イタリアのパーツブランドMICHEから、僅か188gしかない12速スプロケ「SUPERTYPE 12 SH」が登場しました。
みんな大好き軽量化ですが…
MICHE 「SUPERTYPE 12 SH」
12速11-30Tがわずか188g。
シマノデュラエースグレードのCS-R9200-12が223g(11-30T)なので、35g軽い。
トップギアと２枚目のみスチール製マットクロームメッキ、それ以外は7075 T6アルミ。
ロックリングは7075 T6アルミのレッドアルマイト仕様。
歯数構成は若干シマノデュラエースと異なります。
| MICHE SUPERTYPE 12 SH | シマノデュラエース | |
| 1 | 11 | 11 |
| 2 | 12 | 12 |
| 3 | 13 | 13 |
| 4 | 14 | 14 |
| 5 | 15 | 15 |
| 6 | 17 | 16 |
| 7 | 19 | 17 |
| 8 | 21 | 19(Ti) |
| 9 | 23 | 21(Ti) |
| 10 | 25 | 24(Ti) |
| 11 | 27 | 27(Ti) |
| 12 | 30 | 30(Ti) |
シマノデュラエースよりもロー側に振ったような歯数かな。
ただしお値段は€299.89、日本円にして約48000円。
デュラエース11-30Tが41580円(税込)、実売で約37000円程度なので1万円程度の差が出ると思われます。
35g軽量化するのに1万円と考えるとビミョーですが、歯数構成を変えたい人ならアリなのかもしれません。
1gあたり285.7円と書くと全くイメージが沸かないのに、35gで10000円と書くとウワー、となるような気がする。
既に存在するPRIMATO K12
超軽量バージョンの「SUPERTYPE 12 SH」に対しノーマルバージョンなのがPRIMATO K12。
こちらは11-30Tで310gなのでアルテグラ(291g)よりも重いのですが、14-30T、16-30Tという怪しいジュニアカセットがあるのが特徴。
ただしこれは不思議なんですが、なぜかトップギアがフリーボディに噛み合わず、ロックリングで気合いで締め付けることになるというご意見が複数…
なのでビミョーにオススメしにくい。
「SUPERTYPE 12 SH」についても同じなのかもしれませんが、このあたりはそういう仕様なのか、誰かが人柱になるしかないという(無責任)。
PRIMATO K12は12速ながらジュニアカセットがあるのがポイントで、14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-27-30があるんですけどね。
ところでシマノさんは、12速スプロケの種類を増やす気は無さそうですね。
昔はたくさんの歯数構成がありましたが、事実上二種類ですもんね。
コメント
＞ところでシマノさんは、12速スプロケの種類を増やす気は無さそうですね。
一社独占とまでは言いませんが、これだけ強いと客に取り入るのは無駄なコストでしょうね。放っておいても売れるわけですし。もっと広告映えする変速段数とかに金を賭けるべき。
コメントありがとうございます。
カンパニョーロが頑張るしかないですかね。もはや方向性が違う気がしますが…