先日書いた記事ですが、ご意見を頂きました。
この手の本人の「大丈夫！」はホントに当てになりません。
副業でやってるスクーバダイビングのガイド中に、溺れちゃった
お父さんを”ダイバー以外が入ったら危ない場所”から救出して、
大急ぎで救急車と酸素吸入の手配をしたら、すぐにで回復して
「もう大丈夫です。救急車は断ってください。」と言い出しました。
私とダイビングサービスのインストラクターで、必死に説得しましたが、
「こんな元気な状態なのに、救急車を使うなんて出来ません。乗りません。」
ようやく、少しして到着した救急隊員から「溺れちゃったんでしょう。
万一てことだって有るから、お嬢さんと奥さんを路頭に迷わせるわけにはいかないヨ」
やっと病院に行ってくれました。
幾日かったってサービスから経過の知らせがありました。
（やはり翌朝）肺水腫を発症されたそうです。やはり海水で二次溺水、発症しました。
イヤイヤ入院されていたさなかだったので、すぐ措置されて無事退院できたそうですが。
サービスのイントラと、「やっぱりねぇ」「まあ、助かって良かった」
「この危険は、知られていないからね」
自転車とは縁遠いですが、本人がどう言おうと
”溺れた人を、医師の判断無しに自宅に帰してはいけない”
水辺のスタッフは知ってますが、一般では知られていない事柄です。
長々失礼いたしました。
もしよろしければ、記憶の隅にとどめておいてください。
さらにタイムリーな記事があります。
Contents
自損事故の後、容態悪化
10月31日午後5時15分頃、徳島県石井町石井の県道で、自転車が縁石に衝突し、運転していた高校3年の男子生徒（17）（阿波市土成町）が電柱に頭をぶつけた。男子生徒は搬送先の病院から帰宅したものの、同日夜に家族が自宅でぐったりしているのを見つけ、再び救急搬送された。手術を受け、入院中という。
こちらは病院に行った後になりますが、帰宅後に容態悪化。
しかも手術と入院だそうな。
頭を打つと、何が起きるかわからないのです。
しかしまあ、
現場は見通しの良い片側1車線の直線道路。下り坂になっており、男子生徒はスピードを出したまま交差点で歩道の縁石に衝突した。
歩道の縁石にスピードを出したまま突っ込み、電柱に頭を打ったのですかね。
ヘルメットがどうのこうの以前に、運転態様を考えたほうが良さそうな。
ところで。
先日の内容ですが、
自爆なら自己責任でしょうけど、他人に万が一当ててしまった&頭を打っている場合には、本人が拒否しても全力で説得して病院送りにしないとまずいです。
事故と死亡に因果関係があれば、普通に過失致死罪になります。
本来は事故に至る前の運転方法がどうだったか？が反省ポイントになりますが、不注意で当ててしまったら何がなんでも病院へ。
オランダの話
ついでにこちら。
海外って、ぶつかるのをわかっていても「自転車道だから自転車が優先だ！」みたいに突っ込んでいく自転車が普通にいますが、
また土地勘がないのでナビに頼っていたら砂だらけのところに連れて行かれてふらついていたらめっちゃ叫ばれ(オランダ語なので意味分からず)ながら突っ込んでこられて焦りました。いや、ぶつかったらおまえも痛いじゃんと思いつつなんとか避けました。優先だからってなにしてもよいってことではないと思うのはここの読者だからですかねぇ。
正直なところ、そんなもんだと思いますよ。
優先権を持つ人は、非優先相手に衝突したり罵声を浴びせたり。
日本の感覚とは異なります。
ただまあ、こういう違いは以前ちょっと調べた限りでは「過失論」の違いなんだろうと思ってまして、日本だと逆走自転車と順走自転車が衝突した場合、両者が書類送検されます。
順走自転車が2度の「逆走自転車との衝突」について、１回目は「安全運転義務違反」(道路交通法70条)で書類送検。
２回目は重過失致傷罪で書類送検されたものの、過失傷害罪に変更の上、不起訴(過失傷害罪は親告罪なので)。
順走して左側通行していてもこんな仕打ちに遭うわけで、「書類送検したのは違法」だと提訴した原告には同情します。
日本だと予見可能な事故を回避せず他人を死傷させたら犯罪になりますが、オランダは違うのですかね。
ぶつかられても日常茶飯事過ぎて免疫があるのかもしれませんが…
「優先だから何をしてもいいわけではない」というのは、日本の法律がそうだからです。
「自転車は横断歩道で優先権がない、しかし轢いたら負け」というあたりを見ても、優先権の問題と事故回避義務は必ずしもイコールにならないわけです。
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