ロードバイクのタイヤ空気圧はまあまあシビアですが、近年はETRTO規格の変更により「表示サイズ」と「実測サイズ」が異なることなんてザラ。
空気圧は「表示サイズ」と「実測サイズ」どちらを基準にすべきでしょうか?
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基本は「実測サイズ」基準
昔は「C15リム」に嵌めたとき基準で「表示サイズ」が決まってましたが、最近はETRTOの変更により「C19リム」に嵌めたとき基準で表示サイズが決まります。
旧ETRTO | 新ETRTO |
C15リム基準 | C19リム基準(ただし23cタイヤはC17リム基準) |
と、書きましたが、実はタイヤメーカーやタイヤの銘柄次第で異なります。
代表的なタイヤを見てみます。
メーカー | タイヤ | 新旧ETRTO |
PIRELLI | P ZERO RACE | 新ETRTO |
P ZERO ROAD | C17リム基準 | |
Vittoria | ZAFFIRO PRO V | 新ETRTO |
コンチネンタル | GP5000 CL | 旧ETRTO |
GP5000 S TR | 新ETRTO | |
パナレーサー | AGILEST | 新ETRTO |
パナレーサーアジリストをナローリムに嵌めれば「表示サイズ」よりも幅が小さくなるし、ピレリなんかはタイヤの銘柄次第で違う。
なので狙い通りのタイヤ幅になるかは、リム幅とタイヤのETRTOを考えないとややズレが生じる。
原則としてはタイヤの実測幅に合わせて空気圧をセットすることになりますが、ここでやや疑問が。
コンチネンタルなんて、GP4000S2の時代から「23c」と謳いながらも25mmくらいあったよね?
実際のところ、23cが必ず23mmだったワケじゃないし、23cと書いてあるけど実測は25mmなんてザラ。
そもそも最近はタイヤ幅と「推奨」空気圧がある程度示されてますが、あくまでも「推奨」であって必ずその範囲がベストとも言えない。
なのでタイヤの銘柄やサイズを変えた際には、「自分にとっての最適空気圧」を最初のうちはいろいろ探るしかないかなと。
タイヤ空気圧の目安とは
例えばスラムのサイトでは、様々な観点から推奨空気圧を計算してくれます。
SRAM | AXS
あくまでもタイヤ幅は実測値基準。
バイク重量、ライダーの体重、路面状況などに合わせて計算してくれますが、あくまでも「推奨」であってそれが最適かどうかは人それぞれ。
なので目安となる数字からいろいろ探るしかありません。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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