくて意外に思いました。
    ドイツはこの面では自転車先進国なんだろうかと疑問に思いました。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      どう比較すべきかは難しいですが、海外記事を見ると日本の自転車よりも「荒っぽい」印象があります。
      歩行者だろうとガツガツぶつかるイメージが強く、日本はそこまで酷くないのかもしれません。

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