なんだかなあと思ってしまうのですが。
17日午後4時10分ごろ、浜松市中央区子安町の国道交差点で、直進していた自転車が、対向車線を左折しようとした軽四貨物自動車にはねられました。この事故で、80代の男性が頭などを打ち、重体です。自転車は自転車専用の通行帯を走っていたとみられ、警察は事故の詳しい経緯を調べています。
左折しようとした軽四貨物自動車と自転車が衝突 80代男性が頭を打って重体 浜松市 (静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース17日午後、浜松市の交差点で自転車が車にはねられました。自転車に乗っていた男性は重体です。 17日午後4時10分ごろ、浜松市中央区子安町の国道交差点で、直進していた自転車が、対向車線を左折しよ
「自転車専用の通行帯」とはなんぞや?と思って「浜松市中央区子安町」「国道」でGoogleマップを確認してみたのですが、これですかね?
「自転車横断帯」が正解だと思うのですが。
自転車横断帯は横断歩道を横断する歩行者と同じで、道路交通法38条1項により優先権がありますが、自転車横断帯を通行していた自転車と「対向左折車」の関係から、加害車両からすると「目の前」に見えている関係だと思うのですが…
第三十八条 車両等は、自転車横断帯に接近する場合には、当該自転車横断帯を通過する際に当該自転車横断帯によりその進路の前方を横断しようとする自転車がないことが明らかな場合を除き、当該自転車横断帯の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、自転車横断帯によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする自転車があるときは、当該自転車横断帯の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
いわゆる左折巻き込みではないわけで…
ところで、最近は自転車横断帯にも青ペイントするケースがあるんですね。
車道を通行する車両からみても視認しやすいようにしているわけで、しかも左折時には徐行義務があり、80代が運転する自転車の速度なんてたかが知れている。
強いていうならこの交差点、自転車横断帯が長いのが難点と言えば難点で、途中で交通島かなんかがあるほうが良さそうな気もしますが。
対向関係なら双方ともに青信号の可能性が高そうですが、報道からみると難易度が高い話に見えない。
そしていつも不思議に思うのは、報道って「自転車横断帯」とは言わないことが多いこと。
横断歩道に自転車横断帯が併設された場所でも「横断歩道で事故」と報道するし、自転車横断帯のみの場所では「自転車専用の通行帯」と書くし。
なんでなのか理由はわかりませんが、自転車横断帯という存在がレアキャラすぎてわかってないのでしょうかね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
しっかりした歩道があるのに路側帯って書いたりすることもありますからね
用語を間違えると事故の様態はまったく変わりますよね
コメントありがとうございます。
確かに路側帯も間違いが多いですね。
先日、ある報道で「歩道を逆走する自転車」とありましたが、このネタはいつになったら終わるのでしょうか笑