海外サイトで「メリダの収益が悪化」みたいなのが出てますが、

実際のところどうなのかというと、こんな感じ(単位は千新台湾ドル)。
ジャイアントと比較します。
メリダ | ジャイアント | |
2024/1 | 1,573,421
(-31.12%) |
4,794,919 (-17.73%) |
2024/2 | 1,582,730
(-41.37%) |
4,143,342
(-27.19%) |
2024/3 | 2,707,603
(-19.75%) |
7,124,619 (-17.37%) |
2024/4 |
6,908,078 (-1.75%) |
ちょっと前にも書いたけど、ジャイアントも前年比でみると1月~3月は悪い。
しかし4月になって前年比-1.75%と下げ幅がかなり小さくなり、だいぶ盛り返している。
前年比でみると、ジャイアントよりメリダのほうが深刻なイメージがありますが、ジャイアントが盛り返してきた理由の一つとして中国市場での売上増加があります。
ヨーロッパ市場は相変わらず停滞しているものの、中国市場はロードバイクブームとも言える売上増加でジャイアントが盛り返してきたとも言われてます。
一過性なのかどうかは、数ヶ月様子を見ないとわからないでしょうけど。
メリダも苦戦中ですが、おそらく中小の他社はもっと苦しい。
ジャイアントは中国市場を重視しているのか、中国限定のロードバイク「PCR LTD2」を投入してますが、

今のところ中国以外では販売する雰囲気はありません。
エアロ形状のアルミフレームでティアグラ油圧ディスク、お値段もかなり安いので中国のSNSをみるとそこそこ話題になっている印象。
ところで、このように景気が悪くなると誰かに責任を押し付けたがるのは良くある話。
ちょっと前に「自転車が売れないのは、提灯記事ばかりのメディアのせいだ!」みたいのがありましたが、世界中で売れてないのだしあまり関係ないような気がする。
ぶっちゃけた話、知人でも自転車趣味をやめて違う趣味にいった人がそこそこいるけど、シンプルな話として自転車よりも魅力的なコンテンツがあればそっちに向かうのは必然だし、今はそういう時代なんじゃないですかね。
事故をきっかけにやめた人も知ってますが、それについては身体の問題だから仕方ない。
まあ、世界的にはE-BIKEに向かっている気もするけど、移動手段として自転車を選ぶのであればE-BIKEのほうが便利だし、さらにいえばヨーロッパでも違法E-BIKE(リミッター解除等)が問題になっているし、

それでいて、移動手段としてラクしたいならE-スクーターや電動キックボードのほうが便利なケースすらある。
ヨーロッパでも電動キックボードがかなり増えましたが、自転車に乗って移動していた人が電動キックボードで移動するようになれば自転車に乗らなくなるわけだし、人力自転車はちょっと苦しい時代なのかもしれませんね。
自転車に乗る人の大多数は、趣味で乗っているというよりも日常的な使用なんだと思うし。
メリダは4月の収益をまだ発表していませんが、
どうなんだろ。
あと、話は変わりますが、これって結局どうしたのかな?と気になってます。

デカール割れなので修復するのは難しい気がするけど。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント