KUOTAはなかなか意欲的なフレームを作っているイタリアンブランドですが、TTやトライアスロン向きのフレームで、定価が20万以下となるとメッキリ少ないのが現状。
そんな中、KUOTAのKT03は定価が20万以下とリーズナブルな価格帯ながらも、エアロなカーボンフレームを出しています。
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KUOTA KT03
KUOTA(クォータ) 2018年モデル KT03(ケーティーゼロスリー) フレームセット
このKT03は見てわかるように、エアロデザインのフレームでして、ドロップハンドルで乗るよりもエアロバーを付けてTTやトライアスロン向きなバイクです。
なので競技志向の人じゃないとなかなか手を出さないかもしれませんが、最近はこういったエアロ形状のフレームに憧れる初心者さんも多いようです。
このKT03は完成車販売はなく、フレーム販売のみです。
完成車をイメージするとこんな感じ。
シートチューブのゴツさがすごいですよね。
これでロングライドとかしたいかと聞かれると、ちょっとなぁと思ってしまいますが。
まさにTTやトライアスロン向きのバイク。
ただ、見た目でどうしても乗りたいという人も結構いるんですよね。
これについてですが、私としては最初の一台は、ノーマルなロードバイクを買ったほうがいいと思っています。
ですがロードバイクへのとっかかりとして、まずは見た目から入りたいという人もいるわけで。
KUOTAらしいデザイン性が光りますね。
一応こちらがメーカー値です。
フレーム重量 | 1310g |
フォーク重量 | 390g |
BB形式 | BB386 |
付属品 | 専用フロントブレーキ
専用シートポスト 専用ヘッドパーツ |
シートポストが専用品というのはわかりますが、この価格帯でフロントブレーキまで専用品が付属です。
フレーム重量はカーボンフレームとしては重めですが、エアロだからこれは仕方ないですね。
BBは剛性重視でBB386採用。
エアロ性能を考えて、ブレーキはフロントフォークの後ろ側についているのもポイント。
KT03を完成車にする場合の予算
よく【フレームセットから完成車にする場合、どれくらい】と質問を受けるのですが、これはどんなパーツを付けるか次第で全く変わります。
極端な話でいうならば、シマノのクラリスで組むのと、スラムのEーTAPで組むのでも予算がまるで違うのはわかるでしょうし、ホイールも何を付けるかで話は変わります。
ただしさすがにクラリスで組むという人はいないでしょうから、コンポは105、ホイールの予算を抑えるならば35万程度で組みあがるかと思います。
こういうバイクにはエアロ系のホイールをセットしたほうがカッコいいですし、コンセプト的にもそうなんですが、エアロ系と言ってもシマノのC40みたいなアルミ&カーボンのハイブリッドリムのものもあれば、フルカーボンのボーラみたいなものもありますよね。
Shimano – Dura Ace (デュラエース) R9100 C40 カーボンクリンチャーホイールセット
Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 35 クリンチャーロードホイールセット
カンパニョーロで、アルミリム&カーボンフードのバレッドというホイールもあります。
これは50mmハイトですが、KT03みたいなフレームには50mmハイトくらいが似合う。
Campagnolo – Bullet (バレット) 50 カーボンクリンチャーホイールセット
まあ、中華カーボンでもいいならPRIMEもありますが。
Prime – RP-50 カーボンクリンチャーホイールセット
KT03はTT、トライアスロン向きなフレームなので、正直なところロードフレームに比べるとそこまで需要が高いわけでもありませんが、競技志向の人はもちろん、見た目でインパクトがあるバイクに乗りたいという人には悪くない選択肢かも知れませんね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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