女性プロロードサイクリストによって設立されたHosking Bikesというブランドがあります。
より手頃な価格でロードバイクを作るということをコンセプトにしているのですが、以前からやや不思議に感じる点がありまして。
より手頃な価格でユーザーにロードバイクを供給しようとする点は好感が持てますし、アルミフレームに力を入れるブランドが少なくなっているのは個人的には残念なポイント。
なので頑張って欲しい。
Hosking Bikes Road
Hosking Bikesのロードバイクがこちらなのですが、
Road (HR2 SRAM RIVAL AXS)Our Road model is engineered with speed and performance in mind — the only high-performance alloy frame in the market. T...
パッと見た印象ですが、シート角がまあまあ立っていてエアロな方向を目指したバイクなのかと思うし、一方ではシートチューブとタイヤのクリアランスが広く、チェーンステイ長が長いように見える。
ジオメトリを見るとそこまでシート角が立っているわけでは無さそうですが、チェーンステイ長は420~425mmと長め。
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ちなみに溶接痕処理はかなりキレイにみえます。
あと、塗装の質感もかなりいい。
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パッと見たときに、シートチューブとタイヤのクリアランスがやたら広く見えてしまい、何か意図的にこうしているのか?と不思議に思ってみてました。
同社のホームページをみると、「ロードモデルは、スピードとパフォーマンスを念頭に置いて設計されている」と書いてあるようにエアロな方向を目指したバイクなのかと思うので…
ちなみにBB下がりは80~75mmと深めになってます。
なお、ロードバイクの完成車はスラム完成車のみになっています。
SRAM APEX AXS完成車で384700円。
アルミフレームに力を入れて
アルミの価格が高くなりアルミフレームだから安く作れるというわけでもないでしょうけど、アルミフレームに力を入れているブランドってかなり少なくなった印象。
そろそろキャノンデールもモデルチェンジする時期なんじゃないかと思いますが、アルミフレームにも力を入れるブランドがもう少しあっても良さそうな気がします。
ちなみに先日ビックリしたのですが、以前書いた記事に「アルミで十分」と書いていた件について、「カーボンの否定」と受け取る人がいらっしゃいまして。
「アルミで十分」という表現のどこにカーボンを否定していると感じるのかサッパリわからないのですが、例えばですよ。
「ティアグラで十分」という表現があったときに、デュラエースを否定してませんし、ましてやマイクロシフトを否定してもいない。
もちろんソラやクラリスを否定してもいない。
この違いがわからないとなるとなかなか厳しい気がしますが、それこそ「横断歩道を横断しようとする自転車には優先権がない」ことが、「優先権がない自転車相手に事故を起こしてもいい」には繋がらない上、「自転車相手に止まる必要はない」にもならないし、ましてや「自転車相手に止まるべきではない」とも言っていない。
必要性を感じるなら止まることを否定していない。
この違いがわからないとなるとなかなか厳しいなと思うのですが、「アルミで十分」という表現から「カーボンの否定」と受け取る人がいるとなるとなかなかつらい。
「ロードバイクは最高だ!」という表現が、「ママチャリは最低だ!」にはならないですが、なんか意味がわからない出来事が多々ありましてね…
ところで、Hosking Bikesがリアセンターを長くしている意図はなんなのだろう?
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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