Sella Italiaにロードバイク用ミラーがあることを知らなかったのですが、Eyelinkというミラーがある。
ブラケットにつけるタイプなのか、見やすそうですよね。
しかし落とし穴が待っているわけです。
Sella Italia Eyelink
ロードバイク用バックミラーといえば、日本が誇る猫目のものを代表するように、バーエンド型が主流。
どうせバーエンドキャップを嵌めるのだし、ミラーを嵌めてしまえという発想は素晴らしい。
しかし、しかしですよ。
バーエンド型ミラーの弱点は、視線を大きく落とさないと見ることができないこと。
「前を見て運転しましょう!」に反するばかりか、自転車は無駄に視線を下に下げるとまっすぐ走れません。
そしてSella ItaliaのEyelinkというミラーがあることを知りました。
ブラケットを握りにくくなりそうな気もしますが、ミラーの位置としてはかなり見やすそう。
バーエンド型と違って視線を落とさずに後方確認できるなんて最高ジャマイカ…と思って見ていたのですが、セライタリアの日本代理店「フカヤ」さんのホームページを見ても取り扱いがない。
セライタリアといえばイタリアのブランド。
イタリアといえば右側通行ですが、アレですかね。
「右側通行の国専用ミラー」でしょうかね…??
某通販だと右ブラケットに取り付けている画像も出てきますが、調べた限りだと左ブラケット取り付け用。
右側通行の国は世界160ヶ国あるらしいけど、左側通行の国は70程度の国や地域と言われますし、これは右側通行専用ミラーなのだろうか…
Sella ItaliaのEyelink自体は結構前からあるようですが、日本でロードバイク用ミラーといえばジャパニーズブランドの猫目が主流。
「左側通行の国には猫目がいるから、猫目に任せておけばよい」みたいな発想なのか、左側通行の国は少ないから無視なのかはわかりません。
右ブラケットに取り付けできないっぽいので、フカヤさんも取り扱いしてないのでしょうか?
日本が左側通行の理由
日本が左側通行になった理由は諸説ありますが、右手で刀を抜くために左側に刀を差すためとか言われます。
左側に刀を差しているのに右側通行だと、刀がぶつかってしまうジャマイカと…最近刀を差して歩く人をさっぱり見かけませんが、やはり銃刀法の問題ですかね?
日本では一部の自転車が右側通行してますし、平成28年大阪地裁の認定でも「まだ左側通行は徹底されていない」と言われてますが、
足踏み式自転車においては、左側通行が徹底されているとはいえない現状であること、足踏み式自転車においては通常速度がそれほど速くないことから、自己の進路上に対向する足踏み式自転車が存在したとしても、停止や回避の措置により衝突を回避することは極めて容易であることなどを考慮すると、本件道路のような狭路で自転車が正面衝突した場合、過失割合は、基本的には五分五分と考えるべきである。
大阪地裁 平成28年9月16日
ブラケットにミラーがあれば見やすそう。
バーエンドミラーの弱点は、姿勢を大きく落とさないといけない点にあります。
慣れれば気にならないけどね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
いつも興味深く読ませて頂いています。
Blackburn(ブラックバーン) ROAD MIRROR ロードミラー 3BB-RD1000
が使ってみてとてもよかったですので、よかったら記事で取り上げてください。
コメントありがとうございます。
あとでちょっと調べてみます。ありがとうございました。